「しゅくだいカフェ」と「ちいさな駄菓子場」からなる会津若松市の子どもたちのサードプレイス・寺子屋キッズ21。2018年にオープンし、地道に活動を続けてきました。すっかり会津っ子たちの居場所となり、毎日わいわいと賑わっています。これからも居場所を続けていくために、また地域の大人の思いを集めて運営したいという思いから、「月額サポーター」を募集しています。
「寺子屋キッズ21」、七日町通りにオープン!
「寺子屋キッズ21」は、完全無料の放課後スペースです。
会津若松市の子どもたちにとってのサードプレイス(家庭、学校に続く第三の居場所)になるべく、運営をスタートしたばかり。場所は七日通り商店街の「太郎庵」さんの真向かいです。
●開館日:平日・月曜日〜金曜日(土日・祝祭日はお休みです)
●利用時間:15:00~19:00(この時間内でいつ来てもOK!)
●対象:小学校1年生~小学校6年生
共働きやシングルマザー、シングルファーザーのご家庭が増えている昨今。毎日、仕事と家事に追われる日々。そんな親御さんの一番の癒しの時間は、お子さんと触れ合う夜の2時間ではないでしょうか?
その幸せな2時間が「宿題やったの?」「早く終わらせなさい!」なんて会話に支配されなくて済むように。忙しい子育て世代の親御さんが、子どもたちと共に、穏やかで楽しい平日の夜を過ごせるよう、応援したい。そんな思いでこの場所をスタートさせます。
「しゅくだいカフェ」って?
「しゅくだいカフェ」は、大阪ではじまった「放課後のこどもの居場所」のスタイルです。
学校の宿題だけ終わらせ、自由に過ごせるフリースペースを提供します。
一人で宿題に取り組むのはむずかしいという子も、スタッフやボランティアがサポート。
見守りのある安心・安全な場で、楽しく放課後を過ごせます。
宿題が終わったら、ポイントカードにスタンプがもらえ、貯まると駄菓子と交換できたり、特別な遊びができたりします。
しゅくだいカフェの役割はこの3つ!
①子育て世帯の「家族だんらん(夜の2時間)」を確保
②放課後、子どもたちが安全に安心して学べる、遊べる居場所づくり
③課題やハンデを持つ子どもを、自然なコミュニケーションの中でサポートする
①子育て世帯の「家族だんらん(夜の2時間)」を確保
シングルマザーやシングルファーザーで子育てしている家庭はもちろん、子育て世代の夫婦も他の年代に比べて共働きが多く、一番子どもとコミュニケーションを取りたい時代になかなかその時間がとれないというジレンマがあります。
家族で一緒に過ごせる貴重な夜の時間を、「宿題やったの?」「明日の準備おわってるの?」なんて会話に支配されないように。家に帰るまでに「しゅくだいカフェ」で確実に宿題を終わらせ、夜はしっかりと家族のコミュニケーションをとれるようにサポートしたいと考えています。
②放課後、子どもたちが安全に安心して学べる、遊べる居場所づくり
都会では、また地方でさえも、ひと昔前と比べると、地域コミュニティが疎遠になり、子どもたちが安心してのびのび遊べる場所が減ってきています。小学生がコンビニの前で携帯ゲームで遊んでいたり、細い路地で家に当たらないように気を付けながらキャッチボールをしている姿を見ることもあります。
特に雨が降ると行き場がなくなり、子どもたちは自宅で1人夜まで過ごすことが多いとも聞きます。
そんな地元の子どもたちに、安全で安心できる学び場・遊び場を提供したいと考えています。
③課題やハンデを持つ子どもを、自然なコミュニケーションの中でサポートする
最近は声高に「子どもの貧困」や「発達障害・学習障害」などの子どもを取り巻く問題が、各種メディアで取り上げられるようになりました。私たちはその専門家ではありませんが、そんな課題やハンデを自然なコミュニケーションの中で汲み取り、必要なサポートにつなげていきたいと考えています。
また、しゅくだいカフェは違う学校、異年齢の多くの友達と同じ空間で混ざりあって遊ぶことで、「10年後に社会とつながる」ために支えになるコミュニケーションや多様な体験が積める場でありたいと考えています。
発起人の思い
ココロコーポレーションの代表取締役の竹重智です。2010年からはこの会津若松で新聞販売店を営んでおり、この会津若松で仕事をし、メシを食べさせてもらいました。新聞販売店は今非常に苦しい状況ではありますが、この町に恩返しがしたいという思いは大きくなるばかり。見た目でこわがられてしまいがちですが、実は子どもが大好きで、これまでにも紙飛行機大会や中学生新聞など、この街でも地域の子どもたちが楽しめたり成長できることを・・・と思い、自分なりにやってきました。
個人的な話ですが僕は約30年前から諸事情あり娘を1人で育ててきました。当時は死に物狂いで仕事と子育てに奔走し所々記憶がないほどなのですが、多くの人に助けられ、多くの愛に触れなんとか今までやってくることができました。
娘に寂しい思いをさせてしまったり、苦労をかけてきたという思いと、1人で子育てをしてきた時に感じていた大変さ、そして会津若松に対する恩返しの思いが重なり、この度「しゅくだいカフェ」をオープンすることであの日の自分とこの街の子育てママ・パパの助けになりたいと思っています。
どうして協賛が必要なの?
寺子屋キッズ21は、完全無料の放課後スペースです。
子どもたちやその親御さんからは料金をいただいていません。
それは、どの子にも分けへだてなく、気軽に来ることができる場所こそ、必要だと思うからです。
とは言え、家賃や共益費、光熱費や備品購入など、最低限の経費は発生します。そこでこの活動に共感してくださる方に、少額でもよいので「月額サポーター」をお願いしたく思っております。「単発のご協賛」ももちろんありがたいのですが、運営に必要な経費は毎月定額でかかってくるものです。
地域にお世話になっている会社として、また子どもたちの幸せを願う地域の大人のとして、できることをやりたいという思いで立ち上げた「寺子屋キッズ21」。
ですが、できれば私たちだけでなく、地域の大人たちは子どもたちを大切に感じているということを、継続寄付をいただきながらこの場を続けていくことで体現し、伝えていけたらと思っています。
ご協力よろしくお願いいたします!