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NPO法人トイミッケ立ち上げのためのクラウドファンディング二日目で37人の方からご寄付いただきました。重ねて感謝申し上げます。今日も相談対応なのですが(下記本日のご対応と無関係)、最近ネットで「住まいがない」「今日泊まるところ」的なキーワードで検索すると「即日アパート入居可能! 生保申請もスタッフが同行! 携帯も貸します!」といったことを謳う法人様がめちゃくちゃヒットする状況になっています。
サイトに飛ぶと比較的綺麗な作りのサイトで、ただフリー素材の人物写真やイメージ写真を多様していることが多く、だいたい「これが即日利用可能です」と受けられる(はずの)サービスが明示しているので、かなり訴求力があるのはわかります。
そして、相談者のニーズが多様化している中で、こうした形が「合う」方も少なからずいらっしゃるのだろうとは推測されます。
一方で、こうしたところから「脱出したい」とご連絡を受けることもしばしばあります。
私が関連・所属している支援団体だと、結構「これが出来る」と言い切れないことが多いんですね。「ご相談」することはもちろん出来ます。ただ、そこから先何が出来るのかはご本人のご状況・ご本人の希望・支援団体のリソース・希望地域のリソースなどを聞いてみないと断言できない。ある意味で「誠実」であろうとすると、なんとなく煮え切らない表現になってしまう。
なので「いちサービス」として上段法人様達と比較した場合「競り負ける」といった状況が生まれているように思えます。そもそもゴリゴリにマーケに投資されているようでSEO的にも逆立ちしたって弱小NPOでは勝てないですし。
今、めちゃくちゃ相談者が増えている一方、無料低額宿泊所もいっぱい、私達民間が緊急でホテルを取ろうにもインバウンドで高騰&そもそもないといった状況で(毎週末、楽天トラベルとにらめっこしてます)、住まいを失った方の足場が危うい状況になっており、その「受け皿」ニーズとして、上段ビジネスが活況なのだなと理解しています。
理解した上で、とはいえ、私達も同じことをするわけにはいかず。一方で福祉的な立ち位置を堅持しつつ、上記「競り負ける」状況をなんとか改善していくことは進めていきます。
(デザイン・リソースの開発など・やることはたくさんあるなー)