子ども食堂「とまと食堂」とは
2019年6月、東海市荒尾町の清水自治会のご好意により、清水公民館において東海市の子どもと大人の食堂として「とまと食堂」は開設しました。コロナ禍の中、みんなで食べることはできなくなっておりますが、お弁当の配布、食材の配布、子ども向けワークショップ、無料フリーマーケットなど、知恵をしぼって継続しております。また、フードバンクとして、近隣の子ども食堂とも連携し、フードロス問題にも取り組んでいます。
2021年からは、拠点として「とまとのおうち」もできました。さらなる交流を深めるために、毎週水曜日に開放し、モーニングタイム、喫茶タイム、夕ごはんタイムを提供したり、週末には様々なイベントを企画運営しております。また、食育につながるようにと畑で野菜作りも始めました。
地域で助け合いながら、子どもも大人も、高齢の方々も、やりたいことをやってみる。そんな居場所づくりを展開しています。
子ども食堂は異年齢でもつながれるみんなの居場所
日本で子ども食堂がはじまったのは2012年だそうです。その活動は短期間で全国に広まり、現在では全国に150箇所以上の子ども食堂が存在していると言われています。一体何故、こんなにも子ども食堂が必要とされているのでしょうか?
その背景の一つに、「子どもの貧困」の問題が挙げられます。
経済的に豊かだと思われてきた日本ですが、子どもたちの16.3%、実に6人に1人が貧困状態にあるという衝撃的なデータが厚生労働省から発表されました。2015年には13.9%に改善されたものの、依然として約280万人の子どもたちが貧困状態にあります。
さらにひとり親家庭の子どもの貧困問題は深刻で、2人に1人が貧困状態。先進国の中でも最低の水準だと言われており、満足な食事を食べられない子どもたち、ほぼ毎日一人でご飯を食べている子どもたちも数多く存在しています。そして追い打ちをかけるかのようにコロナ禍で、ますます苦しい生活をせざるを得ない状況に・・・
また、高齢の方々の交流の場も減っており、孤独を感じる方も増えているとか。そしてご近所づきあいも減り、かといって積極的に交流もしづらいと聞きます。そんな中で子ども食堂は、ひとつのコミュニケーション交流の場として、おとなも子どもも、高齢の方々も、学生さんも、ひとり親さんも、独り暮らしの社会人さんも、みんなみんなで繋がれる場所を目指していけばいいのではないか・・・と考え、柔軟に活動しています。
すべての子どもたちに、どなたにも温かくて優しい空間を
このページを見つけてくれて、ありがとうございます。愛知県東海市で活動している子ども食堂「とまと食堂」の代表、深谷美子です。子どもたちが楽しく幸せに成長していく姿を見守りサポートするために、また一人暮らしの高齢者の方をひとりにしない活動をしたくて、様々な社会問題を解決してくために、子ども食堂「とまと食堂」を立ち上げました。
活動開始から3年、今では毎回40人以上の子どもたちが、この子ども食堂に足を運んでくれるようになりました。拠点としてスタートしたばかりの「とまとのおうち」も老若男女が集まり、みんなの居場所として手探り運営しております。これからも子どもたちの居場所として、地域の居場所として、継続していくために皆さまからの温かいご支援をお待ちしています。
子ども食堂「とまと食堂」 代表 深谷美子
ご支援の使い道
子ども食堂「とまと食堂」は、皆さまからのご支援で成り立っています。これまで食材や運営費は補助金などでやりくりし、地域の方々からの食材の持ち寄りなどでまかなってきましたが、子どもたちの人数も増え、コロナ禍で必要とする人が増えているのが現状で、すべてをまかなうことが難しくなってきました。
現在は、お弁当や食材配布の予約数を制限せざるを得ない状況になっており、なんとかより多くの方にお届けしたいことと、今後安定して継続的に活動を続けていくためにも、定期的なご支援を頂けることが必要なのです。
皆さまからのご寄付は、主に食材の購入費とイベント企画運営費として使用させて頂きます。
1,000円のご寄付を10名の方からいただければ、20人分のお弁当予約を追加受付できるようになったり、コロナ禍で軒並みイベントが減った中で、週末のお楽しみイベントの提供を増やすことができます。
愛知県東海市を笑顔いっぱいの街に。子ども食堂「とまと食堂」をご支援いただけたら嬉しいです。