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1月25日(木)に、「猫の多頭飼育崩壊について話し合おうVol.2」ワークショップを開催しました。
様々な立場の人がお互いの考えに触れ、「多頭飼育崩壊」という問題に向き合う第一歩となるようなワークショップを目指し、2回目となる今回は、NPO法人 人と動物の共生センターの鈴木相談員から事例を提供し、実際に起きた猫の多頭飼育崩壊をチームに分かれワーク形式でディスカッションを行いました。
第1回同様、参加者は「これから何か活動・支援をしたいと思っている人」「既に活動しており情報を交換したい人」「多頭飼育崩壊問題について興味のある人」など。
有識者から気軽に参加された方までランダムでチームに分かれ、
①家族構成や猫の飼育頭数から、なぜ多頭飼育で困っているのかを想像し、
②実際の家族や猫の現状を聞き、行政へのアプローチや支援への繋げ方に関する案だしを行い、
③「ねこから目線。」さんが行った支援を元に改善点や問題点、評価点を話し合いました。
今回は、生活困窮者を支援する立場の方や、実際に被害を受けた経験のある方などが参加されていて、動物だけの目線に留まらず、様々な立場から猫の多頭飼育崩壊について『何ができるのか』ディスカッションを行いました。
最後には、支援活動内容を決めるうえで大切な”支援のゴール”について話し合い、多くの意見や案が出る有意義なワークを行うことができました。
12月の第1回に引き続き、第2回でも多くの方がアンケートで『また参加したい』と前向きな感想を寄せてくださいました。
この機会で得た知識や実感を元に、一人ひとりが人と動物の社会問題について考えるきっかけとなるワークショップになりました。
人と動物の共生大学での活動は、マンスリーサポーターの皆様のご支援により実現することができております。皆様の温かい応援に、心より感謝申し上げます。