カンボジアでの活動
私たちのカンボジア支援活動は、「レンガ1個から」の寄付から始まりました。
いまでは活動の範囲が広がり様々な活動を行っていますが、その全ての軸になるキーワードがあります。
それは「子どもたちのために」。
カンボジアの子どもたちが元気に、健やかに育ち、
やがて手に職をつけて自立した生活を営めるよう
物心両面でのサポートを行っています。
カンボジアを支援する、その理由
カンボジアは、1953年にフランス統治の時代を経て独立を果たしますが、その後、ベトナム戦争のカンボジア国内への拡大(1970~1975)、ポル・ポト政権の極端な共産主義による知識層の大量粛清を含むカンボジア社会の破壊(1975~1979)、ベトナム軍侵攻による大量難民の発生(1980年代)という過酷な20年は、今もカンボジアの社会と人びとに深い傷を残しています。 特に、教育者・医者を含む知識層が粛清されたことによる教育インフラ・医療インフラの低下は著しく、カンボジアで貧困層が生まれ続ける原因となっています。 教育を受けられないことで、読み書き・計算ができないまま育ってしまい、低所得の仕事にしか従事できず、さらには本人や子どもが教育を受けられなくなる…という負の連鎖が、この国を見えない毒として蝕んでいます。 またお金がないから医療サービスを受けられず、結果、働けなくなり収入が無くなるなど、さらなる貧困の拡大につながっています。
私たちは、この負の連鎖を断ち切るためには教育と医療の充実が必要と考え、仲間を募り、支援活動を行っています。 ひとりひとりが放つ光は小さな一灯かもしれませんが、たくさんの仲間が集まることで小さな一灯は温かくて大きな陽の光となり、カンボジアのそして延いては日本の子どもたちの将来を明るく照らす道しるべとなることと強く信じています。
活動の歴史
2010年11月4日、NPO共生フォーラムはカンボジア教育省( Ministry of Education,Youth and Sport)と覚書を交わし、小中学校用地としてアンコールワットから3㎞地点に約7,000m²、職業訓練・診療所用地としてシェムリアップ市中心部に約11,000m²の広大な土地の貸与を受け、支援活動の第一歩を踏み出しました。
「レンガ1個から」のご支援を募り、小中学校建設からはじまった活動。
現在では、子どもたちの健康管理・自立に向けた職業訓練、病院、児童養護施設など多岐に渡っています。
ご寄付の利用用途について
ご寄付頂いた資金は、カンボジアの子供たちの未来のために展開するプロジェクトの原資として利用させて頂きます。
- カンボジアの子供たちのための、養護施設・教育施設・診療所の建設資金
- カンボジアの子供たちのため整備した学校、病院、養護施設の運営資金
- カンボジアの子供たちのための奨学金
- カンボジアの子供たちが使う、学用品や消耗品の購入資金
また、当法人では日本をはじめアジア各国の被災地への支援も行っています。(ホームページをご覧ください)
こうした被災地への支援物資調達等にも、皆様から集まったご浄財を利用させて頂いております。