新型コロナの影響で社会的に孤立し困窮する家庭が増加
私達「特定非営利活動法人豊島子どもWAKUWAKUネットワーク」は2013年の設立以降、豊島区内で4カ所の「こども食堂」、無料学習支援、プレイパークを運営し、年間約1000人以上の子どもやその親の「食べること」「学ぶこと」「住まうこと」の支援を継続してきました。
しかし、現状新型コロナウィルス感染症の影響で、それら場としての支援プログラムは休止せざるをえない状況が続いています。また、一方で「コロナの影響で仕事のシフトを減らされた」「来月から来なくていいといわれた」など、主にシングル家庭の親から経済的な苦境に立たされ、途方に暮れているという相談が急増。
同時に、小中学校が休校になった影響で、給食が一日の栄養源の重要な部分を占めざるを得ない子どもの育ちにも、重大な危機が訪れています。
孤立する家庭へ緊急食料支援を実施
これらの声に対応するため、私たち豊島子どもWAKUWAKUネットワークは、豊島区社協や行政、ワーカーズコープやIkebukuro Table・放課後寺子屋・子どもサポーターズとしま(クローバー)・目白聖公会等の地域の仲間、さまざまな企業と連携し、緊急パントリー「としまフードサポートプロジェクト」を行いました。
第一回として3月14日・15日の両日に豊島区の6箇所で開催。260世帯に食料を提供。
また第二回は3月28日・29日に開催。206世帯の方が食品を受け取られました。
取りに来られない方へは宅配&お昼ご飯を届けるランチサポートも
また、ご家庭の事情でピックアップ拠点へ取りに来られない方を対象に食料の宅配を開始。現在月180世帯へ配送を継続しています。
加えて、学校の臨時休校が続く中、昼食を用意するのが難しい一人親家庭などの子どもたちに弁当を届ける「としまランチサポートプロジェクト」もスタート。区内の飲食店から提供を受けたお弁当を、区内各地の区民ひろばなどで配布。こちらも5月現在、ほぼ毎日継続実施しています。
食料支援を単発ではなく定期的に
5月26日時点で緊急事態宣言は解除されましたが、新型コロナウィルスの影響は今後も長引くと予想され、さまざまな背景で困窮状態に陥る家庭は増加していくと私達は考えています。
そこで私達は、今後しばらく継続してこれら「としまフードサポートプロジェクト」「宅配による食料支援」「としまランチサポートプロジェクト」をおこなっていくことにいたしました。
これらの支援プロジェクトを今後も安定的に継続していくため、今回みなさまのお力をお借りしたいのです。
ご支援の使い道
今回の目標金額50万円は「としまフードサポートプロジェクト」および「宅配による食料支援」「としまランチサポートプロジェクト」をおこなっていくための食料の購入(寄付で足りない分)、運送費、運搬等担当してくださる方の人件費・事務局諸経費に使わせていただく予定です。
今後も食料支援を継続的に切れ目なく!
非常事態宣言が解除されましたが、コロナの爪痕はさまざまな形で子どもや親を困難な状況に追いやっています。
それらを少しでも支援するための私達のプロジェクトを、どうか応援してくださいますよう、お願い申し上げます。