ますます厳しくなる異常気象で災害が次々に生じています。また世界の状況は戦争に進んでいくなか輸送が止まれば、食料自給率が低迷している中私たちは何を食べればいいのでしょうか。
かろうじて現在の食料自給率を維持してきた日本の農家も「時給10円」(※)で、それでも頑張ってきましたが、もうこれ以上農業を続けられない状況にあります。
ヨーロッパやインドでは農家がトラクターで高速道路を占拠したり国会周辺を包囲するなどして抗議を続け、その声は確実に国民や政府を動かしています。
日本も今が正念場!!
日本も食を守り、農・漁業を守るために今一人一人が立ち上がらなければならない時です。
農と食の問題はいのちの問題。
今こそ、みんなで切実な声を届けるために、「令和の百姓一揆」で立ち上がりましょう!
※ 農水省 営農類型別経営統計 稲作 2022年
2025-11-12 10:33
「令和の百姓一揆@秋田」開催のご報告
「すべての農民に所得補償を‼」「日本の食と農を守ろう‼」と11月10日あられも吹き荒れる天候のなか、秋田市八橋運動公園内にある野外音楽堂を会場とし「令和の百姓一揆@秋田」が開催され、トラクターと17台の軽トラック・歩くパレード隊を含め約80名が参加して県庁・市役所がある山王大通りや秋田駅前、商店街などをパレードしました。
野外集会で主催者挨拶をした実行委員長の畠山勝巳さんは、秋田での「令和の百姓一揆」は初めての取り組みとなった。これまで米価は安くても農家は声を上げてこなかった。農家はもう限界に来ている。まずは一歩を踏み出そうと呼びかけました。
山形の「令和の百姓一揆」共同代表の小野寺さんも連帯のあいさつで、24日に山形でもトラクターデモを開催すると表明。気候変動で農作物に影響が出ており、農家が減っている。消費者にとっても無関心ではなく、メディアにも取り上げてもらうよう呼び掛けていこうと訴えました。
すぐそばにある陸上競技場の2階では集会やパレード準備で並んだ軽トラックを眺める人が数名ほど立ち上がって見ていたり、歩くパレード隊に手を振る会社員がいたりし注目を集めました。また、地元放送局では、数分にわたり集会の模様やパレードの紹介を放映してくれました。参加した人は、「こんなにくるくる変わる農業政策では話にならない。所得補償で農家経営を支えて欲しい」「消費者だけど参加しました。もう少しお米の値段を何とかしてほしい」と話されていました。
2025.11.12 「令和の百姓一揆@秋田」実行委員 鈴木 一






