
まず、参加数ですが、集会会場から行進に参加いただいた人数は、カウンターで3名がカウントし、3200名から3400名の数字となりました。また、会場に入りきれずに沿道で応援いただいた方をあわせると4500名を超える参加者となりました。特に行進の際には最初から最後まで沿道で手を振り、うちわを掲げて応援いただき励ましの声をいただきました。表参道、原宿では、歩道橋の上からも応援していただきました。
地域から参加していただいた農家や市民の方が多数で、実行委員会で用意した47都道府県全てののぼり旗が掲げられて行進することができました。参加した農家の方からは、「東京で行進するなんてはじめての機会で感動した」「何よりも沿道の応援の言葉がうれしかった」「これまで農業のことを言いたくても言える場がなく悶々としていたが、多くの方に聞いてもらう機会があってよかった」「こんなに多くの方が農業を守ることに理解していただきやっぱり農業を続けていきたいと感じた。」などたくさんの声が寄せられました。
当日取材に来られたマスコミの方も30社を超え多くの報道がされました。また、当日に合わせて、北海道から沖縄まで13ヶ所でこの取り組みが広がりました。主催者の予想を超える広がりでした。マスコミの報道とは別に様々な動画や主張がSNSで配信されました。中には、行進や集会の一部分を切り取り主催者の意図と違う内容のものもありました。動画につきましては実行委員会公式のまとめ動画を作成しました。是非ご活用、拡散のほどお願いします。
また、実行委員個人への攻撃もみられました。個人への攻撃は決して許されるべきものではありません。批判やご意見は全て事務局長にお願いします。
トラクター行進においてはトラクター29台+トラックで行進しました。非常に長い隊列となりゴールに到着するのに予想以上に時間がかかりました。最後は人の行進と一緒になり表参道を行進することとなりました。遠方は長崎県、広島県からも来ていただき、日頃よりトラクターを整備、清掃され綺麗な状態で、沿道に泥一つ落とすことなく行進していただきました。中には行進するために車両ナンバーを取得してこられた方もいらっしゃいました。
人の行進では、予想を超える人数となり3200名の方全て行進していただけるようにしました。そのため、街宣車、トラメガ、横断幕、事前に用意したコーラーの数も不足し大きなご迷惑をおかけしました。今後は全ての隊列に街宣車や責任者を事前に配置するようにしていきます。また、のぼり旗やプラカードなどは食と農に限るようにお願いしてほとんど参加者には聞き入れていただきましたが、一部の隊列では主催者の意図を聞き入れていただけずに、また主催者の目が行き届かなかったことにより、食と農以外ののぼりやプラカードが掲げられ他の参加者に不快な思いや誤解を与えてしまったことをお詫び申し上げます。令和の百姓一揆は純粋に食と農、未来の子どもたちを守るための取り組みです。それ以外の課題も世の中には様々あります。それらの課題に取り組まれている方々や団体の参加を拒むものではありません。しかし、それらの課題や主張は別の場所や機会で行なっていただきたいと改めて確認させていただきます。また食と農を守る連帯の輪を広げていくことが目的ですので、申し合わせにもあるように多様な人を尊重し他の団体や個人への攻撃はしないということを改めて徹底してまいります。集会でも申し上げましたが、他者を攻撃することは今後も致しません。○○反対、○○解体、糾弾、粉砕などの主張や反○○などのスローガンも掲げません。
政治的表現をしないようにとクラウドファンディング等でお願いしていますが、なぜ多くの国会議員が来て挨拶しているのかとの声もたくさんいただきました。私たち令和の百姓一揆で掲げているスローガン、「食と農を守ること」「全ての農民に所得補償を」そして農政を変えて行くためには国会での議決が必要不可欠です。そのため、与野党の議員に私たちの声を届けて趣旨に賛同していただける議員を増やしていきます。30日には野党の方が多くお越しいただきましたが、先立って実施した院内集会では与党議員も来ていただきました。今後とも、令和の百姓一揆の趣旨に賛同し行動して行く議員を増やしていき食と農を守る議員が多数になるように目指していきます。また、国会議員に限らず、当日は各地域で活動する地方議員も多数いらっしゃいました。令和の百姓一揆は各地域で農家、消費者、市民そして議員で力を合わせて運動の輪を広げていきますことにご理解いただきたいと考えます。
クラウドファンディングでは2000万円を超える寄付をいただきました。(2025年4月13日現在20,206,500円)。30日までに、トラクター搬入費用、広報、チラシ、旗などのツール、会場費、などで約1000万円使用させて頂きました。残りの1000万円は今後、各地域に運動を広げていくために使用させて頂きます。後日、会計報告及び監査の報告をきちんとさせていただきます。
寄り合いでも確認させて頂きましたが、今後この取り組みが全都道府県に広がるように、地域で食と農を守る取り組みを広げてまいります。今年の秋頃には、全国の取り組みを共有できる集会やイベントを検討していきます。その成果を踏まえ、今年度末(来年3月頃)には統一的な行動ができるように準備していきたいと考えています。当面「令和の百姓一揆実行委員会」として各地域のネットワーク機能を重視しより広範な人が参加できるように活動をしてまいります。
また、来るべき参議院選挙や地方議員選挙について、全ての候補者に食と農を守ることへの協力を呼びかけ、アンケート等を実施し公開して多くの方に投票する際の参考にしていただければと考えています。これは決して特定の政党や候補者を応援することではありません。
また、SNSや若者向けに農家の思いが伝わる楽曲などを制作し多くの方に伝えていくことなどを検討しています。
以上、30日のお礼と総括とさせていただきます。
令和の百姓一揆実行委員会 事務局長 高橋