
準備:30名近く集まったスタッフで毎週のように会議を重ねる
当日までに浜松の実行委員会では毎週のように会議を重ねて、準備をして参りました。
開催2日前には地元の静岡放送(SBS)の取材も入り、開催準備の様子を撮影して頂きました。その後には総勢30名弱となるスタッフで最後の打ち合わせZoom会議も行いました。
当日:スタート集会、トラクターと人の行進
開催日は参議院選挙の翌日という事もあり、様々な懸念がありましたが、12時過ぎから浜松駅北口に人が徐々に増え、炎天下にもかかわらず約160名もの参加者が集まりました。

スタート集会では地元歌手の歌声から始まりました。実行委員長の挨拶、トラクター行進者の一言挨拶に続き、その他の生産者、消費者の方々も次々と登壇し、盛況となりました。当日参加した農家も、稲作、有機栽培、果樹、肥育、お茶と様々な農家が集まりました。中には20代の若者、車椅子の参加者の方の姿もあり、若い世代でも関心が高まっている事を改めて感じました。




場所を移動しての人行進では3月30日の都内で行われた令和の百姓一揆で人行進を先導したしめ縄トラクターが今回も先導を行いました。


街行く人々は普段見慣れないトラクターや令和の百姓一揆のノボリを見て驚いた様子で振り返ったり、写真を撮ったりしていました。人行進が終わると次はトラクター行進が始まりました。人行進の参加者はトラクターが列をなして出発する様子を手を振って見送りました。トラクター行進は2グループで分かれて行われ、街宣車1台、トラクター5台、トラクターとバインダー(小型稲刈り機)を搭載したトラックが2台、軽トラが5台、大型トラック2台、の合わせて15台が浜松の街中を走行しました。
街中を走るどの車のドライバーも普段は見る事の無い場所を走るトラクターに驚いた顔をして見ていました。



当日:食と命を守る井戸端会議
トラクター行進が解散すると地域情報センターにて「食と命を守る井戸端会議」が行われました。こちらも参加者は80名程になりました。
山田正彦さんの食品表示に関するお話に続き、浜松の農家が現状や農政に対する思い、米騒動についてなどをざっくばらんに話し合いました。またお土産に米粉パンと麺の配布もありました。
最後は皆で記念撮影をして井戸端会議も盛況のうちに終了しました。




また現在隣の愛知県でも百姓一揆の企画が進められており、愛知の百姓一揆実行委員の参加もありました。
23日に日米関税交渉の内容が発表され、農産物も対象となっており、より一層、日本の農家が声を上げていかなければ、この国の農業が守れない状況となってきたと思います。
我々国民、農民一人一人が声を上げて、生産者も消費者も一体となっていかなければならないと強く思いました。

(報告:令和の百姓一揆実行委員会事務局/「令和の百姓一揆浜松」実行委員長 藤松泰通)
《報道》
静岡放送 『「農家は時給10円といわれ限界は超えた状態」静岡県で『令和の百姓一揆』約150人のコメ農家らが思い訴える=浜松市』
中日新聞 『食と農守れ「令和の一揆」 浜松でトラクター行進し訴え』
その他、しんぶん赤旗などにも取り上げられました。