目次
- ろくまる公園の歴史と現状
- ろくまる公園リニューアルプロジェクトの開始
- リニューアルコンセプトの決定
- こだわりポイント ―体を動かす・多世代―
- ご支援の使い道とリターン紹介
- 最後に
1.ろくまる公園の歴史と現状
公園の「三種の神器」
今からおよそ60年前、筑波研究学園都市の建設にあわせて市内に多くの公園が整備されました。
しかし、「滑り台」・「ブランコ」・「砂場」という「公園の三種の神器」とも呼ばれる遊具だけの公園が多く、公園によって違いがあまりないことを感じている方がいらっしゃるのではないでしょうか。
また、これらの公園は研究学園都市建設時に一斉に整備されたため、現在は一気に老朽化しています。市による再整備がおこなわれていますが、追いついていない状況です。
このプロジェクトの舞台となる「ろくまる公園」も、学園都市の建設に合わせて整備された三種の神器を構えたどこにでもある公園ですが、公務員宿舎の廃止にともない利用者が少なくなっていました。
2.ろくまる公園リニューアルプロジェクトの開始
つくば市内では現在、多くの公務員宿舎が廃止・売却され、その跡地に多くの住宅が建設されています。
そのような中、ろくまる公園に近接する公務員宿舎跡地を「総合地所株式会社」、「近鉄不動産株式会社」が購入し、マンションが建設されることになりました。
利用者が少なくなっていたろくまる公園も、周辺のマンションの建設に伴い多くの人が移住してくるこのタイミングで、住民の方が日常的に使えるようになることが期待されます。
そこで、つくば市、及び弊社は、周囲の環境と一体になった魅力あるまちづくりに向けてマンション業者と協議し、公園とマンションとが一体となったまちづくりを目指すこととしました。
マンションと公園を別々で考えるのではなく一緒に考えていくことで、この二つが繋がった本当のまちづくりをしたいと考えたのです。
弊社が具体的におこなってきたのは、①リニューアル前からのコミュニティづくりと、②リニューアル案の検討です。
①リニューアル前からのコミュニティづくり
ただ公園をリニューアルするのでなく、住民の方が家のように気軽に使える居心地に良い空間にするとともに、コミュニティの核となる公園にするため、リニューアル前からイベントなどを開催してきました。
昨年の春・夏・秋に開催したイベント「あつまるろくまる」では、周辺に住む方々が集まり、普段のろくまる公園からは想像できないほど盛り上がりました!
実施する中で、片付けの準備を手伝ってくださったり、地域の方がお店を出したりと、徐々に地域の方がつくりあげるイベントになってきました。
また、住民の方が公園を活かす中で、自分なりの公園の使い方を見つけてくれました。
②リニューアル案の検討
今のろくまる公園の良さを活かしつつ、周辺と一体的に魅力的な公園にしていくために、何度も協議を重ね、リニューアルについて検討してきました。
しかし、ろくまる公園のリニューアルは私たちだけで考えるのではなく、実際に使うみなさんの意見を聞き、地域の方が本当に欲しい公園にすることが重要であると考えます。
特に公園は多くの子ども使うことから、近隣の小学校に協力していただき、実際に使っている小学生の意見を募集しました。
- 2021年12月~1月 ろくまる公園についての市民アンケート実施
- ろくまる公園に対して、老朽化や、伸びた植栽によって暗いというイメージを持っている人が多いことがわかりました。
- どのような公園になってほしいかという質問で、自然や四季を感じられる公園になってほしいという意見や、ゆっくりくつろげる公園になってほしいという意見がありました。
- 2021年冬休み 「吾妻小のみんなが公園プロデューサーになってみた!」
- 吾妻小学校の1年生から6年生に、冬休みの宿題として「遊んでみたい公園」をプロデューサーになって考えてもらいました。
- 新しい滑り台がほしい、自然と遊べたらいいな、など、様々な意見を出してくれました。
また、仮のコンセプトを決定し、2022年7月に市民の皆様にリニューアルの方向性について意見をいただきました。
「自然」や「五感」「多世代が集う」というコンセプトに多くの共感の声をいただきました。
3.リニューアルコンセプトの決定
以上のような皆様からのご意見を踏まえ、以下のリニューアルコンセプトを設定しました。
筑波研究学園都市の良さを未来につなげる「自然の中のコミュニティパーク」
01 豊かな自然のなかでくつろぐ
ろくまる公園はペデストリアンデッキに面しているということもあり、公園周辺には筑波研究学園都市建設時、あるいはそれ以前からの豊かな自然が残っています。まちなみが大きく変化する中、今ある景色を無くすのではなく、今の自然をできる限り残したリニューアルをおこないたいと考えました。
02 自然や環境を五感で感じ、学ぶ
立地の特性上、ろくまる公園はつくばの中心市街地に住む子どもたちに多く利用されることになるでしょう。開発が現在進んでいる中心部に住んでいても、つくばの豊かな自然を体で感じられ、五感を育むことができる公園にしたいと考えました。
03 多世代が一緒に集い遊ぶ
公園周辺のマンション建設が完了すると、ろくまる公園は4棟のマンションに囲まれ、若い世代~高齢世代まで幅広い世代が居住します。「子どもたちを見守る人の目がある」という強みを存分に活かしつつ、地域の核となり、すべての世代がくつろげる公園にしたいと考えました。
リニューアルイメージ図
このコンセプトのもと、つくばのここにしかない公園をつくるために様々な調整を重ね、リニューアル案が完成しました!
4.こだわりポイント
その1 ―体を動かす―
①筑波山の形の築山
小さな筑波山をつくります!
ここにしかない魅力でいっぱいにしたい。子ども時代をろくまる公園で遊んで過ごした子どもたちが大人になっても、ずっと記憶に残るような素敵な公園にしたい。という思いが込められています。
また、その築山を土管が突き抜けています。くぐったり、隠れ家にしたり、五感を使ったいろいろな楽しみ方をしてほしいと考えています。
そして、みんなで滑れるワイドな滑り台もあります。筑波山を滑り降りる冒険家気分で、一番人気の遊具になること間違いなしです!
②登ったり触ったり、学んだりできる岩――産業技術総合研究所様とのコラボ企画!
ろくまる公園は、さまざまな素材を使ってリニューアルされます。新しい滑り台や、稲田石など盛りだくさんです!
公園に設置される岩は、はるばる笠間から運ばれてきます!
コンセプトにあるように、色々なものに触れて五感を育んでほしい。
そしてつくばが科学の街であることを存分に感じながら育ってほしい。
そんな思いから、つくばに立地する産業技術総合研究所様ご協力のもと、ろくまる公園にある色々なものの材質や、成分、豆知識がかかれたプレートを設置します!
大人もなるほどと思うようなものがありますので、ぜひ読んでみてください!
③様々な高さの波打ったオリジナルベンチ
誰もがいろいろな使い方ができる、オリジナルベンチを設置します!
様々な高さの美しい曲線が連なった木のベンチです。
曲線に沿って寝そべったり、おしゃべりをしたり、ゲームをしたり、使い方は無限大です。
特に近頃はゲームの発展によって、子どもたちが公園に出なくても家の中で遊べるようになりました。
でも、家の中で遊べたとしても公園に出てきて、友達と会ってつながりを感じられたり、外遊びの楽しみに触れるきっかけとなったりしてほしい。
そんな思いで考えました。
④くぐったり上に乗ったり、誰でも使えるインクルーシブ遊具
中に入ったり上に立ったり、様々な使い方ができる土管のような遊具です。
3つのトンネルがあり、ASDやSPDのあるお子さんがパニックになった際には、静かに過ごすこともできます。
その2 ―多世代―
①幼児ゾーンの整備
築山は、小学生くらいのお子さんには夢いっぱいのワクワク遊具かもしれませんが、まだ小さなお子さんには大きすぎてこわいかもしれない…。
また、小さなお子さんを持つ親御さんにとっては、夏の暑い日には熱中症を心配して日影で遊ばせたいのではないか…。
それなら、小さな子どもも安心して楽しめるゾーンをつくりたい!と考え、幼児用ゾーンをつくりました。
砂場と、ごっこ遊びができる小さなお家です。
日影を確保しつつ、五感を育む遊具を設置し、乳幼児の公園デビューを応援します。
②公園に彩りを!住民の方と一緒に花壇づくり
「遊ぶ」だけでなく、「休む」も公園にかかせない機能だと考え、癒される・くつろげる公園にするために、花壇を整備します!
自らの手で公園を色鮮やかにすることで、愛着や誇り、コミュニティが生まれる場になってほしいと考えています。
また、この花壇をみなさんと一緒に作り、花選びから花植えまで、住民の方自らおこなえるよう計画をしています。
この花壇づくりワークショップへの参加券が、ご寄付に対するリターンとして設定されていますので、みなさまぜひご参加ください!
③見守る親御さんたちの休む場所
遊ぶお子さんを見守る親御さんたちが、公園で座る場所がなく立っていなきゃいけない、そんな声をお聞きしました。
そこで、お子さんから目を離すことなく休んでいられるベンチを2か所に設置します!
ベンチで親御さん同士の交流が生まれて、子育ての助け合いのコミュニティが生まれてほしい、そんな願いも込めました。
既存樹はできる限り伐採せず活かします。
ろくまる公園には、研究学園都市が建設される前からの既存樹も残されています。
普段は目に入らないかもしれないけれど、ろくまる公園の木ってすごく立派なんです。
特に、芝生広場にある高い松の木を見たことがある方はいらっしゃるでしょうか?
そんな貴重な木たちを残すことで、まちなかで暮らしているのに自然を感じられる、つくばの良さを継承していきたいと考えました。
5.ご支援の使い道
今回のリニューアルプロジェクトは官民が連携し、地域の皆さんにアンケートをしたり、イベントでお話をさせていただいたり、様々な意見を反映できるように取り組んできました。
当初の予定していた公園の整備費用は、マンション事業者が負担する900万円でしたが、皆さんの意見を踏まえたリニューアル案を実現する場合1000万円が必要となり、100万円が足りません。
また、皆さんに公園をより身近に感じていただきたいとも考えていることから、クラウドファンディングにより整備費用を調達し、リニューアル案を実現したいと考えております。
ぜひ、皆様の意見を取り入れた公園となるよう、クラウドファンディングにご協力いただき、一緒に公園を創っていきましょう!
返礼品について、
- ろくまる公園特別看板に名前やメッセージを残そう!
- ろくまる花壇づくりプロジェクト!
- リターン無しの寄付枠
の3種類をご用意いたしました。
1)ろくまる公園に名前やメッセージを残そう!
公園内の掲示物にお名前、メッセージなどが掲示されます!
設置場所などは後日お知らせいたします。
- 10,000円 【名前またはペンネームを記載】※(先着60口)
- 30,000円 【メッセージ(25文字程度)とお名前またはペンネームを記載】※(先着30口)
- 100,000円 【(企業様向け)企業名を記載】
※お名前あるいは9文字以内のペンネームで、備考欄にご希望の記入名をお書きください。メッセージの内容等、記載する事項について不適切と当社が判断した場合、ご連絡させていただく場合がございます。
※掲載期間の保証は5年間です。その後は管理上の都合により、撤去する可能性があることをご承知おきください。
2)ろくまる花壇づくりプロジェクト!
- 12,000円 【全3回イベントへの2名様ご招待】と【公園内の掲示物への名前入れ】 先着20口!
ご寄付頂いた方限定のイベントに招待いたします!
「名前入れ」単体ですと10,000円ですが、+2000円でイベント招待がついてくるオトクなコースとです!
ただリニューアルするだけでなく、皆様と一緒に公園をつくっていきたいと考えこの寄付枠を設定しました。花壇づくりから花選び、花植えまで、ぜひ皆様の手で公園をつくって自ら活かす場にしてほしいと思っています。
≪全3回のイベント内容≫
- 花壇をイチから作ろう!レンガ積みワークショップ
(9月上旬土日を予定) - 花壇に植えたい花を探そう!花壇維持方法と花選びワークショップ
(9月下旬土日を予定) - 専門家に学ぶ!公園内の花壇に花植えワークショップ
(11月上旬土日を予定)
開催時期:10~11月の土日を予定 ※諸般の事情により、日程を変更いたしました(2023.08.18)
※参加者2名様に3歳以下のお子様は含みません。
※ご予定に合わせてご参加ください。参加回数に限らず金額は12,000円になります。
※日程が決まり次第連絡いたします。
3)リターン無しの寄付枠
- 5,000円 リターン無しの寄付(個数制限なし)
6.最後に
最後までお読みいただきありがとうございます。
つくば市は多くの公園を抱えており、よりよい公園にしていくためには、地域の人や企業が力を合わせて公園に新たな価値を加え、ここにしかない魅力ある公園をつくっていくことが必要だと考えております。
つくばに住む子どもたちが大人になってもなお、素敵な思い出が残り、帰って来たくなるような「時代を超える」公園にしたい。
マンションが建設され、新たな住民も住み始めたとき、公園が中心となって「まちが広がり」、「人がつながる」公園にしたい。
なお、万が一目標金額を達成できなかった場合は、実施事項を縮小してリニューアルいたします。
みなさん、一緒にろくまる公園を素敵な公園に変身させませんか?
ぜひご支援をお願いいたします。
金額12,000円 | 在庫4 |
金額10,000円 | 在庫49 |
金額30,000円 | 在庫26 |
金額100,000円 | 在庫5 |
金額5,000円 |
金額12,000円 | 在庫4 |
金額10,000円 | 在庫49 |
金額30,000円 | 在庫26 |
金額100,000円 | 在庫5 |
金額5,000円 |