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つな髪WDPサポーターの方より応援メッセージとお写真をいただきました!
髪を伸ばし始めたきっかけやエピソードについてお話を伺いました。
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生後3か月で渡英し、5歳で帰国した後大相撲に興味を示し「横綱のように大銀杏を結いたい」と自ら両親や学校の先生の許可を得て、3年間髪を伸ばしました。
学校との約束事は「ヘアバンドの色は黒や紺。体育など教員の指示があった場合は結ぶ事」の2つでした。
髪を伸ばし始めたことで、サッカークラブ所属の上級生からからかわれた際「サッカー選手でも髪の長い選手がいる」と伝え納得させていた事を知り、普段自己主張が強いわけではなく、どちらかというと気が弱いのかと思っていたのですが、伝える力があることに大変驚きました。
髪を伸ばして1年が過ぎた小学2年生の時、ニュースで小児がんの存在を知り、抗がん剤治療で髪の毛が抜けた患者の方に、自分の髪も子ども用ウィッグとして役立つのではと考え、ヘアドネーションしたいと伝えて来ました。
髪を伸ばした3年間、外出先で女の子に間違われることが多くなり、家族でアンコンシャスバイアス(無意識の思い込み、偏見)について考えるようになりました。
髪を伸ばす事で、小学生でも「社会」に触れる機会を自然と持つことができたと思います。
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コロナ禍が落ち着いた小学4年生の春、床山さんに家まで来てもらい念願の大銀杏を結っていただき、私が作った化粧まわしをして、雲竜型の土俵入りを家族や幼馴染家族に披露しました。
その後40cm近くまで髪を伸ばし、断髪式を行ったのですが、私が髪に愛着が湧いてしまい暫く手放す事が出来ず、どの団体へ寄付をしたら良いか検討している中で「つな髪」と出会いました。
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現在小学6年生になり、自分の髪やお年玉での寄付が、身近な都内の子ども達の役に立つ事をとても喜んでいます。息子にとって、コロナ禍は友達に会えず辛い日々でしたが、その間も本人の「大銀杏を結いたい」「小児がんの方にヘアドネーションしたい」という強い意志のもと、目的を達成する事が出来た事は、私たち両親にとっても大変誇りであり、多くの学びがありました。
これから大人になっていく中で、このヘアドネーションをきっかけに、自分の好きな事を探究し続ける事から得られる素晴らしい経験や知識に喜びを感じ、小さな社会貢献を積み重ねながら成長していって欲しいと感じます。
このような寄付が出来る環境に感謝をし、息子の髪を通して、患者の方が笑顔になる事を
家族一同、心から願っております。
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ありがとうございました!
R.Y様の寄付金は「東京都立小児総合医療センター」のウィッグ寄付に使用させていただきます。
温かいご支援に心から感謝いたします。
つな髪 一同