青葉組
株式会社

100年先に生物溢れる森をつなぐUERUTの自然資本家になろう!

img-cover
img-cover
img-cover
UERUTは植林や育苗を通して生物溢れる森林再生を目指すプログラムです。 ご寄付いただき、一緒に森を育てる仲間を「自然資本家」と呼び、私たちの自然資本再生活動をご支援くださる方を募集しています。 頂いたご寄付を「UERUTの森」(新潟・栃木)の自然再生費に充てます。

UERUTは自然資本をつくる人のコミュニティ

自然資本家になろう。

明治維新以降、日本は大きく経済発展してきました。一方、その基盤である「自然資本」は、農林業就業人口の低下と共に緩やかに放置が進み、一部は劣化しています。その帰結が、国土の約30%を占める人工林の放置問題や、里山減少による湿地・草地面積の大幅な減少、そしてシカの急増に代表されるようなバランスを失った生態系です。もはや旧来の価値観や仕組みでは、適切な保全・管理が進まず、明確に限界を迎えています。

UERUTは、経済を回すほど、自然が劣化するのではなく、自然がゆたかになる。そんな未来をつくります。これまでの日本史上で最もゆたかな自然をつくり、共に未来世代へ届けませんか。

自然資本に対する人間社会の変化

UERUTが森林再生を目指す背景には、人間と森の関係性の変化が影響しています。

1. 社会構造の変化

人口は1880年代(明治期)の3倍になったが、農村居住者は79%減。農林従事者は92%減。薪など木の里山利用がなくなりました。

2. 自然環境の変化

農村の人口が減り、放置される農地や森林が増えたことで、湿地や草地面積が急減。逆に森林蓄積は江戸時代を含めた過去400年で最大量になっています。

3. 経済発展重視による弊害

経済が発展するほど木の過剰利用や過小利用が発生し、3つの社会課題を引き起こしています。

それによって、①生物多様性減少による農作物被害、食糧難、②山火事延焼面積の拡大と跡地の土砂流出による洪水、③水の貯留量低下による水不足が社会課題になっています。

私たちの取り組み

私たちは森を育て、生物を育むことで、自然資本の回復を目指して活動しています。

1. 森の設計と森づくり

「経済的な森」ではなく、「生物溢れる森」を理想として地域の流域や生態系を調査し森の設計書を作成。必要な植林や、湿地作り、草刈り作業を行います。

2. 生物多様性のモニタリング

野生動物や植物を定期的に観察し、生態系を調査します。動物にとって快適な住処になる森づくりを目指して、自然の生態系を守ります。

3. インパクト評価

植林活動や育苗活動による環境変化やインパクトを毎年レポートにして発行します。1本の木が周りに与える変化を観察します。

4. 自然資本人材の育成

高度な専門性を有する現場人材を育て、増やせるように人材育成を行っています。

代表者メッセージ

静かなる自然資本の毀損。私たちは未来に何を遺せるのか。
私たちが享受されている便利な経済社会、その基盤にある日本の美しい自然が、今、静かに、しかし急速に失われている現実をご存知でしょうか。
この20年で、日本の森林を支える造林業の担い手は6割も姿を消しました。かつて人の営みと共にあった里山の湿地は6割、草地は9割も失われています。その結果、たくさんの生物の絶滅が危惧されています。これは単なるノスタルジーではなく、私たちの社会インフラを支える生態系サービスが、その機能を失いつつあるという厳然たる事実です。
なぜ、これほどまでに山は荒廃したのか。
問題の本質は、現場の努力不足にあるのではありません。農業の生産性が飛躍的に向上した一方で、農林業の従事者がこの130年余りで92%減り、森や里山の利用が減り放置されていったことの帰結です。結果として、農林従事者や意志ある研究者・ボランティアの使命感という、仕組みとしてはあまりに儚いものに依存する現状があります。
私たちは、この自然資本が劣化していく負のスパイラルを断ち切ります。
目指すのは、単なる木材生産業の再生ではありません。水源涵養、生物多様性の保全、そして私たちの生活に豊かさをもたらす文化的価値までをも育む「自然資本を経営する、新たなサービス産業」の創出です。
一度人の手が入った自然は、放置しても都合よくは再生しません。未来の都市や社会の持続性から逆算し、あるべき山の姿を構想し、能動的に創り上げていく。それこそが、現代を生きる私たちの知的挑戦であり、責務だと考えます。
この現実を知り、なおも現状維持を是とすることは、未来の世代から資産を奪い、解決の難しい負債を押し付けることに他なりません。これは、単なるご支援のお願いではありません。
次世代にとって最も価値あるレガシーを創造する、未来世代に向けた本質的な投資へのご招待です。
皆様の知見、経験、そして影響力こそが、この国に持続可能な豊かさの礎を再構築するための、最も重要な力となります。
共に、日本の豊かさの源泉を、未来へと繋いでいきませんか。

寄付金の使い道について

頂いた資金は自然再生費として、様々な活動に充てられます。詳細はUERUTのHPをご覧ください。

伐採放棄地の再生:伐採後3年以上経過した伐採放棄地の再生

絶滅危惧種の保全:ヨタカの森など、その場所の絶滅危惧種に焦点を当てた森づくり

湿地帯・草地(エコトーンの回復):山間の谷筋を拡張し湿地帯化することでカエルやゲンゴロウなどの生物を増やし、生態系を保全

山火事跡地の再生:山火事によって土砂災害の危険があったり、保水力が低下した山林の再生

団体情報
このページは寄付・会費決済サービス
コングラント」で作成されています。
このページは寄付・会費決済サービス「コングラント」で作成されています。