「ホームレス支援」をアップデートするために
広い意味での「ホームレス状態」の人の増加。
それに伴う緊急宿泊支援(ホテル代支給など)ニーズの広がり。
さまざまな社会問題を横断的に捉える必要性。
それらの課題を解決するため、私達は「東京アンブレラ基金」を設立しました。
東京アンブレラ基金の仕組み
その仕組みはシンプル。つくろい東京ファンドが中心となり、協働団体と共に基金を集めます。
協働団体がそれぞれの活動の中で、行き場のない人に対して緊急宿泊支援を実施。
その実績に応じて、基金よりひとりあたり一泊3,000円を拠出します。(※4月の非常事態宣言時には6000円へ拡張)
その後、各協働団体より使用実績などを基金側へフィードバックしていただきます。
【2020年4月】新型コロナへの緊急対応
新型コロナの影響で仕事がなくなってしまったり、またシフトを減らされるなどして、経済的に困窮される方々が増加しています。
それに伴い、安定した住まいを失ってしまい、ホームレス状態となって支援団体へつながり、東京アンブレラ基金を利用し緊急宿泊支援を受ける方もすでに現れている状況です。
そのような社会情勢の中、政府は「緊急事態宣言」を出すことを決定し、本日(4月7日)にも発令されるとの報道があります。
そして宣言の中、「基本的に休止を要請する施設」として「ネットカフェ」も含まれています。もし「ネットカフェ」が休止ともなれば、都内だけで約4000人とも推計される「比較的安価な宿泊施設で雨露をしのいでいる方=広義のホームレス状態の方」が多数路頭に迷う可能性があります。
東京都は昨夜、コロナ危機により住まいを喪失した人を受け入れる一時住宅の整備を発表しましたが、規模や対象者、開始時期等の詳細はまだ明らかになっていません。
今回の「東京アンブレラ基金」では、それら公的な支援につながるまでの一時待機場所や支援からこぼれ落ちる人たちの避難場所を確保するため、活用していきます。
誰ひとり取り残さない社会を一緒に作りませんか?
お互いの違いを認め合い、あらゆる分断を越えて、誰一人、路頭に迷うことのない街。
私たちは団体の枠を越えてつながることで、そんな東京を作っていきます。
誰も路頭に迷わせない東京へ。どうかこの活動を一緒に支えてください!