
前回訪れた時(2024年10月)と比べて、壊れかけていた家屋は少しずつ撤去され、更地になっている場所が増えていました。建物の解体が進んでいることは復興の第一歩といえますが、その一方で、町の風景が大きく変わり、かつての面影がさらに薄れている印象を受けました。

復興の重要な鍵を握る生活道路の整備も進んではいるものの、震災から一年以上を経た今でも町中いたるところで隆起や陥没、ひび割れが見られます。今回事務局スタッフは金沢からのと里山海道を陸路で輪島に向かいましたが、能登半島の物流の大動脈ともいえるのと里山海道には行程の大部分でうねりや損傷が残り、復興のための物資の輸送も大きな課題になっていることを想像させられました。

地元の人々の努力の甲斐もあり復興は確実に進んでいますが、地域に人が戻ってこないという課題が浮き彫りになっています。震災前から高齢化の問題を抱えていた輪島では、震災を機に移住や避難を決めた人が多く、その結果として地域の活気が失われつつあります。


輪島の中心地、震災による火災が報道された朝市通りの近くにある重蔵神社は、被災した方々同士が氏子であったり、祭りや行事を通しての関係性が構築できていたためか、神社に関係する方々を中心に住民が自発的にできることをすぐに行ったことで、結果的に復興の拠点のひとつとなったそうです。
刻々と変化する状況の中では、復興に向け何が今最も必要とされているのか、適切に把握し、迅速に対処することが求められます。現在の課題のひとつが、営業を再開しても輪島での購入者が少なく、ビジネスとして成り立たないということ。そこで重蔵神社では輪島のお店の商品を「買って応援」するクラウドファンディングを行っています(支援募集は2025年3月26日まで)。
能登半島地震/豪雨 | 買って応援!輪島のお店復興で住民が集う街へ


輪島の復興はまだ道半ばですが、確実に前進しています。厳しい現実の中でも、震災を乗り越えようとする輪島の人々の忍耐強さが印象的でした。しかし、地域の持続可能な復興には非常に長い時間がかかること、人の定着といった課題の大きさも実感させられました。今後は、地域の持続可能な復興に向けた取り組みが求められます。そして、復興の過程を支えるためにも、多くの人が輪島に関心を持ち、訪れることが大切だと改めて感じました。

金額3,000円 |

金額10,000円 | 在庫51 |

金額10,000円 |

金額30,000円 | 在庫43 |

金額30,000円 |

金額100,000円 |

金額300,000円 |

金額500,000円 |

金額1,000,000円 |

金額10,000円 |

金額3,000円 |

金額10,000円 | 在庫51 |

金額10,000円 |

金額30,000円 | 在庫43 |

金額30,000円 |

金額100,000円 |

金額300,000円 |

金額500,000円 |

金額1,000,000円 |

金額10,000円 |