活動・団体の紹介

当法人は、難病や障害があっても個々の能力を発揮しながら社会の一員として様々な活動に参加できるよう必要な支援を行うことで、インクルーシブな社会作りを推進することを目的とし、その目的に資するため、次の事業を行います。
1 難病や重度障害の人たちが参加できるスポーツイベントの開催
2 難病や重度障害の人たちの意思表出やコミュニケーションのための技術的支援
3 インクルーシブな社会作りに資する活動
4 前各号に掲げる事業に附帯又は関連する事業
HP:https://soc-act-jp.studio.site
FB:https://www.facebook.com/socact.jp
インスタ:https://www.instagram.com/soc_act.jp
活動の背景、社会課題について

日本では医療の進歩によって、重い病気があっても多くの新生児の命が日々救われていますが、その一方で、退院後も人工呼吸器や経管栄養、痰の吸引などの医療的ケアが必要な子どもが急増し、その数は全国で2万人以上と推計され、この15年で2倍に増えています。
医療的ケア児の多くは保育園や幼稚園に通えず、福祉施設の利用も断られがちなため、家族が社会から孤立するケースが少なくありません。この問題は、もはや家族だけで解決できる次元を超え、社会全体でサポートすべき課題となっています。
2021年に「医療的ケア児支援法」が成立し、支援について国や地方自治体の責務が規定されましたが、地域生活を支えるサービス、その事業運営を下支えする公的制度がいまだ十分ではないのが実情です。
活動内容の詳細、実績について


重い病気や障害があっても選手として活躍できる「ウルトラ・ユニバーサル野球大会」は、2023年に13人の選手によるひと試合だけが行われた第1回大会以降、毎年参加者が増え続け、2025年の第3回大会には北は北海道から南は九州まで18チームがエントリーし、130名を超える選手が出場しました。これまでは想像もしなかった「野球選手になる夢」をかなえる重度障害者たちが全国各地に広がっています。
第2回大会には横浜DeNAベイスターズ元監督のアレックス・ラミレス氏、第3回大会には元メジャーリーガーの岩隈久志氏が特別ゲストとして来場し、「誰でも楽しめる野球」として社会的な関心も高まっています。
過去の試合の動画:https://www.youtube.com/@ultrauniversalbaseball
代表者メッセージ
私はかつてNHKでアナウンサーを30年務めた経験があります。その後、医療的ケア児支援の現場に飛び込んだことで、当事者家族や他の支援者との交流が生まれ、ウルトラ・ユニバーサル野球が誕生しました。不自由さを抱える誰かのために人生をかける情熱と障害者支援のためのテクノロジーの進化が結びついて動き出した、まさにソーシャルアクションでした。
(詳しくは、こちらから ~ https://soc-act-jp.studio.site/posts/84L4dlwb )
私たちは、日本中で愛されている野球というスポーツを通じて、重い病気や障害のある人たちが
自らの意志を伝え、様々な作業をし、社会参加や就労ができる「新しい時代」が到来していることを世界に発信していきます。適切な環境と支援を整えることで、多くの重度障害者が活躍できることを、多くの人に知ってほしいと思います。
それがきっと、インクルーシブな社会を育むことにつながっていくと信じています。
一般社団法人ソーシャルアクションジャパン
代表理事 内多勝康

寄付金の使い道について

お寄せくださったご寄付は、ウルトラ・ユニバーサル野球大会の開催を活動の柱とする、一般社団法人ソーシャルアクションジャパンの運営に役立てさせていただきます。
私たちは、重い病気や障害があっても社会の一員として活躍できるインクルーシブな社会作りのため、活動を続けて参ります。
参加者の声
「最初はお友達からのお誘いで、母は本人ができないと思い込んでいましたが、お友達からの励ましにチャレンジすることにしました。母の想像以上に本人が参加している姿勢が見られ、スイッチも押すことができ、本人のできることを見つけることができ親子共々自信に繋がりました」
「初めての事にドキドキしてしまう娘が私の想像以上に楽しく参加出来ました。大会のあと“野球”と聞こえると、知ってるよ、やったことあるよとばかりに嬉しそうです。公開されたYouTubeを何度も観ては盛り上がっております」



