どうして自殺やうつ病がなくならないのか
今日本では、若者の4人に1人が自殺したいと思い、10人に1人が自殺未遂を経験しています。原因の多くは「いじめ」、また「不登校」経験が強く関連しているという調査があります。また令和2年、大阪での自殺者は1379人でした。
一方、うつ病がどうして起こるのか、まだ十分に解明されていませんが「心理的なストレス」「脳内の変化」「なりやすい体質」これら3つの原因が重なって引き起こしていると考えられてます。
心理的なストレスとは、過労や対人関係のトラブル、離婚や死別といった生活上の問題が原因となるストレスですが、これがきっかけとなり、脳の働きのバランスが崩れることで発症すると考えられてます。うつ病は心の病と思われがちですが、じつは脳の病気でもあります。
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私たちにできること
これらの原因を拭うために、わたしたちは積極的な“場”の提供が必要だと考えています。これらの原因の背景には、多くの方が感じている“生きづらさ”があるように思います。この“生きづらさ”とは「こうするべき」という固定観念(思い込み)からきているケースが多いのではないでしょうか。
「学校に行くべき」「いい大学に入るべき」「就職するべき」「貯金するべき」「結婚するべき」「子供をうむべき」「弱音を吐くべきではない」「迷惑をかけるべきではない」「人に頼るべきではない」社会には“常識”や“普通”などの言葉で綴られた、多くの「こうするべき」があるように思います。
「こうするべき」は、うまくいっているときに大きな問題にはならないでしょう。しかし、うまくいっていないとき、または違和感を感じたときには、心に大きな負担が掛かります。孤独を感じ、生きる意味や自分を見失うこともあるでしょう。
“生きづらさ”の是正が全ての自殺やうつ病の要因になっているかはわかりませんが、わたしたちが取り組める課題の1つだと考えます。
困難に直面して“生きづらさ”を感じたとき「そうじゃなくても大丈夫だよ」「ありのままのあなたでいいんだよ」そう伝えてくれる人が傍にいることが必要です。そして、彼(彼女)らの声にじっくり耳を傾ける姿勢が、最悪のケースを防ぐことに繋がる可能性を十分に含んでます。そしてそんな“場”があること。そうすることが、自殺やうつ病のなくなる日に近づくことを願ってます。
Universal Volunteer Club
代表 小林厚志
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