荒川区子ども居場所事業とは
荒川区では、子どもの貧困対策の1つとして、経済的な理由や親の十分な保護が難しい18歳未満の子どもに、地域のボランティアスタッフ(大学生、社会人、団塊世代)が、食事・学習サポート・生活相談等を提供している団体を支援する「子どもの居場所づくり」事業を実施しています。
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なぜ子どもたちに、『子ども食堂』『子ども居場所』が必要?
日本で子ども食堂がはじまったのは、2012年。その活動は短期間で全国に広まり、現在では全国に150箇所以上の子ども食堂が存在していると言われています。一体何故、こんなにも子ども食堂が必要とされているのでしょうか?
その背景の一つに、「子どもの貧困」の問題が挙げられます。
経済的に豊かだと思われてきた日本ですが、子どもたちの16.3%、実に6人に1人が貧困状態にあるという衝撃的なデータが厚生労働省から発表されました。2015年には13.9%に改善されたものの、依然として約280万人の子どもたちが貧困状態にあります。
さらにひとり親家庭の子どもの貧困問題は深刻で、2人に1人が貧困状態。先進国の中でも最低の水準だと言われており、満足な食事を食べられない子どもたち、ほぼ毎日一人でご飯を食べている子どもたちも数多く存在しています。
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すべての子どもたちに、温かくて優しい空間を
このページに辿り着いてくれて、ありがとうございます。特定非営利法人バイタル・プロジェクトの理事長の檜澤大海(ひざわひろうみ)です。
平成29年初頭から活動し始めた野球チームの運営をを通じ、野球人がたくさん集まる中で、家庭環境を理由にやりたいことができない子供たちがたくさんいることを知り、野球チームのメンバーで「野球」以外でもそうした恵まれない子供たちのサポートをしたいということになり平成30年4月15日には、賛同者が集まり特定非営利法人バイタル・プロジェクトを設立しました。
活動開始から8年、今では毎回15人以上の子どもたちが、この子ども居場所に足を運んでくれるようになりました。この場所は、子どもたちにとって無くてはならない場所になりました。これからも子どもたちの居場所を残すために皆さまからの温かいご支援をお待ちしています。
特定非営利活動法人バイタル・プロジェクト
理事長 檜澤 大海
ご支援の使い道
子ども居場所事業は、皆さまからのご支援と荒川区からの補助金で成り立っています。これまで食材はすべて地域の方々からの持ち寄りなどで賄っていましたが、子どもたちの人数も増え、すべてを賄うことが難しくなってきました。また、継続的に活動を続けていくためにも、ボランティアスタッフへの交通費だけでも支払たらと思っております。また、私達の活動がスポーツの面から子どもをサポートすることを目的と手段としているため、この部分での補助金というのが現状少ないことからこちらにも当てさせていただければと存じます。
皆さまからのご寄付は、主に食材の購入費とボランティアの交通費として使用させて頂きます。
3,000円のご寄付を10名の方からいただければ、1回の子ども食堂を運営でき、30人の子どもたちが夜までの時間を楽しく過ごすことができます。