和だんすごっこの着付けボランティア活動とは
任意団体・多文化着付ボランティア「和だんすごっこ」は神戸市内の小さな神社さんで在住外国人向けの着付けボランティア活動を続けているグループです。
活動のきっかけは、代表・宇都祥子が2007年に日本語支援ボランティアを開始し、それを通じて多くの外国人の「日本の着物を着たい」という強い願望を知ったことです。代表は所属する東灘日本語教室で外国人学習者たちに個人的に着物やゆかたを着せるうちに、多くの着付け技術を持っている日本人女性と多くの外国人が参加できるようにと思い立ち、2010年に「和だんすごっこ」を立ち上げました。
10年がたった今、この活動に年間にきものを着たい地域在住外国人約300人、着付けボランティアのべ約150人が参加するようになっています。今後もさらに多くの方々に喜ばれるようになりたい!と持続可能で安定した運営と発展的な活動を目指しています。
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2005年頃に実際にあった「きものにまつわる残念な話3つ」、そして現在。
2005年頃、和だんすごっこ代表・宇都祥子が実際に聞いた話です。
①来日した外国人の話。
「日本に来たらきものを着るのを楽しみにしていたがまわりの日本人に頼んでも持っていない、難しい、高い、と言われてあきらめた。。。。。」
②熱心に着付け教室に通っておられた女性の話。
「教室を卒業したら人に着物を着せてあげる機会もなくて着付けの技術を忘れてしまった。。。」
③お母さんのきものやご自分の振袖がタンスのコヤシになってしまった女性の話。
「誰かに着てほしいが、古着屋に持って行って処分するしかない。。。。。」
2010年、この「三つの残念」をまとめて解決する試みが
和だんすごっこの「在住外国人対象の着付けボランティア活動」として始まりました。
こういった日本中にありそうな「日本社会独特の余力」を利用して外国人の夢をかなえられる優しい地域社会の実現に向けて。
参考:和装品ご寄付募集・着付けボランティア募集のご案内はこちらからご覧ください。⇩
http://wadancenote.blog82.fc2.com/blog-entry-283.html
http://wadancenote.blog82.fc2.com/blog-entry-240.html
現在、和だんすごっこの主要イベント「外国人のためのきものパーティ」では
①参加在住外国人は来日前からの夢がかなって正装着物を着て和風の背景とともに日本の思い出として記念写真を撮ることができる。
②着付けの技術を活かしたい日本女性はこの活動に参加して参加者に着物を着せて喜ばれている。中には腕を磨いてプロ着付士としても活躍されている人も。
③ご自分の大切なきものを和だんすごっこにご寄付くださった方は「たくさんの外国人が私のきものを着てくれるなんてうれしいこと!きものも喜んでいるわ。」と言ってくださる。
活動風景は当団体ブログでご覧ください。⇩
http://wadancenote.blog82.fc2.com/
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ご支援のお願い
和だんすごっこの着付けボランティア活動は2020年4月にまる10年を迎えます。
この節目として、日本で頑張っている在住外国人が喜んでくださる「着付けボランティア」を持続可能な活動に育てるためにご寄付を広く募ることといたしました。
和だんすごっこの主要イベント「外国人のためのきものパーティ」の参加費は格安です。このイベントが外国人の家族やお友達同士が集まって気軽に着物を着て記念写真を楽しむ場所になり、この経験が日本の良い思い出となればと願っているからです。
その一方で、毎回の活動に経費がかかる中、運営出費を抑えるために自分たちでできることは手作業で行っています。
着付けにつきものの「タオルや下着などの洗濯アイロンがけ」「半衿つけ」「着物の繕い物」などはスタッフが自宅に持ち帰って分担していますが、正絹着物の丸洗い・着物の買い増しなどはどうしても出費がかさみます。
ほど遠い夢は..
私たちの作業場兼事務所が欲しい。
会計、着物メンテなどを引き受けてくれる運営スタッフを有償ででも増員したい。
そこでこの活動に共感してくださる方に!!
当団体の財政状況を助けるべくご寄付をお願いしたいと思っております。なにとぞよろしくお願いいたします。
代表・宇都祥子
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