わがんあいご

Nextゴールにチャレンジします!こどもたちの健やかな未来を応援する「ユースクリニック」のマンスリーサポーターを募集します!

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サポーター
44
146%
目標人数 30
ネクストゴール 50
paid
支援総額
55,750円/月
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終了しました
2025年01月31日 23時59分 まで
皆様のご支援のおかげで、30人の目標を達成することができました。本当にありがとうございます。 新潟県内全域へ活動を拡げることを目標に、ネクストゴール50人にチャレンジします! 1月31日まで、応援よろしくお願いします。 「知らなかった」「相談できなかった」とこらえきれない涙を流し辛い思いをする10代20代の若者を1人でも減らしたい。そんな想いを軸に、新潟県上越市を中心に、若者へからだと性の科学的な知識や、花をツールにしたこころのケアを届ける「ユースクリニック(※1)」の活動を始めました。 必要な知識をもつ信頼できる専門家や、いざというときに自分を守る緊急避妊薬(※2)に、若者が安心してアクセスできる仕組みを地域に創ります。若者が、「今」も「これから」も幸せに生きられるような社会を一緒に創りませんか。皆様からの温かい応援をお待ちしております。 ※1:スウェーデン発祥の若者のための相談施設です。13歳~25歳 の若者が看護師・医師・心理士などに、生理や妊娠、からだやこころ、性について無償や安価で気軽に相談できます。 ※2:避妊に失敗した場合や性被害に遭った場合などに、妊娠を緊急的に回避するために服用する薬です。性交から72時間以内に服用することで、高い確率で妊娠を防ぐことができます。

はじめまして!ユースクリニックにいがたです

メッセージ動画

立ち上げのきっかけ

ー「知らなかった」「相談できなかった」の涙を減らすためにー

市の保健センターや児童福祉の現場、児童養護施設で相談業務を行う中で、生まれてきた大切ないのちが大切にされていない現状や、自分らしく生きられない人生を多く目の当たりにしました。 

虐待やDVでつらい思いをするこどもや女性
「自分なんて…」と生きる意味を見出せない若者
安心や愛情への欲求行動から、依存に陥ったり性被害に巻き込まれたりする若者
その結果、予期せぬ妊娠に至り、出産やその後の育児に迷う姿も…。

報道でみえる悲しいニュースは氷山の一角。
まちの中には、つらさや生きづらさを抱えて生きる人が想像以上に多い。
そんな現実と向き合う中で、これらを防ぐにはどうしたらよいのか、何ができるのかとずっと
考えてきました。

どんな若者も、自分が望むように、将来を選択できる社会であってほしい。
「知らなかった」「気が付かなかった」「相談できなかった」と、
こらえきれない涙を流しつらい思いをする若者を1人でも減らしたい。

そんな想いが日に日に強くなりました。

行政だからこそ知り得る情報や、アプローチできることがある。
しかし、複雑化・多様化する家族背景や生活背景に伴い、既存の行政サービスだけでは
間に合わない現状があることも強く感じました。

先々の悲しい事象を防ぐためには、微力でも、地域の中に「予防」のための気軽で身近な
窓口を作りたい。

特に、「自分とはなにか?」を見出していく大切な時期であるにもかかわらず、おとなと物理的にも心理的にも距離があき、支援が少ない中高生以降のユース世代が、多様な価値観や選択肢、親や先生以外の「信頼できる大人」と出会えるきっかけを届けたい。

そう考え、たどり着いたのがユースクリニック包括的性教育(※3)でした。

※3:身体や生殖の仕組みだけでなく、人間関係や性の多様性、ジェンダー、暴力と安全確保など幅広いテーマを取り扱う教育です。従来の性教育よりも大きな視点で「性」や「らしさ」を問い直し、人権や健康、社会との関係性などを重視します

若者の「生」を取り巻く現状

この数字、なんの数かご存じですか?

これは、昨年1年間で自ら命を絶った小中高校生の人数です(※a)。
毎日、1人以上の若者が、「死」を選んでいる現状が、日本にあります。
さらに、74人(つまり5日に1人)のこどもたちが虐待によりその尊い命を失っています(※b)。

この事実を見て、あなたは、何を感じますか?

少子化や人口減少が叫ばれる中で、大切ないのちが生きられない現状が、
今、日本のあちこちで発生しています。

信頼して相談できる大人や安心できる環境と出会えていたら…
どこかで自分を守るための知識を得られていたら…
そう思わずにはいられません。

日本は性教育後進国、性産業先進国

あなたはこどもの頃、性教育を受けた記憶はありますか?
また、それが大人になるまでに役立ちましたか?
この問い、多くの大人が「ほとんど覚えていない」「あまり役にたっていない」と答えるでしょう。

日本では、自分のからだやこころを守るための「性教育」に積極的取り組んでいる学校は多くありません。また、日本の義務教育では「受精にいたる過程(性行為)については授業で取り扱わない」という”はどめ規定”があり、具体的な妊娠の仕組みや避妊方法、あらゆる暴力から自分の身を守るための知識について多くの学校で十分な学びが得られていない現状があります。

その結果の1つとして、20歳未満の人工妊娠中絶よりも40歳以上の妊娠中絶件数が多いという現状があります。このことは、若者のみならず親世代も正しい避妊の方法や、自分のからだを守るための知識やスキルを学ぶ機会が不足していること、そして、パートナーとの信頼できる関係性を築けないでいることが現れています。 

その一方で、アダルトコンテンツは豊富に流通し、ネットが普及した現在では、子どもたちが正しい性の知識を学ぶ前に、暴力的な性情報に出会う頻度が高まっています。このことは、痴漢、盗撮、性暴力にも影響しています。

若者の妊娠と中絶の現状

2023年の日本の24歳以下の出生数は51,544人(※c)。また、24歳以下の若者が行った人工妊娠中絶件数は42,447(※d)でした。つまり、24歳以下が妊娠した場合、約45%の人が中絶を選択していることになります。

また、新潟県では、2022年の20歳未満の母親による出生数は44件、中絶件数は208件(※e)でした。20歳未満の妊娠の場合は、なんと約8割が中絶を選択しているという現状があります。   また中絶の背景には、避妊の失敗だけでなく、「性被害」の可能性があることも知っておく必要があります。   

緊急避妊薬を手にいれるハードルが低ければ、中絶をすることによる身体的負担や経済的負担を避けることができたかもしれません。また、結果的に妊娠はしなかったけれど、何らかの理由から緊急避妊薬を手にいれることができず、不安な夜を過ごした人もいるでしょう。
数字では見えないところにも、緊急避妊薬を必要としている若者が存在します。

「ユースクリニックにいがた」って、どんな場所?

私たちは一流の研究者ではありません。
お医者さんでもありません。
からだやこころ、性について、親や先生よりもちょっと詳しい「地域の大人」です。

みなさんが健康や性の悩みがあるとき、相談したいのは誰ですか?
相談しやすいのは誰ですか?

からだや性の話は、研究者やお医者さん、初めて会う相談機関の人には言いにくい。
よく知る家族や先生、友人にも言いにくい。
そんな、”人にちょっと言いにくいこと”を安心して話せるのは、
「身内ではない信頼できる大人」
だと考えています。

私たち支援者や相談対応者は「何かあったらいつでも相談してね」とよく口にします。
しかし、実際に「相談する」ことは実はとてもハードルが高く簡単にはできないもの。

いつも雑談をしている関係性や、失敗もちょっとやらかしたことも含めて笑って話せる関係性
だからこそ、いざというときに「あ、あの人に相談したい」と思ってもらえると感じています。

「いつでも来ていいよ」
「いろんな価値観や生き方があっていいよ」

というメッセージとともに、からだと性の健康を守るための知識や、地域の多様な大人とのつながりのきっかけを届けます。日頃から信頼関係を築くことで、若者が万が一の時に思い浮かべてもらえる場所を目指しています。

「自分を大切にできる時間」「多様な大人との出会い」を通して、
自分で自分の人生を選択(=自己決定)できる人が増えるために何ができるかを考えています。

「ユースクリニックにいがた」に出会って「あんな大人がいたな」と思い返し、
幸せな選択ができる通過点でありたいです。

<こんなことができます>

  • 今まで詳しく学ぶ機会がなかった「生理」「射精」「妊娠」を楽しく学ぶワークショップ
  • 「花」をツールにしたこころのケア
  • からだとこころを守るための情報提供
  • ユース世代(10代20代)向けウェルネス商品、様々な生理用品・避妊具の展示
  • 県内のLGBTQ当事者団体・支援団体、医療機関、相談窓口等の紹介
  • 学校と家庭以外の地域の多様な大人にアクセスできるきっかけ提供
  • こどもの幸せを願う大人のための包括的性教育アップデート講座
    and more...

現在の課題とこれからの目標

私たちが目指すのは、自分らしくしあわせな人間関係や妊娠・出産を当たり前に選択(自己決定)できる社会

<課題>

  • 「ユースクリニック」の認知度の低さと「性」に関する相談のハードルの高さ
  • 開催回数および場所の少なさ:現在は月1回上越地域のみで開催
  • 活動を継続・発展するために必要なマンパワーと資金

<3年後の目標>

  • 「ユースクリニック」の認知拡大
    今はまだ県内ではほとんど認知されていない「ユースクリニック」という活動を「コンビニ」と同じくらい当たり前に認知してもらえるよう取り組みます
  • 県内全域で年30回以上ユースクリニックを開催
    今後カフェだけでなく、学校の保健室や図書館、寮、学園祭等学校行事に出向いて移動式で実施できるよう、物品と運営スタッフの体制を整えていきます
  • スタッフの職種・人員体制の充実
    産婦人科、泌尿器科医、精神科・心療内科医との連携を作るほか、若者の悩みに対し専門的に対応ができる心理職や、身近な相談相手になれるユーススタッフを増やします
  • 行政と協働した公設民営/常設のユースクリニックを1か所以上開設 
    ユースクリニックの先進地であるスウェーデンや北欧諸国にならい、行政との連携を作っていくことで、安定した運営と常設設置を実現していきます

こどもたちの幸せな未来を一緒に応援していただけませんか

「今までにない公共を作る」

第3の居場所の必要性をよく言われますが、それはその場所だけではなく、そこにいる信頼できる大人と出会えることが必要なのかもしれません。

「そのままのあなたで大丈夫」
「失敗することやうまくいかないこともあるよね」
と無条件に受け止めてくれる人や場所があることで、救えるいのちがある。

今を十分に楽しんでいる子どもたちには、多様な価値観や「おもしろい大人」との出会いが、世界やつながりをさらに広げ、人生をより豊かにするきっかけになる。

生きていたら嬉しいこともつらいこともあるけれど、
それでもこの世界に「生まれてきてよかった」と感じられる。

そんな「出会い」や「きっかけ」を地域中にたくさん作りたいと思っています。

大好きなこの地域を、この地域に暮らす大切なこどもたちや若者を
私たちと一緒に守り育んでいただけませんか。

今動き出すことが、3年後、5年後、10年後の幸せやこの地域の豊かさに繋がると信じて
私たちは活動を続けます。

一緒に活動してみたい、実際に活動はできないけれどマンスリーサポーターとして応援したいなど、それぞれに合った協働・協力のカタチで応援いただけると嬉しいです。

新潟をより良くしたい「いい大人」の力を待っています。

応援メッセージ

寄付はこのような取組に活用させていただきます!

  • からだとこころを守る力を高める「体験✖対話型ワークショップ」活動
  • 展示する書籍やウェルネスアイテム、セラピー用の花の購入
  • 学校や企業に伺う移動式ユースクリニックの設営費およびスタッフ人件費
  • 新しい学びに関する研究費
  • 医療機関との連携や緊急避妊薬の処方
    に使わせていただきます。

寄付者(サポーター)への特典

サポーターのみなさまには、年に数回「サポーター限定ニュースレター」をお送りします。
また不定期の「サポーター限定交流会」を新潟県内またはオンラインで開催します。

参考文献

※a:令和5年中における自殺の状況(警視庁)
※b:こども虐待による死亡事例等の検証結果等について(第19次報告)の概要(こども家庭庁)
※c:令和5年衛生行政報告(厚生労働省)
※d:令和5年人口動態統計(厚生労働省)
※e:母子保健の現況(新潟県)

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このページは寄付・ 会費決済サービス
コングラント」で作成されています。
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