はじめに・ごあいさつ
代表・佐藤有里子からの皆様へのご協力のお願い
制服を求める子どもの現状
忘れられない姿
中学校や高校から、制服が準備できていないようだとの相談を受けて、緊急対応したケースも複数件ありました。教科書や学校指定用品の支払いができないため、受渡日に「親子で首をくくります」と連絡してきた母親もいます。自宅に駆け付けると、うなだれて涙を流していた姿が忘れられません。これまでのように保護者や子どもからのSOSを待っているだけでは到底解決できないほど、状況はかなり深刻な状態にあると感じています。
入学式に行けない
高校入学を迎えた子どもたちの中に、入学料や施設設備費は振り込んだけれど、入学式当日に制服が準備できず、入学式に行けなかった子どもがいます。何とかお下がりの制服を探して、ギリギリで制服だけの準備はできたけど、通学用の靴やカバン、上履きは準備できず、惨めな思いをしてしまった子どももいます。
入学式に制服などがそろわなかったことがショックで「自分は人と違う」と言い、その負い目から、その後前向きに通学することができず、不登校になってしまった子どももいます。
中古の制服をなかなか受け入れてくれない高校
制服を頻繁にリニューアルする高校もあります。最新の制服でなければ認められないところも多々あります。一方で、お下がりを認めている高校もあります。しかし、お下がりの制服を高校に申請をして認めてもらうためには条件が厳しく、新しい制服が必要になるケースがあります。
制服の注文書を貰って涙
塾で子どもが「制服高すぎる!こんなん買えんやん!ウチ、金ないし。」絶望のような、悲しいような、怒りのような、何とも言えない声で嘆いていました。
少し前まで「うち、○○高校に行くことに決めた!」「専願で受ける!」「受かったぁ!」と希望に胸を膨らましていた子どもでした。
勉強を頑張って志望校に合格しても子どもだけでは解決できない大きな課題があることが現状です。
制服代はなかなか分割支払いが出来ない
保護家庭には(家庭状況によって異なりますが)8万円程度、支度金としてお金が支給されます。しかし、高校入学のための準備金として十分とはいえない金額です。施設費、入学時に納入する年間諸費は高校によっては分割支払いを受け入れてくれるところもあります。しかし、制服代は業者への支払いとなるので、分割支払いができません。クレジットカードを持っていない家庭もあるので、即金で支払う必要があります。
高校生になるとお金の工面ができるが
高校に通学するための交通費も払えない親もいます。それでも、アルバイトで交通費と学費を稼ぎつつ、奨学金も使って学校に通っている高校生がいます。しかし、中学生は義務教育期間は学業優先という背景があり、お金を工面することができません。よって、家庭の経済状況によって進学の可否が決まります。
将来の夢に向けて頑張っているからこそ
勉強意欲がある中学生が増えてきました。中には秘書になりたい、スクールカウンセラーになりたいといったような将来の夢、職業が明確な子どももいます。将来に向かってとても勉強を頑張っているからこそ、夢を諦めないためにも高校進学を少しでも応援をしたいのです。
制服支援プロジェクトについて
このプロジェクトで叶えたいこと
高校進学を目指す子どもへ
安堵と笑顔。そして、「あなたのことを想っている人々が『ここにいるよ!』」という多くの方々のメッセージとともに、新しい制服に応援の気持ちを込めて届けたいです!
3年間制服支援を実施
子ども達に安心と笑顔を制服支援というカタチで届けています
入学費用のことを心配している子どもには、進路選択の早い時期に、制服支援ができることを伝えると、安心して学習に取り組む姿を見ることが出来ます。なにより、新しい制服を受け取るとき、制服を着て塾に見せに来るときの子ども達の笑顔が、高校生活への希望に満ち溢れていることが、とても嬉しいです。
今までに様々な経済的に困難な家庭の子ども達に対して制服支援を行ってきました。
ケース1
入学式の2日前に、親御さんから「制服をまだ取りに行けていない」との連絡がありました。そこで、緊急で支援を行い、制服を自宅に届けました。
親御さんは、「こんな親で情けない」「今は支援に甘えさせてもらうが、今後は、少しでも恩返しできるように、頑張る」と泣きながら語り、子どもは「やっと高校生になれる」と言いながら、嬉しそうに制服を眺めていました。入学式の日には、無事に入学式に行けましたとの電話もくれました。
ケース2
入学式2日前になって、
「お下がりの制服を貰っていたが、小さくて袖が通らない。」との電話がありました。
そこから緊急で支援を行い、新しい制服で入学式に参加することができました。
母親は、「本人がお下がりでいいというからそれでいいと思っていたが、新しい制服を採寸する時が今までで一番嬉しそうな笑顔だった、本当は欲しかったことに気づけなかった、いつか余裕が出来たら必ず恩返しをします」と泣きながら語っていました。
保護者や中学校からの報告
お金の不安から私立受験を諦める子や、専願受験で合格したけど入学できるか不安な世帯に、制服支援ができることを伝えると、休みがちだった子どもが登校したり、高校からの課題に積極的に取り組むようになった、笑顔や食欲が増したとの報告が、保護者や中学校からありました。
制服支援を受けた子ども達の現在①
塾を卒業しても時間に余裕があるときに高校の話をしに来てくれます。学年で10位以内という好成績を収めている子もいます。学校生活を楽しそうに話をしてくれる子、勉強を頑張っている話を聞くことも多く、その度に高校への進学支援ができて良かったと思います。
制服支援を受けた子どもの現在②
制服支援を受けて高校進学をし、高校卒業を控えた高校生がいます。
当時、進学を諦めそうな家庭状況だったその子は、中学校は全く学校に行けていませんでした。しかし、高校進学後は、学校に通い、就職先も見つけ、進路も決定しています。 進路が決定したという嬉しい報告とともに制服支援に対する感謝の気持ちを電話で伝えてくれました。
制服支援者の方の声
制服支援に対してとても共感をしてくださった支援者の方も多く、応援の言葉のみならず感謝の言葉、再チャレンジを望む言葉もいただきました。
私たちの団体の取り組み
『ひとりぼっちじゃないよ』私たちは地域と手を繋ぎ、子ども達の「生きる力」を育みます。
を理念に活動をしています.
ひとり親家庭など生活困窮家庭の子どもの学習支援に力を入れています。
子ども食堂も開設し、『おばあちゃんの家』のように温かく子ども達の将来を支援しています。
応援メッセージ
「わたしと僕の夢」では、数年前より貧困家庭から高校に進学する子どもたちの為に制服をはじめとした各高校指定学用品補助を行なっています。福岡県南地区で私立高校に入学する場合、指定学用品などを購入するに必要な諸経費は平均的にみて1人およそ40万円です。本来なら希望と期待に胸を膨らませて入学式に臨むはずの子どもたち。しかし、現実には制服を購入出来ない為に入学式出席でさえ尻込みしてしまわざるを得なくなる彼ら彼女らの心の中を、皆さんの浄財にて明るく軽くし、勉学運動に前向きに取り組めるようにすることを、このクラウドファンディングは目的としています。地域社会の未来を担う子どもたちの希望は私たちの希望でもあります。
何卒この趣旨にご賛同くださり、新たに高校進学する子どもたちに希望を持たせていただきたく、クラウドファンディングへのご参加をお願い致します。
このたびは「GIVING for SDGs sponsored by ソニー銀行」へのご参加、誠にありがとうございます。
どのような家庭であっても、子どもたちが教育の機会を失うことなく、明るい夢を抱き、将来の選択肢を増やすことを支援するわたしと僕の夢さまの活動はとても重要であると考えています。
本プロジェクトは、経済的な事情により高校進学をあきらめざるを得ない学生への支援により、格差社会やひとり親家庭、多子世帯における貧困問題といった課題の解決につながる社会的意義のある取り組みです。
ソニー銀行では、本プロジェクトを通じて多くの子どもたちに明るい未来を届けるとともにSDGsの目標である「No1 貧困をなくそう」「No4 質の高い教育をみんなに」「No10 人や国の不平等をなくそう」の実現に貢献できることを願っています。
このプロジェクトの計画
寄付金の使い道
このプロジェクトでは15人の子ども達に対して、1人あたり10万円の支援を行います。
いただいた寄付金は子ども達の進学準備のために使わせていただきます。
今後のスケジュール
2025年 3月上旬 制服採寸
2025年 3月上旬 制服注文
2025年 3月下旬~4月初旬 子ども達へ制服の受け渡し
支援をしてくださった方へ
当法人は認定NPO法人です。このプロジェクト含め当法人へのご寄付は控除(所得控除または税額控除)の対象となります。
「寄附金控除」をお受けいただくためには、確定申告の際に、特定非営利活動法人わたしと僕の夢が発行した寄付受領証明書(領収書)を添えて確定申告をしていただく必要があります。本プロジェクトへの寄付金受領証明書(領収書)は、郵送いたします。ご活用ください。
このプロジェクトは「GIVING for SDGs sponsored by ソニー銀行」の認定プロジェクトです。
「GIVING for SDGs sponsored by ソニー銀行」では、寄付決済時に発生する決済手数料をソニー銀行が協賛することで、寄付者の想いがこもった大切な寄付金を全額 NPOに届けます。寄付金の社会への還元性を高めることで、寄付文化の浸透および NPOの社会課題解決に向けた活動を支援することが可能です。
▼GIVING for SDGsの詳細サイト
SDGsに貢献する寄付型クラウドファンディング| GIVING for SDGs
▼ソニー銀行さまホームページ
ソニー銀行(ネット銀行)