活動・団体の紹介

NPO法人ウィーログは、「車いすでもあきらめない世界をつくる」ことを掲げ、障害者、高齢者、ベビーカー利用者など、移動に困難を抱える方々を支える活動を行っています。特にスマートフォンを使って「みんなでつくるバリアフリーマップ」アプリ『WheeLog!』を無償提供し、誰もが安心して外出できる社会の実現をめざしています。

社会課題

あなたの周りに、車いすを使っている方はいますか?日本には50万人以上もの車いすユーザーがいますが、街でその姿をあまり見かけないのは、なぜでしょうか。
ある日、生活が変わり、車いすが必要になった女性がいます。彼女は、友達からの誘いに断ることが増えていきました。
断る理由は
お店にエレベーターはあるかな…
多目的トイレは、近くにあるだろうか…
もし迷惑をかけたら、どうしよう…
行きたい気持ちを、見えない不安が上回ってしまう。すべてが車いすのせいではないかもしれませんが、社会参加・自己実現するうえで、車いすが原因となることがたくさんあります。バリアをいますぐ完全になくすことは難しいですが、情報によって事前にバリアを回避し、新しい可能性を提示することは、いますぐできます。
WheeLog!が解決したいのは、この「情報の壁」です。
社会課題の解決方法

バリアフリー情報があると車いすユーザーの世界が変わる!
代表の織田友理子は車いすになってから引きこもっていた時期がありました。そんなある日、インターネットでバリアフリービーチの情報を見つけました。それまであきらめていた息子を海に連れて行くことが、一気に現実味を帯びました。
「息子と、海に行けた!」
情報があるだけで、人生がこんなにも変わる。代表自身の体験が、「WheeLog!」を始めるきっかけになりました。
活動内容

『あなたの行けた!が誰かの行きたいに!』バリアフリーマップアプリWheeLog!
「WheeLog!」アプリは、車いすユーザーをはじめとする"移動に困難を抱える人たち”が、出かける前にバリアフリー情報やルートを調べたり、出かけた後にその場所について投稿したりと、ユーザー同士でバリアフリー情報の共有ができるアプリです。
WheeLog!ユーザーの声

40代女性 / 車いすユーザー
『あなたの「行けた!」が誰かの「行きたい!」になる』このキャッチコピーが大好きでアプリを使っています。WheeLog!を通して、誰もが好きな時に自由に出かけられる、それが凄いことではなく、当たり前になる社会になるといいなと思っています。

40代男性 / 歩ける人
車いすユーザーにとって必要な情報は、実は一人ひとり少しずつ違います。だからこそ健常者も一緒に自分の街や外出先で見つけたバリアフリー情報を投稿することで、誰かの”選択肢”が広がっていくんです!

40代女性 / 車いすユーザー
車いすになって気がつかないうちに引きこもりに。でもWheeLog!には健常者も障害者も心にバリアがないあたたかい人達が集まっていた。WheeLog!に出会えてまた昔の自分を取り戻せた。そのきっかけを作ってくれたWheeLog!を、今度は私が伝えていきたいです。
寄付の必要性

〜無料で情報を届け続けるためにアプリを一緒に守ってください〜
経済格差で情報格差を生まないために、あなたのご寄付が必要です。
アプリの利用料は無料のまま守りたい。なぜなら、車いすユーザーの多くは、日常生活で様々な困難を抱えており、経済的な理由で情報に触れられないことがあってはならないからです。
しかし、アプリの提供には大きなコストがかかり、その開発・維持費は現在年間1,500万円以上にのぼります。スマホが進化し、ユーザーが増え続ける限り、このコストはかかり続けます。
このようにアプリの提供には費用がかかりますが、「経済格差で情報格差を生まない」との想いで、ユーザーの皆さまには無償で提供を続けています。だからこそ、みなさまのご支援は、WheeLog!アプリを安定的に提供するために必要な力となります。
寄付の使い途
⚫︎アプリのアップデート開発費用
⚫︎サーバー維持費
⚫︎ユーザーサポート費
⚫︎API費用
寄付でできること

1人の車いすユーザーが、1年間アプリを利用するのにかかる費用は、約2,400円。
すなわち、ひと月1,000円のご支援をいただければ、年間5人の車いすユーザーの外出につながります。WheeLog!を安定して提供し続けるために欠かせない、大切な資金として使わせていただきます。
受賞・社会的評価

2025年7月23日、ウィーログの活動がニューヨーク国連本部にて、日本を代表するSDGs事例として紹介されました。代表の織田も登壇し、当事者主体の社会づくりの重要性を世界に発信しました。
登壇映像: https://www.youtube.com/watch?v=fFZ693ov1P0
国連の取材: https://www.youtube.com/watch?v=KW3HaYgkRVk

国内外で多数のアワードを受賞。「第7回ジャパンSDGsアワード」では内閣総理大臣賞を受賞し、SDGsの目標「誰一人取り残さない」にも貢献しています。

ウィーログの理念に賛同する企業さまとともに、「車いすでもあきらめない世界」をつくるために、バリアフリー推進のための様々な取り組みを行っています。
代表メッセージ

ウィーログ代表の織田友理子です。私は遠位型ミオパチーという進行性の病気で、子どもを産んでから車いす生活になりました。
現在はアプリの運営に加え、街歩きイベントや調査活動を通じて、みんなでバリアフリーマップを育てています。情報があれば外出への不安は減り、教育・就職・結婚など人生の可能性が広がります。
ウィーログの活動によって車いすユーザーの世界が変わると信じています。
ぜひ皆様の力をお貸しください。
認定NPO法人ウィーログ 代表理事
織田友理子
よくある質問
Q.税制優遇の対象ですか?
ウィーログは、2025年9月17日に東京都より「認定NPO法人」として公式に認められました。これにより、2025年9月17日以降のウィーログへのご寄付は確定申告を行うことで、所得税・住民税・法人税・相続税の優遇措置(寄付金控除)の対象となります。
▼詳しくはこちら

Q. 寄付したお金はどのように使われるのでしょうか?
A. 皆さまからいただいたご寄付は、アプリのアップデートに対応するための開発費用や、サーバー維持費やユーザーサポート費、APIのシステム利用料など、アプリを開発/運営するための資金として大切に使わせていただきます。詳しくは年次報告書の中で寄付者の方へご報告いたします。
Q. 継続寄付を中止することはできますか?
A. 寄付の変更をお申し込みください。
https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSdJq-fO7vXjdUMnnI0BljSWtxXruZX99bEfy6g_SjCCfkm4sg/viewform
Q. 継続寄付の金額を変更したいのですが?
A. 寄付の変更をお申し込みください。
https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSdJq-fO7vXjdUMnnI0BljSWtxXruZX99bEfy6g_SjCCfkm4sg/viewform