わたしたちについて
こんにちは、私たちはWACCAです!
神戸の長田にある「WACCA(わっか)」は、様々な課題を抱える女性、シングルマザーと子どもたちのための居場所です。
WACCAを開設した「認定NPO法人女性と子ども支援センター ウィメンズネット・こうべ」は2004年よりDVに苦しむ女性や子どもたちを守る民間シェルターを運営してきました。WACCAは当初このシェルターを卒業した女性や子どもたちの地域の居場所として2013年に誕生しました。
しかし、活動を続けていく中で、私たちはひとり親家庭・特にシングルマザー家庭の貧困や、地域での孤立した暮らしを目の当たりにしました。
そこで、WACCAは困難を抱えるシングルマザーと子どもたちが困ったときに駆け込める場所を目指し、母も子もどちらも中長期的にサポートしています。大人と子どもをそれぞれ必要な相談、支援、機関に繋ぐといったソーシャルワーク的なサポートが行えるのは、WACCAの最大の強みです。
以下に、WACCAの事業をまとめましたのでご覧ください。
解決したい社会課題について
WACCAには、暴力を受けたことがあったり、やむを得ない転居などにより地域社会・学校といったコミュニティからの孤立や経済的困難を抱えたりなど、複合的な課題を持つ子どもたちが来ています。
当団体(ウィメンズネット・こうべ)では、2021年に、団体を利用したことがあるシングルマザー33名に聞き取り調査を実施しました。
その結果、子育て状況について、約半数が「しんどくなった・非常にしんどくなった」と回答しており、親子ともども精神的な健康と孤立状態が悪化している現状が見えました。
WACCAの現場でも家庭環境が子どもの精神状態に影響を及ぼしているケースを見てきましたが、特にコロナ禍以降は更に顕著になり、コロナが落ち着いた今も影響が続いている親子もいます。「親子関係がしんどい」という相談もよく聞かれるようになりました。
また、最近、「ひとり親家庭の体験格差」についてご質問を受けたりお話ししたりする機会が増えてきました。
学校以外の「体験」の重要性が広まってきていますが、ひとり親家庭では、「経済的な余裕・時間的な余裕がない」という理由から、体験活動を子どもにさせてあげられなかったと答える方が半数を超えたという調査結果も出ています。
しかし、これは単なる経済的な貧困の話ではなく、「親子で煮詰まってしまっている」「地域から孤立している」ことから情報やリソースにアクセスできていない現状もあると感じています。
参考文献:
・ウィメンズネット・こうべ自主調査(2021年実施)
・公益社団法人チャンス・フォー・チルドレン「子どもの「体験格差」実態調査 最終報告書」(2023年公開)
WACCA子ども基地について ~WACCA塾・あそび基地~
私たちは、上で挙げた課題を解決するため、シングルマザー家庭の親子を対象に「WACCA子ども基地」事業を行っています。
- 無料の学習支援「WACCA塾」
日程:毎週 火・水・金 16:00-20:00
2023年度実績:
小学生 延べ795名、中学生 延べ1,484名参加
138回実施
- あそびの居場所「あそび基地」
日程:毎月第4土曜日
2023年度実績:
子ども 延べ90名、シングルマザー 延べ55名参加
12回実施
「話せる」「信じる」「見守る」をキーワードに、安心して自分のことを話せる場で、自分を信じ尊重できるように、様々な機関ともつながりながら、子どもと家庭のことを見守っています。
子どもやお母さんたちからは、「まわりの人がいて安心感がある。」「子どものたのしそうな姿が見られて嬉しかった。」という声をいただいています。
なかでも、2022年度から始まった「あそび基地」は、親子と出会い、課題のある親子関係を見守る場になっており、子どもとお母さんをそれぞれの支援につなげるきっかけになっています。
クラウドファンディング挑戦理由
毎年、安定して事業を継続したい、色々な企画をしたい!と計画しておりますが、ネックとなっているのが資金調達です。
WACCA事業においては、シングルマザー支援については行政より補助金をいただいていますが、子ども支援についてはこのような財源はついていないため、毎年、様々な助成金に挑戦したり、皆様からの寄付金を活用したりして活動を続けています。
しかし、2025年度については、まだ資金の目途がついていないため、どうしようか…と困っているところでした。
子ども支援のなかでも、2025年度は、あそび基地をパワーアップし、「より体験の機会を増やしたい!」「親子と出会い、地域と繋げる場にしたい!」と、考えています。
この思いを実現するため、今回のクラウドファンディングに挑戦し、2025年夏に地域住民にもご協力いただき、大人も子どももみんなワクワクしながら遊べるイベントを開催したいです!
寄付金の使い道について
今回のクラウドファンディングでは、35万円を目標金額として、ご支援をいただきたく思っています。
目標金額を活用し、2025年6月・7月・8月と三か月にわたり、月に一回あそび基地のイベントを開催します。
現在、企画については検討・調整中ではありますが、以下のように考えています。
運営団体「ウィメンズネット・こうべ」について
「認定NPO法人女性と子ども支援センター ウィメンズネット・こうべ」は、1992年に発足以降、女性や子どもが安心してのびやかに自分らしく生きられる社会を目指し、長年にわたり活動しています。
~ウィメンズネット・こうべの事業~
・相談事業(電話相談、メール相談、面接相談)
・民間DVシェルター、ステップハウス運営
・同行支援、家庭訪問支援
・居住支援
・困難を抱える女性やシングルマザーと子どもの居場所(WACCA運営)
・DV・デート DV 防止教育事業
・六甲ウィメンズハウス事業
税制上のメリット
本プロジェクトへのご寄付は「ウィメンズネット・こうべ」への寄付となり、当団体が寄付金の受付及び領収証発行を行います。このプロジェクトの寄付は寄付金控除の対象になります。
WACCAを運営する「ウィメンズネット・こうべ」は2015年3月に認定NPO法人の資格を取得しました。
ご入金いただきました寄付金は、 個人・法人どちらも確定申告をすることで税金の控除が受けられます。個人のご寄付の場合、税額控除の割合は、寄付金から2000円を引いた額の40%になります。
「寄附金控除」をお受けいただくためには、確定申告の際に、ウィメンズネット・こうべが発行した領収証をもって確定申告をしていただく必要がございます。税額控除の詳細につきましては、内閣府ホームページ「寄付に伴う税制上の優遇措置」もあわせてご覧ください。
このプロジェクトは「ゆめ・まち クラウドファンディング」の認定プロジェクトです。
「ゆめ・まち クラウドファンディング」では、寄付決済手数料を阪急阪神ホールディングスが負担し、広報PR等を支援することで、社会課題の解決に取り組む市民団体の資金調達を応援します。阪急阪神ホールディングスは本プロジェクト等を通じて、ステークホルダーと協働しながら、持続可能な社会の実現に向けて地域社会の発展に貢献してまいります。
▽ゆめ・まち クラウドファンディング特設サイトはこちら
https://congrant.com/jp/corp/h...