洪水、大地震。自然の脅威は一瞬で子どもたちの暮らしを変えてしまいます。
気候変動の影響で、自然災害の頻度や規模は年々増しています。
備えが不十分な地域では、子どもたちが毎日を過ごす学校が破損したり、避難所として使用されたりすることで、授業が中断されます。 また災害に直面した恐怖は、子どもたちの心に大きな影響を及ぼします。
気候要因により学校中断を経験した子どもたち
- 南アジア・・・約1億2,700万人
- 環太平洋・東アジア・・・約5,000万人
- 西部・中部アフリカ・・・約1,240万人
- 世界全体………2億4,217万3,978人
出典:UNICEF 2025 「GLOBAL SNAPSHOT OF CLIMATE-RELATED SCHOOL DISRUPTIONS IN 2024」
2024年9月 ネパール大洪水

- 発生日時:2024年9月26日
- 被災の規模:ネパール全土
- 発生事象:記録的な豪雨による大洪水や土砂崩れ
- 死者数:230人以上
- 被災者数:17,000人以上
2025年3月 ミャンマー大地震

- 発生日時:2025年3月28日
- 震源地:ミャンマー中部、マンダレー近郊
- 地震の規模:マグニチュード7.7
- 死者数:3,800人以上
- 支援を必要とする人:630万人以上
(2025年5月 UNOHA人道問題調整事務所による )

「家の壁に大きな黒い穴が開いたと思ったら、家の中に水が一気に流れ込んできたの。ほんの一瞬で、なす術もなかった」
ネパールのゲータちゃん

「地震で家が壊れてしまいました。お母さんと家の近くの僧院に逃げてきました」
ミャンマーのスウェくん
ワールド・ビジョンは災害に備える支援で子どもたちの未来を守ります
被害を未然に防ぎ、子どもたちとその家族や地域住民が自らの命を守る、災害に強い地域づくりを進めています。
土砂崩れを防ぐ土留めや、避難や応急処置を学ぶ防災訓練等の他、発災後には恐怖や不安を感じている子どもたちへ、遊びや交流を通じた心のケアを行います。

減災の取り組み(インフラ整備)
洪水の多い地域では、河岸に石を積んだ堤防を築き、水の流れを調整します。 地滑りが起きやすい地域では、石積みの擁壁や段々畑、根を張る植生で斜面を安定させます。 地域資材を活用し、住民と協力して災害に備えています。

防災訓練
災害時の応急措置について広めるため、地震、洪水・地滑り等を想定した防災訓練を実施します。 学校では、生徒や先生を対象に、災害の基礎知識や、ハザードマップの読み方を学ぶ勉強会を開き、子どもたちの防災意識を高めます。

心のケア
災害後、けがや家族との別れ、安全な居場所の喪失等で、多くの子どもが恐怖や強い不安に直面します。 研修を受けたスタッフが、遊びや会話、身体を動かす活動などを通じて、感情の回復を支える心理社会的支援を行います。
ネパール駐在スタッフ 加藤奈保美
「災害は避けられない。でも備えと訓練で子どもたちの命と暮らしは守れます。皆さまのご支援をお願いします」

災害から子どもたちを守るため、募金にご協力ください
例えば、皆さまのご寄付で、このような支援を届けることができます

5,000円では
学校での防災オリエンテーションを子ども22人に1回開催(ネパール)

10,000円では
土留めの擁壁として使う蛇篭(じゃかご: 金属の網に石を詰めたもの)を2個提供(ネパール)

3,000円では
避難所に常備する救急箱を1つ提供(ネパール)※写真はイメージです
ご支援の成果がご覧になれます。
ご協力くださった皆さまには、毎年3月頃にお届けする年次報告書の中で、募金により行われた活動をご報告します。
※寄付額は、上記金額に限定するものではなく任意です。金額はあくまでも目安であり、支援内容は変更となる可能性があります。
※寄付額が記載活動の必要を満たした場合は、他に支援を必要とする人々のために役立てさせていただきます。

募金は、寄付金控除等の対象となります。
個人の所得税の寄付金控除について、「税額控除」と「所得控除」から有利な方を選択できます。
「税額控除」を選択することにより、多くの個人のご支援者の皆さまに、より大きな金額の所得税の還付が受けられることとなります。
法人の皆さまからのご支援金は、一般の寄付金等の損金参入限度額とは別に、特別損金参入限度額の範囲内で損金参入をすることができます。
詳細はこちら「寄付金控除等/領収証」をご覧ください。
ワールド・ビジョンとは
ワールド・ビジョンは、貧困や紛争、自然災害等のために困難な状況で生きる子どもたちのために活動する、国連経済社会理事会に公認・登録された世界最大級の子ども支援専門の国際NGOです。