一般社団法人やまのくち農舎では3つの事業を行っております。
①名古屋市指定の「障害者相談支援センターやっと亀」
②シェアハウス「ムスビエ名駅北」
③フリースペース「ムスビエ名駅北」
になります。
2019年8月よりやっと亀は始まっており、ムスビエ名駅北は2021年2月より始まっております。
やっと亀は障害福祉領域、特にメンタルヘルス(精神保健)の分野で活動しており、生活面で課題のある方へソーシャルワーカーが具体的に解決に向けてサポートするのが目的となります。
ムスビエ名駅北は2つの機能があり、シェアハウス部門は障害の有無は全く関係なく、名古屋駅が近いメリットを生かし住まいを提供しています。フリースペース部門は、多様な主催者が対話会やセルフケア(自分自身で考え健康を実践すること)に役立つ機会を提供しています。そして公的資源では賄えない緊急的に家族等と距離を置くことが必要な方へ緊急宿泊の提供も行っています。
今回の継続的なご支援は①と③になります。①は人件費助成は名古屋市より頂いており、また公的資源のため国に給付費を請求して運営しております。ただ、就労支援やグループホームといった直接支援の資源と違い、相談支援(間接支援)の給付費は十分とは言えず、給付費だけではなかなか管理費を捻出できていないのが実状です。名古屋市の助成金にしても恒久的な予算で無いため、いつ終わってしまうか分かりません。
③はボランティアによる部分が大きく、主催者によっては応分負担をして頂いておりますが、高騰する光熱水費や、緊急宿泊にかかる経費は本人からも十分頂けないために手弁当で行っている状況です。そのためこちらの事業がお金の面で存続できなくならないようにご支援を頂きたいと考える所存です。
2023-12-18 10:37
フリースペースの多様性
今月も思い切って対話会を始められた方がいたりで、有効活用されるようになってきているフリースペース「ムスビエ名駅北」になります。
寄付額も総額で5万円に迫るまでしていただき感謝しております。引き続きフリースペース開催に係る準備や片付け、消耗品やちょっとした飲食・菓子代で活用させて頂いております。
フリースペースを始めた時には1人でした。さて、場所は出来たがどう活用していくか。その時から今に至るまでブレていないのは「多様な方による活用」です。同じ方が別のテーマでいくつも会を行うことは一向にかまいませんが、どうしても主催者の考え方、大切にしていることは会の在り方に出てきます。多様性を謳っていても、1人であれもこれも多様な企画をすることは無理があると考えています。テーマに魅力があっても人が合わないとなれば会に参加することをためらうでしょうし、そういう意味では開かれた場所にならないと思う次第です。
