活動・団体の紹介
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「ひとりがよくなると 世界はきっとこう変わる。」
ひとりが「よくなる」と、どんなコトが起きるだろう。
ひとりが「よくなる」と、その人と出会った誰かがうれしくなる。
つまり、その人もきっと「よくなる」。
そして「よくなる」の繰り返しは
社会や世界をよりよく変えていくチカラになると思うのです。
その人と出会った誰かが「よくなる」
そんな出会いとつながりを
YMCAはこれからも大切にしたいと考えています。
「よくなる」の連鎖は
やがて社会や世界を変えていくチカラとなっていく。
そしてきっと平和を形にしていく原動力となっていく。
YMCAせとうちは、このことを信じて、すべてのプログラムを実施しています。
活動の背景、社会課題について
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今回の地震・津波により被災された全ての方々に心よりお見舞い申し上げます。2024年1月1日午後16時10分ごろ、石川県能登半島を震源とするマグニチュード7.6の地震が発生しました。この地震により、特に石川県能登半島を中心として甚大な被害が発生しています。
「石川県情報共有会議」では、多くの方が避難生活を強いられ、そこに十分な支援が届いていない状況が報告されました。また地震から数日が経過した現在も、被害状況の全ては明らかになっていないことからも、今後、長期的な支援が必要となることは確実と思われます。
こうした現状を踏まえてYMCAは、これまで取り組んできた災害支援活動の経験やノウハウをもとに避難所運営サポート、災害ボランティア運営サポート、被災者のリフレッシュなど、被災された方や支援者の心身の安全を最優先にした支援活動を展開していく予定で準備をしています。
活動内容の詳細、実績について
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2018年の西日本豪雨災害の折には全国から多くのご支援をいただき心より感謝しています。発災時の緊急支援活動時より、わたしたちは息の長い支援活動の必要性を認識しながら、活動を実施しておりました。それは、どのような状況に遭遇しても、ひとりひとりの育ちは保障されねばならず、そのためにはそれぞれの人生に寄り添うことが大切であると確信しているからです。結果この間、のべ1万人を超える方々と関わらせていただき、多くの当事者の方々から感謝の言葉を頂いております。
お陰様で発災後5年を経た今も、わたしたちは被災地のご家庭、とくにこどもたちとのつながりを継続しながら、活動を継続しています。具体的には、①こどもたちをYMCAせとうちが実施するキャンプにご招待しています。②被災した中高生を台湾で実施する研修キャンプに招待し、現地の方々と交流をしました。③まびくらハウスという支援拠点をもち、毎月さまざまなイベントを行い、被災地の方々と交流を続けています。
今回の災害支援にあたっても、上記のように受援者の方々のニーズを聴き、息の長い支援活動を実施していくことを考えています。具体的な支援内容は、被災地の近隣にあるYMCAおよびキリスト教会や関連団体、その他の支援団体などとの協働の可能性を含め、早急に計画をまとめる予定です。その活動を直ちに開始できるよう、まずは緊急支援募金へのご協力をお願いいたします。
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代表者メッセージ
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このページに辿り着いてくれて、ありがとうございます。YMCAせとうちの代表太田直宏です。
YMCAはさまざまな災害時に、被災者・被災地に長く寄り添うという方法で、今も全国各地でその働きを継続しています。これは私たちの団体が、「キリスト教主義」を運営の根幹に据えているからです。
「のび太くんを選んだ君の判断は正しかったと思うよ。 あの青年は人のしあわせを願い、 人の不幸を悲しむことのできる人だ。 それが人間にとって大事なことなんだからね。」 これは、しずかちゃんのパパが、娘に贈った餞の言葉です。「しあわせ=仕合せ」。それはのび太くんのように「相手を思いやり、仕え合うこと」だと信じています。自分がして欲しいと思うことを人にする、そんな精神に満ちあふれた社会こそが「しあわせな社会」なのです。人の喜びや痛みに鈍感になってしまったわたしたちは、自分のことしか考えられない世の中を一生懸命つくってきたのです。いまこそ、他人事を自分事にできるような「しあわせな社会」をつくりたいものです。こどもや若者が、互いに仕え合い、響き合える「のび太くんのような人」となり、被災地におられる方々と歩み続ける、そんな支援活動を行っていきます。どうぞご支援のほど、よろしくお願いします。
寄付金の使い道について
北陸地方で行われるYMCAならびに関連諸団体が行う支援活動に100%使わせていただきます。
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