ご支援の使い道
YMCAせとうちでは、過去20年に渡って、こどもたちの高いレベルでのICTリテラシー獲得が今後重要課題となることを訴え、映画づくり教室や、ホームページ作成教室を通して実践してきました。かつて私たち大人が、紙と筆記用具を使って創造してきたように、現代を生きるこどもたちは、ビデオカメラやパソコンを通して、さまざまな作品を生み出しています。子ども時代にこのような経験を経ることで、将来クリエイターになる可能性も広がってきました。しかしながら、経済的理由でこのような機会を損失してしまうこどももいるのです。そのためにこのこども希望基金を用いて、すべてのこどもたちに門戸を広げてあげたいと想っています。どうぞ、ご支援ください。
経済格差と体験格差
日本の教育格差は、学校外教育で生まれています
文部科学省の「2014年度こどもの学習費調査」によると、家庭が自己負担する教育支出(学習費)のうち、約6~7割が学校外教育費(学習塾や習い事等の費用)であることが明らかになっています。日本では、経済格差による教育格差は、学校外教育で生まれやすくなっています。
貧困の世代間連鎖が、生まれています
親の経済的貧困は、子どもから学習の機会やさまざまな体験活動の機会を奪うことにつながります。教育機会に恵まれなかったことで低学力・低学歴になってしまった子どもは、大きくなったときに所得の低い職業につかざるを得なくなり、更には彼らの下の世代にも貧困が連鎖してしまうのです。
こども希望基金とは
YMCAは、「互いを認め合い、高め合う『ポジティブネット』のある豊かな社会を創る」ことを目的に、さまざまな活動を行っています。 「ポジティブネット」とは、互いの存在や個性を認め合い、高め合うことのできる、善意や前向きな気持ちによってつながるネットワークのこと。課題の多い社会のなかで、それは、生きるためのひとつの選択肢となっていきます。私たちは、グローバルなネットワーク基盤を活かしてポジティブネットを広げ、希望あるより豊かな社会を創ります。
そのために、YMCAせとうちは、せとうち地域の方々と以下の3つのやくそくを結んでいます。 ①「響き愛のこころ」が育つ場を創ります。 ②「違いを理解しあい、共に生きる力」を養います。 ③困難な状況にある方々に寄り添い、課題を解決します。
これらのやくそくを果たすために、YMCAではさまざまなキャンプやユーススポーツなどの活動を実施しています。そしてこれらの本物体験は、こどもたちの育ちの大きなきっかけとなっています。しかしながら、経済的な状況で活動に参加できないこどもたちがいることも事実です。YMCAは、経済的な格差が、こどもたちの体験の格差となることを良しとしていません。そこでわたしたちはこの「こども希望基金」を創設し、経済的に困難にこどもたちにを活動に招待ししています。
すべての子どもたちに、開かれた活動を
このページに辿り着いてくれて、ありがとうございます。YMCAせとうちの代表、QSANこと、太田直宏です。
30年にわたり、YMCAで子どもたちが楽しく幸せに成長していく姿を見守ってきた私は、自身が娘たちの小学校のPTA会長を務めたことで子どもたちの経済格差により、体験格差の現状を思い知りました。そのことをきっかけに、その解決策としてYMCAで学童保育や、ファミリーホームという事業を立ち上げました。また、YMCAから問題を解決してくためにこども希望基金を立ち上げ、活動の門戸も開いてきました。
基金開始から10年、今までたくさんの子どもたちが、この基金を利用して、YMCAの諸活動に参加して、育っています。この基金は、子どもたちにとって無くてはならないものになりました。これからも子どもたちを諸活動に残すために皆さまからの温かいご支援をお待ちしています。
公益財団法人 YMCAせとうち
代表 太田直宏
ひとりがよくなると 世界はきっとこう変わる。
ひとりが「よくなる」と、どんなコトが起きるだろう。
ひとりが「よくなる」と、その人と出会った誰かがうれしくなる。
つまり、その人もきっと「よくなる」。
そして「よくなる」の繰り返しは
社会や世界をよりよく変えていくチカラになると思うのです。
その人と出会った誰かが「よくなる」
そんな出会いとつながりを
YMCAはこれからも大切にしたいと考えています。
「よくなる」の連鎖は
やがて社会や世界を変えていくチカラとなっていく。
そしてきっと平和を形にしていく原動力となっていく。