西日本豪雨支援 リフレッシュキャンプを継続中です
そんな中ですが、YMCA せとうちでは、被災地支援活動を細々とではありますが継続して行っています。 ここに、被災地支援キャンプ終了後、保護者の方からいただいた手紙の抜粋を紹介します。
● 「子ども一人一人に本気で愛情をもって接してくれている姿に、いつも感謝と共に、感動していま す。有難うございます。とても明るいリーダーたちの姿に安心しています。仕事柄、大学生と接するこ とが多いのですが「本当に同じ大学生?」と驚きながら見ています。皆さんとの関わりを通じて、子ど もたちが「リーダーのようになりたい」と思ってくれるといいな~と願っています。」
●「自然の中で体で感じて遊べた事は、とてもいい経験になったと思っています。できれば私も一緒に行って、楽しんでいる様子を見たり、一緒に体験したりしたかったなと思います。キリスト教の礼拝? やお話や歌も、はじめての経験だったので、面白そうに話してくれました(うちは仏教徒なので)。世界には色々な宗教や考え方の人がいる、という話を親子でしました。」
●「被災以降、少し甘えん坊になっていましたが、帰ってきて解散した後、車に移動する時に、荷物を 持ってあげようとすると、「自分で持つから大丈夫!」と言われ、成長を感じられてとても嬉しくなりまし た。なかなか家ではできない経験をさせて頂き、何か一回り大きくなって帰ってきた感じがします。
被災後、色々な支援をいただく機会がたくさんあります。物をいただくこともあったり、このキャンプの 様に心の支援であったり。子供にも支援してもらえるのがあたりまえではなく、本当に感謝して、今度 は自分が他の人にお返しをしていかなくてはいけないと話をしています。まだまだ前の生活には戻れ ませんが、一歩一歩前に進めればと思っています。今回は本当にありがとうございました。」
ユースリーダーの存在が、支えになっています
ここには「今だけ、金だけ、自分だけ」とは真逆の、YMCA ユースリーダーいう「誠実に生きる存在」と の出会いを通して、変革されつつあるご家庭の様子が描き出されています。一見遠回りに見えますが、 「ひとりが変わることは、社会全体の変革に繋がっていく」まさに、ブランドスローガンが具現化するよ うな「希望」を私たちは被災地支援活動の中に見出しています。
私たちの希望の根拠
「希望を希望として人々が共有するとき、今までな かった希望は、「存在」するものとして、私たちの現 実となり得る。その意味で、希望は社会を変革する原動力となり得る」 (東大社研編『希望学 1 希望を語る』、東大出版局、2009 年) と希望学は語っています。つまり、私たちが希望を語り、ここに「ある」ものとして他者と共有する時にこそ、希望はここに「ある」という現実になり得るのです。
「コロナだからできない」という絶望を探すのではなく「コロナだからこそ、希望を語る」ことこそが、私たちの考えるビジョンを実現することになるのです。
ご支援の使い道
私たちは YMCA 運動の灯火をYMCA の希望であるユースリーダーと 共にこれからも絶やさず掲げ続ける使命を荷っていると想っています。 今もそのための募金を集めています。具体的には活動の運営費(こどもたちの宿泊費・移動交通費・食費・活動費)、スタッフの人件費、ユースリーダーの交通費・研修費等に使わせていただきます。どうぞ、ご協力のほど、よろしくお願いします。
願わくば、限りなく、メリー・クリスマス。
新しい年もどうぞよろしくお願いします。 2021年 アドベント