なぜ私たちは活動しているのか

ジンバブエの農村部の子供たちは、生まれた場所による教育格差に直面しています。停電の中でのローソク勉強、壊れた屋根から雨漏りする教室、農作業の後でしか始められない勉強ー。都市部の子供たちと同じ目標に向かって進もうとしても、乗り越えなければならない壁は何倍も高いです。

私たちYume Iziya（ユメイジヤ）は、「夢」（日本語）と「努力から」（ジンバブエの公用語ショナ語）を組み合わせた名に込めた想いの通り、「努力を通じて夢を実現できる社会」の創造を目指しています。それは、教育環境の格差を減らし、子供たちの努力が公平に報われる機会を作ることから始まると信じています。

活動の背景、社会課題について

ジンバブエの農村部では、都市部との教育格差が深刻な課題となっています。カンダバ地域の例を見ると：

中学卒業認定試験の合格率6%にとどまり、都市部との格差が顕著
基本的なインフラ（電気、水、教室設備）が不足
教材や学習リソースが不足

この状況により、農村部の子どもたちは高等教育への機会を失い、低収入の仕事に従事せざるを得ず、貧困の連鎖が継続するという課題に直面しています。

活動内容の詳細、実績について

私たちは、質の高い学習環境の提供により、貧困の連鎖の解消を目指します。
教育環境の基盤整備（インフラ開発）を中心に行い、地域コミュニティと協働した持続可能な支援モデルの構築を目指しています。

【実現したこと】
・ソーラーパネル式電動ポンプの設置
- 885名の生徒への安定した水供給を実現
- 手動での水汲み作業からの解放

【進行中のプロジェクト】
・Grade 7教室の環境改善（2025年12月完了予定）
- 雨漏りのない学習空間の確保
- 壁・床の修繕による安全性向上
- より集中できる学習環境の実現

寄付金の使い道について

2025年12月までのGrade 7 屋根修繕計画 目標金額：300,000円

修繕費用の内訳：

項目 金額（USD） 日本円（160円/USD）
天井ボード（900x3.6m） $367 ¥58,720
木材フレーム（38x38x6m） $160 ¥25,600
梁用木材（114x38x6m） $44 ¥7,040
採光用スカイライト $165 ¥26,400
工事用資材（接着剤、釘、ネジ等） $233 ¥37,280
施工費 $510 ¥81,600
予備費（送金手数料含む） $390 ¥63,360
合計 $1,875 ¥300,000

予備費には以下の項目への対応を含んでいます：

為替レートの変動
材料費の値上がり
送金手数料の上昇
予期せぬ追加作業
悪天候による工期の延長

この修繕により、生徒たちにより良い学習環境を提供することが可能となります。

代表者メッセージ

私は小学生時代の3年間をジンバブエで過過ごし、同世代の子供が物乞いをしている姿を目の当たりにしました。その経験から少しでも子どもたちが努力すれば夢を実現できる環境づくりを目指していきたいと考えています。ぜひ私たちと共にジンバブエの子供達を応援しましょう！

代表　土肥駿介