国際協力NGO「HOPE~ハロハロオアシス」

新型コロナウィルスによるロックダウンで、飢餓におちいり、命の危険にさらされている貧困層・スラムへの緊急支援

支援総額
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目標金額 774,000
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2020年07月31日 23時59分 まで
NGO「HOPE~ハロハロオアシス」は、2004年より、フィリピン・セブ島の貧困層が多く住む村の、スラムの真ん中に現地事務所を構え、スラムの人々と手を取り合いながら、草の根の支援を続けています。 フィリピンでは既に3ヵ月以上のロックダウン(都市封鎖)で、経済活動が停止し、仕事を失った貧困層の人々は、飢餓状態に陥っています。 そんな飢えに苦しむ人々や、スラムの子どもたちへの緊急支援として、現在、炊き出しや食糧の配給を行っています。 スラムの人々の命を、そして、子どもたちの笑顔を守るために、 もしよろしければ、ご支援・ご協力お願いできましたら、幸いです。

「感染して死ぬか飢え死にするかどちらかだわ」

新型コロナウィルス・COVID-19ナインティーンが蔓延し、大変な生活の中、皆さま、無事に過ごしていますか?
ふだんの生活に充分に気を付けて、くれぐれもご自愛下さい。

NGOで支援をしているフィリピンは、今、もう三ヵ月以上に渡りロックダウン状態が続き、外出禁止・移動制限等の措置が続いています。
日本のように自粛要請ではなく、禁止命令です。制限を破ったら罰則があります(下手したら撃たれます)。

もちろん多くの人が職を失ったり、休職になったりしています。

そして、自分がふだん現地で共に生活し、支援しているスラムの人たちは、ほとんどの家庭がその日暮らし、トライシカット、いわゆるチャリンコタクシーや、露店等で日銭を稼いでいます。
しかし外出禁止の今、それもできず、ウィルスへの恐怖と同時に、これからの生活に大きな不安を抱えています。

「お金もお米ももうないよ」
「私たちはこれからどうしたらいいの?」
「今はもう一日一食で、スープだけしか食べられない」
「子どもたちのご飯も、赤ちゃんのミルクももうなくて、どうしたらいいのかわからない」
「もうみんな限界よ」
「このままじゃ、ウィルスに感染して死ぬか、飢え死にするかどちらかだわ」

と、貧困層の人々は、日々、悪化していく現状の厳しさを訴えてきます。

政府から、お米や缶詰等の支給はありました。

しかし、地域によって差もあり、また、それ以前に、その配給だけで生きていかなければならない家庭(おまけにスラムの家庭は基本、大家族です)にとっては、絶望的な配給の量です。

おおまかに言ってしまうと、家族が一週間、なんとか暮らしていける食糧が、月に一度、配給されるかされないか、という状態です。

そして、その少量の配給で、それだけで生きていかなければならない家庭と、貰えれば生活の助けになるという家庭とでは、もちろんぜんぜん状況が違います。

日本の10万円給付と一緒です。「どうしようかな?とりあえず貯金かな」という人もいれば「これでなんとかもう少し生き延びられる」という人だっているでしょう。

明日の命への不安と恐怖

スラムの人々は、もう、「今既に飢えている」状態なのです。

今日明日の不安でいっぱいな貧困層は、とにかく目の前の危機への恐怖にパニックモードになっています。
小さな騒ぎや、不平不満や疑心暗鬼も溢れています。

食糧の配給に行列を作る時など、ソーシャルディスタンスどころじゃありません。

ウィルスへの恐怖もあり、STAY HOMEもわかってはいます。

でも、この切羽詰まった状況の中、「家にいるのはわかったけど、で、どうするの?そのまま死ねばいいの?」そんな状態な家庭がたくさんあります。

ある程度、生活に余裕がある層の人たちは、もっと社会的な考えをして、ロックダウンを受け入れることができるでしょう。
それは感染抑止のために今、必要なことだから、みんな我慢しなければならないと。
同時に、この後にやってくる世界、いわゆるニューノーマルを考えなければならないと。
おそらく、いや、もちろん、この危機を乗り越えるためには、その方がいいと思います。

しかし、「今日食べるものがない」「明日死んじゃうかも」、そんな人たちの叫びを無視することはできません。
今後、餓死や自殺が世界で問題になるかもしれません。
​生活の苦しさや、飢えへの恐怖から、暴動や犯罪が増えたりもするでしょう。

個人が悪いのか社会が悪いのかわかりませんが、現実は現実です。
今ある目の前の危機を乗り越えていかなきゃならない。
現時点で、お金も食べ物もなくて死んじゃいそうな家族に対して、
自分は、現地を支援する国際協力NGOの代表として、いったい今、何ができるのか、現地の声を聞きながら、状況を判断しながら、試行錯誤しています。
同時に、自分のあまりの無力さにうちひしがれています

「もう限界よ」

「もう少しこんなんが続いたら飢え死にしちゃうんだけど」

スラムの人々は今、切羽詰まった救いを求めています。

そんな社会の底辺の目線から物事をとらえることも必要だし、社会は、そして人々の意識は、そんな暗闇の中でもがいている人々をも、切ってしまってはいけないと思うのです。

​それに、コロナウィルスへの感染がもう他人事でないように、飢え死にだって、まったくの他人事ではないはずです。
「自分はとりあえず大丈夫」だから言える大人な意見と、「それどころじゃない」から言ってしまう個人のわがまま(?)と、そのどちらにも理解ができたら、寄りそうことができたら、と思っています。

そして、今、
おそらくそのどちらも間違ってはいないのです。

「戦う相手は政府や制度ではなくウィルスだ」
「今はみんなで我慢して耐えよう」
「STAY HOME」

それはもちろん正しいです。
ただ、その言葉も影響も結果も重みも、人それぞれ、違うのです。

今、実際に、飢えに苦しみ、その命を失いかけている人々がいます。

それは、

ただの遠い国で出来事ですか?

自分には関係のないことですか?

そんなことないですよね、

それは、、、

同じ時代を、同じこの地球で生きる、誰もが同じように大切な、かけがえのない生命の叫びであり、まぎれもない、世界のひとつの現実なのです。

自分の周りの当たり前は、すべての人たちにとっての当たり前ではないのです。

STAY HOMEということで、日本では、TVとかでコメンテーターが、「まあ、今の時代はネットもTVもあるから、何とかそれを活用して」とか、サラっと言い、芸能人がYoutubeで動画をアップしたり、リモート授業や、Webでの会議や飲み会が奨励されていたりします。

しかし、フィリピンのスラムでは、まず、そのネット環境がありません。

当たり前の話ですが、インターネットにだってお金がかかるのです。

食糧も文明的な娯楽もなく、ただ家族が寄り添って、この危機に耐え、苦しんでいます。

​日本では、在宅での時間が増え、家庭ごみが増えていると言っています。ですが、ここでは、ゴミを拾って生活する子どもたちがいます。

そうです。

自分の周りの当たり前は、すべての人たちにとっての当たり前ではないのです。

命を守りたい

幼い子どもたちは、おそらく、今、世の中で何が起きていて、どうして毎日のご飯がちゃんと食べられないのか、よくわかってもいません。

世の中の流れに取り残され、支援も届かず、
何も起きないまま、飢えて死んでいくとしても、人々は、ここでは、それを、受け入れるしかないのです。

その中で、私たちは、とにかくできる限りの支援活動を行っています。

そして、同時に、

今、自分はただ、ただ願っています。

みんな、

生き延びて下さい。

お願いします、、、

と。

感染の恐怖と飢えに苦しみながら、

それでも賢明に生きる、

そんなスラムの人々の、

かけがえのない、その命を守りたいのです。

飢えに苦しむ人々のために

NGOでは、現在、フィリピン・セブ島にて、飢えに苦しむスラムの人々への支援活動を行い、困窮家庭への食糧支援や炊き出しを行っています。

主催のNGO「HOPE~ハロハロオアシス」は、2004年より、フィリピン・セブ島の貧困層が多く住む村の、スラムの真ん中に現地事務所を構え、スラムの人々と手を取り合いながら、草の根の支援を続けています。

飢餓に苦しむ子どもたちや、人々のための緊急支援として、今後も、いくつかのスラムで、炊き出しや、食糧の配給を続けます。

スラムの人々の命を、そして、子どもたちの笑顔を守るために、
もしよろしければ、ご支援・ご協力をお願いできましたら、とても助かります。

私たちには、ほんの小さな力しかありません。

特別なことも、奇跡も、何も起こすことなんかできません。

こんな小さなことしかできません。

でも、こんなことしかできなくても、

こんなことが、この、飢えた人々にとって、とても、必要なのです。

とても、とても、大切なのです。

目の前で消えていく命を、少しでも、できるかぎり、救いたい。

ただ、それだけです。

子どもたちの、何かにすがるような、こんな寂し気な瞳を、もう、見たくないのです。

だから、

ずっと、そばで、寄り添って、

手を、差し伸べ続けます、、、

支援金の募集

NGOでは、現地の支援のために、支援金の募集をしています。
支援金の使い道は、スラムの人々への食糧と生活物資の配給です。

現在、既に支援は始まっていますが、今後、継続していく資金が不足しています。
今後の支援活動の予定として、生活な困難な家庭、約150世帯に対し、お米や缶詰等のおよそ一週間分の食糧、洗剤や石鹸等の生活支援物資を、6月末と7月に、予定しております。

また、山奥のスラム(2カ所)における炊き出しを、週に2回行います。

その今後の支援活動のうち、配給3回、炊き出し12回について、以下に、おおよその費用の内訳を記載しました。

よろしくお願い致します。

①米6~10kg(世帯人数によります)を150世帯:130000円×3回
②缶詰や麺類8~10個(同)、石鹸や洗剤等、150世帯:80000円×3回
③炊き出しのお米と具材(約300人分):12000円×12回

計:774000円

こちらについて、今回のクラウドファンディングで、ご支援をお願いしたいと思っています。

もしよろしければ、ご支援・ご協力お願い致します。

現在の活動と今後について

支援金の利用される活動は、クラウドファンディングが終了してから行われるのではなく、現在、既に行っている支援活動を継続していく形となり、そして、支援金は、その費用の補助として使用されます。

また、もしも、現在の目標金額設定より多くの支援金が集まった場合は、支援する人数をもっと増やすことができますし、配給の継続期間の延長もできます。また、炊き出しの回数を増やしたり、その炊き出しに少しのおかずを添えてあげることができるかもしれません。

もしよろしければ、あたたかい気持ちを、スラムの飢えている子どもたちにプレゼントしてあげて下さい。

また、ロックダウンが解除後も、もちろんしばらく経済は混乱していると思いますし、一度失った仕事をまたすぐに探せたり、再開できたり、もしくはすぐにお金を稼げたりできるわけではありません。
その暮らしがすぐには元通りになりません。

8月以降の支援につきましては、現地のロックダウンの継続の状況から判断し、行っていきますが、おそらく、もうしばらくは継続していくことになると思います。

そのためにも、ぜひ、ご協力お願い致します。

先行きの見通しは決して明るくないですが、

今は、

まずは、現在行っている、「今、必要な、緊急支援」を続けていきます。

スラムの人々の命を、そして、こどもたちの笑顔を守るために

今、できるかぎりの支援を行います。

もしよろしければ、ご支援・ご協力お願い致します。

※下の写真は、先日行われた山岳スラムでの子どもたちへの炊き出しの様子です。
久しぶりにお腹いっぱい食べられたご飯に、子どもたちは大喜びでした。
ふだんは、子どもたちは、ほとんど裸のような恰好で暮らしているのですが、
この日のために、NGOで支援した服を、みんな、わざわざ着てきてくれました。
ほんのささやかな支援かもしれませんが、今後もこうして、子どもたちへ、たとえ小さくても、夢と希望を届けていきたいと思います。

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