はじめに…

はじめまして!
特定非営利活動法人夢ノ森伴走者CUEです。
はじめに、僕自身のことについてお話させてください。
僕は小学校6年生の時に社会活動家の方のお話を聞いたことをきっかけに、行政へのアクションやごみ拾いなどの自分にできる行動を始めました。
中学生の時に一人で活動することの限界を感じ、高校生になってからは『高校生エシカル推進委員会』を立ち上げ、兵庫県内の高校生約50名で協力して自分たちでイベントを開催したり、自分の得意なことと環境活動を掛け合わせた活動(環境ラップや環境ソング、環境漫才や環境キャラクター作成、コスプレ)を行ってきました。
中学生の時から活動を続ける中で、気候変動を解決するためには国連のスローガンにある「地球規模で考え、地域で行動する」必要があると感じています。
地域で行動するためには、まず自分の住む地域にどんな問題があるのかを知る必要があります。
そしてどのように行動したら解決できるのかを実際に体験できる場所があれば、自分なりの社会活動や生き方を考えるきっかけになるのではないか?
そして僕は、高校を卒業してすぐにNPO法人夢ノ森伴走者CUEを設立しました。
具体的な活動について

①若い世代による、荒廃した里山の整備→里山を舞台とした、中高生教育カリキュラムの開発
成果主義と常時接続が求められる社会で、多くの若者が疲弊しています。一方で、環境活動はしばしば「木を植える」といった単発のイベントに終わり、その本質が見失われがちです。私たちは、これら二つの問題に、同じ一つの答えを提示したいと考えています。
本プログラムの教育ゴールは、「社会を変えるヒーロー」を生み出すことではありません。そうではなく、社会に絶望せず、誰かを切り捨てず、自分自身を壊さずに、それでも世界と関わり続けられる人を育てること。私たちは、そんな「しなやかな主人公」を一人でも多く社会に送り出したいのです。
これは、困難を乗り越えて「強くなる話」ではありません。むしろ、弱さや葛藤を抱えたままでも、他者や社会と「関わり続けられる人になる話」です。
なぜ今、このような教育が求められているのでしょうか。その答えは、現代を生きる若者たちの心の色彩と、忘れられた里山の現実に隠されています。



若者たちが抱える「心のあり方」
私たちは、若者一人ひとりが抱えている感情や内面の状態を、とても繊細で個別性の高いものとして捉えています。
それらは決して単純な性格や態度の問題ではなく、これまでに経験してきた環境や出来事の中で身につけてきた、生き延びるための選択でもあります。
強い言葉や攻撃的な態度の裏には、期待して傷つかないための防御があり、
冷静さや距離感の奥には、感情を押し殺してきた過去があります。
明るさや場を和ませる振る舞いは、周囲の空気を守るために自分を後回しにしてきた結果であり、
「いい人」であろうとする優しさは、誰かのために我慢を重ねてきた積み重ねでもあります。
こうした心のあり方は、本人の弱さではありません。
むしろ、その人なりに必死に考え、選び続けてきた「生き方の痕跡」です。
けれど、それぞれが異なる背景や感情を抱えたまま、無理に同じ方向を向かされたり、調和することを求められたりすると、かえって自分や他者を傷つけてしまうことがあります。
大切なのは、違いを消すことでも、同じ色に染まることでもありません。
それぞれが自分の感情や輪郭を保ったまま、安心して存在できること。
そして、混ざり合わなくても、孤立せず、隣にいられる関係性があること。
私たちは、若者たちに必要なのは「変えられること」ではなく、
自分のままでいても大丈夫だと思える場所と、関係性なのだと考えています。

忘れられた里山の現実
一方で、日本の里山もまた、深刻な課題を抱えています。多くの植林活動が「植えっぱなし」に終わり、グリーンウォッシュだと批判されるケースは少なくありません。植えた後の森は、鹿などの獣害に遭い、放置すればマイナスサムになってしまうのが現実です。
本当に森を再生させるために必要なのは、木を植えるという一過性のイベントではなく、獣害対策のフェンスを地道に設置するような、継続的な**「守る」活動**なのです。
一人の若者の心が、誰にも見守られずに輪郭を失っていくこと。一本の木が、誰にも守られずに枯れていくこと。この二つの静かな悲劇は、同じ根を持っています。それは、継続的な「関わり」の欠如です。この二つの課題に、私たちは同時に取り組むことができるのではないでしょうか。

②困ったときにお互いが助け合える地域コミュニティの拠点づくり
人と人が年齢を超えてつながるための地域サロン「cafeむすびめ」を兵庫県姫路市夢前町の老人ホーム「光寿園」にて運営します。

メニューについては、地域の特産品を使用したものを学生が中心となって考案しています。
「cafeむすびめ」では、出会いやつながりが自然と生まれていく様々なしかけを考えています。
その一つが、「LIFE NOTE」です。
各テーブルにノートを置き、自分のやりたいことや困りごと、最近会ったうれしかったことなどを書いてもらうことでお客さん同士や、お客さんと店員がつながることを目指します。
「LIFE NOTE」を書いてくれた人にはお会計が少し安くなったり、「地域掲示板」に自分の困りごとを掲載することで解決できる人とマッチングすることができたりといったメリットを用意しています。
また、「お母さんに食べてもらいたい、温かくて優しい味」をテーマに限定20食のおむすびランチも開発中です。

「cafeむすびめ」を通して、世代を超えた人と人との「出会い」と「つながり」を生み出していきます。
③「環境ラップ」を交えた講演会活動やフィールドワーク「イマココ」実施
小学生から活動を続けてきて僕自身が感じた、「今の社会で起きている様々な問題は僕たちの日々の選択次第で解決できる」ということを環境ラップを交えてお伝えします。
また、高校生〜大学生向けに提供している沖縄フィールドワーク「イマココ」は、社会課題を「知識」ではなく「自分ごと」として体感することを目的とした、体験型・対話型の学びのプログラムです。
正解や結論を教えるのではなく、参加者一人ひとりが、自分は何に違和感を覚え、何を大切にして生きたいのかを見つけていくことを重視しています。

兵庫県の環境問題対策についても、講演会活動を通して伝えていきたいと考えています。
講演会は基本無料、県外や兵庫県内でも夢前町から距離がある場合には、交通費のみいただいて全国どこでも伺います。
私たちの活動は、まだまだ始まったばかり。
あなたと一緒に作り上げる伴走型で、事業を前に進めていきます。

キーワードは、「つながり」と「循環」
私たちは「つながり」と「循環」を大切にしたいと思っており、里山整備を通した自然の循環を取り戻すこと、つながりカフェを通して人と人とのつながりを生み出していきたいと思っています。
自分1人の力で何ができるの?
そんな考えから社会問題解決のために行動できない若者は多いことが、18歳若者意識調査から分かります。
1人ではできないことでも、様々な技術や知恵を持った仲間がいれば、つながりがあれば成し遂げることができる。
そんなつながりをまずは地域から生み出し、それが社会問題解決への一歩を踏み出す勇気となる。
様々な社会問題や地域課題を取り上げ、体験できる「きっかけ」をつくることで、自分に合った社会活動の形を一緒に探していきます。
また、将来的には自然循環や人と人との循環以外にも、資源循環や人生の循環など夢前町を舞台に様々な循環を生み出し、それぞれの循環が噛み合うことで地域が活性化して世代を超えたつながりがどんどん生まれていく。
そんなつながりから助け合いが生まれていき、生きる活力や、自分の夢を叶えたり、社会活動を始めたりするための活力となる。
全てのいのちにやさしさがいきわたる社会を目指して、活動を続けています。
「助けて」に答えられる人でありたい。
最後に、僕自身の想いです。
僕は不器用で、まっすぐにしか走れない。
何かを成し遂げた人でもないし、答えを持っているわけでもありません。
今も迷うし、間違えるし、うまくいかないことの方が、ずっと多いです。
それが、当時も、今も変わらない、僕という人間です。
そんな僕を、近くで支えてくれる仲間がいました。
仲間と一緒に活動する中で、僕は1つの結論にたどり着きました。
それは、人は「正しいから」動くんじゃない、「一人じゃない」と感じたときに、動き出す
ということです。
誰かに背中を押されたからでもない。導かれたからでもない。
ただ、同じ場所に立ってくれる人がいた。
逃げても、黙っても、ここにいていいと思えた。
その小さな安心が、次の一歩を生んでいました。
だから僕は、誰かを変えようとは思っていません。
何かを教えたいわけでも、答えになりたいわけでもありません。
「一緒にいよう、やりたいことを諦めないでやり続けよう」
そう言い続けたいだけです。
そうやって、優しさは人から人へと循環していく。
これを、僕の目の前で、仲間たちが何度も見せてくれたんです。
この優しさが循環していく状態こそが、「平和」の正体なんじゃないかと思っています。
同じ答えじゃなくていい。同じスピードじゃなくていい。
分からなくても、できなくても、ここにいていい。
ただ、一緒に生きる。
それが、僕の活動する原動力です。
10ヘクタールの里山を整備しているのは、中高生が失敗を恐れずに思いっきり挑戦できるフィールドをつくるためです。
沖縄でフィールドワークをするのは、教科書の外に出て、自分の足で世界を感じ、自分の言葉で考える時間を届けたいからです。
老人ホームで「Cafeむすびめ」を開いているのは、「ちょっと困ってる」に気づいて、そっと手を差し出す関係を取り戻したいから。
地元のお米や食材を使ったおむすびランチも、「売れるかどうか」より、「自分のお母さんに食べてもらいたいか」を基準にしています。
そして、おたすけまん活動。
名前もつかないような「助けて」を、見過ごさないで拾い上げることが、僕の在り方です。
僕が今日、ここに立っている理由は、いたってシンプルです。
これからも、仲間と一緒にいたいから。
そして、この場所で生まれる「優しさの循環」を、次の世代にも、ちゃんと手渡していきたいからです。
これが、「気がついたら一緒にいた」仲間とすでに動き出している物語です。
さて、はじめの問いに戻りましょう。
あなたにとって、人生が変わる「きっかけ」ってなんですか?
僕たちはこれからも、誰かの人生を変える「きっかけ」をつくり続けます。
それは、ここまでお話を読んでくださったあなたとつくっていきたい。
あなたに伴走していただけることが、僕たちが活動を続ける最高の励みとなります。
ご支援、ご協力をよろしくお願いします。
代表 向山 遥温

「月額おむすび」会員とは?
毎月の活動費寄付を通して私たちの活動を支援する月額サポートプランです。
月額おむすびという名前は、人と人がつながる「おむすび」という意味が込められています。
僕たちの活動は、月額おむすび会員のおかげで成り立っています。
僕たちの様々な「きっかけ」をつくる活動に、ご支援よろしくお願いします。
| 12,000円(1むすび×1年間) | 世代間交流拠点「cafeむすびめ」で毎月提供する「むすびめコーヒー」を月20杯×1年間提供することができます。 |
| 36,000円(3むすび×1年間) | 小学生向け里山イベントを1回開催することができます。 中高生向けの教育カリキュラムを1人に届けることができます。 |
| 60,000円 (5むすび×1年間) | 学生交流会を年間3回開催し、里山での環境保全活動や学生企画イベントを実施することができます。 里山整備イベントの際にスタッフと参加者全員に保険をかけ、みんなが安全に山へ入ることができます。 |
| 120,000円 (10むすび×1年間) | 沖縄フィールドワーク「イマココ」を実施し、5人の高校生~大学生に社会問題の事実を肌で体感してもらうことができます。 |
また、僕たちの実施する中高生向け教育カリキュラムへの個人・企業協賛も受付しております。
寄付ボタンから「今回のみ」を選び、個人協賛/企業協賛をお選びください。
ご支援、よろしくお願いします!



