日本最大の食中毒被害「カネミ油症事件」半世紀経っても続くこの問題を、今この世代で変えたい

支援総額

1,670,000円

16%

目標金額 10,000,000円

サポーター

63人

終了しました

2024年02月29日 23時59分まで

募集終了

日本最大の食中毒被害を出した「カネミ油症事件」が起きたのは1968年。福岡県北九州市にある「カネミ倉庫」が製造した「食用米ぬか油」に猛毒のダイオキシン類（PCDF）が混入。福岡、長崎など西日本で健康被害が広がり、患者は推定3万人とされています。 50年経った今でも基本的な追跡調査さえ実施されていないこの油症事件は、母親の「へその緒」を通じて、子や孫、ひ孫に至るまで、被害が続いています。今、私たちの世代で問題を解決するために、問題の真相を伝える映画「母と子の絆～カネミ油症の真実」の製作を決意しました。製作の中で、油症患者の当時のへその緒を調査し、母親から子や孫に毒性が伝わることの事実の証明をする「へその緒プロジェクト」を実施します。「へその緒プロジェクト」を含む映画の製作・公開を通して、多くの方にこの問題を知っていただき、被害を訴える全ての人に救済を届けたいと考えています。

HOME

活動報告

¹⁶

応援コメント

²⁷

2023-12-28 17:13

カネミ油症被害者支援センター初代事務局長藤原寿和さんからのメッセージをいただきました。

「カネミ油症事件はまだ終わった事件ではない」映画のプロデューサも務める藤原さんの決意をご覧ください。

私は、カネミ油症被害者支援センターの初代事務局長を務めている、藤原寿和と申します。今日は、カネミ油症事件に関して私が映画を制作することになった経緯とこれからの課題についてお話しします。

▽私のメッセージ動画はこちら
https://youtu.be/v--Sarb5cws?s...

私がカネミ油症事件に深く関わることとなったきっかけは、1987年に矢野トヨコさんが出版された「カネミが地獄を連れてきた」を読んだことです。
この本に触れ、衝撃と感銘を受け、すぐにトヨコさんに会いに行きました。それが、私がこの事件に関わるようになった始まりでした。

この事件について調べると、まだ解決していない多くの問題があるしていることが分かりました。被害者は未だ存在し、適切な治療も受けられていないのです。

今後の重要な課題としては、診断基準の見直しと法律の改善が挙げられます。
3世代にわたる患者さんがいる可能性が高く、未認定の方々の発見と、全ての患者さんが登録されるような制度への変更が急務です。

私たちの映画「母と子の絆〜カネミ油症の真実」製作プロジェクトは、これらの問題を映像を通して伝え、理解と支援を広げることを目指しています。

私たちの想いに共感してくださった方は、何卒、クラウドファンディングへのご支援をお願いします！

この映画を通じて、カネミ油症事件の持続的な影響と被害者の声を世に伝え、必要な変化をもたらしたいと考えています。皆様のご支援を心よりお待ちしております。