国際女性デー特別企画ハッピーギフト第3弾「私の生理と向き合おうプロジェクト」
我々は、コロナ下で生活に困窮した女性を応援するため様々な支援を行ってきました。
昨年度実施したアンケートでは、生理用品の購入に苦労したことがあると答えた方が8割に上りました。また、ホルモンバランスの乱れなど生理の不調についてのコメントも多く寄せられました。
しかし約2割の方が、「どこにも誰にも相談できていない」と回答しています。
こうした声を受け、昨年度から発展した取組として、下記の協働事業者と連携したプロジェクトを実施することとしました。
このプロジェクトを通じて、ひとりひとりの女性が、ライフステージや環境に応じたケアが選択でき、安心して暮らせる社会の実現を目指しています。
プロジェクトの概要
①「選べる生理用品」のお渡し
税込年収250万円以下の方々を対象として、下記のどちらかの生理用品を選んでもらい、3月8日以降にお渡しします。
・生理用ナプキン(約半年分)、上限:200名、お渡し方法:申込者へ直送
・月経カップ(インテグロ㈱取扱商品)、上限:100名、お渡し方法:薬樹薬局(6店舗)にてお渡し(取扱い方法や衛生面等の説明を薬剤師から行います)
※生理用品のお申し込みについては、1月中旬以降に横浜市男女共同参画推進協会(フォーラム南太田)HPでご案内予定です。
②LINEを活用した健康相談(薬樹㈱)
身近な相談ができる所として、同社の既存の仕組みを活かしたLINEによる健康相談等の窓口を開設します。相談内容(健康相談以外の生活課題等)によっては、関係機関と連携のうえ対応します。
※申込者および関係機関から紹介を受けた方(人数制限なし)の利用とします。
③協働事業者
公益財団法人横浜市男女共同参画推進協会、薬樹株式会社、インテグロ株式会社、社会福祉法人横浜市社会福祉協議会
寄付金の使途
皆さまからのご寄付は、全額を300名分の「選べる生理用品」の購入費用と配送費用として使わせていただきます。
お渡しする対象者は、経済的に困窮している方(税込年収250万円以下)としています。
皆さまのご寄付が、ひとりひとりの女性が社会の中で力を発揮する支えとなります。
ご協力をよろしくお願いします。
【スケジュール】
1月31日まで:希望者の申込締切
2月28日まで:寄付金募集終了
3月8日以降:生理用品のお渡し(配送または各店舗にて)
ヨコ寄付は、「ヨコハマで、すぐヨコへ。」をコンセプトに、寄付金を活用し、既存の制度やサービスでは対応ができない課題の解決を目指す取組です。この取組を分かりやすく伝え共感の輪を広げ、官民問わず多様な立場の方々と連携し、地域共生社会の実現を目指しています。
横浜市社会福祉協議会 ヨコ寄付特設サイト
横浜市社会福祉協議会は、令和4年度寄付月間アンバサダーに就任しました。
※寄付月間は、「欲しい未来へ、寄付を贈ろう。」を合言葉に、12月の1か月間、全国規模で行われる啓発キャンペーンです。詳しくはこちら
コロナ禍において、全国の社会福祉協議会が行った生活にお困りの方への貸付事業の実績は実に380万件、1兆4320億円にものぼりました。
こうした状況の中、市民や企業の皆様から様々なご寄付をいただき、食の支援や学習支援、そして生理の貧困への対応をきめ細かく行うことができました。人の生活の支えになるのは人が人を思う気持ちなのだということを実感しています。
まだまだ厳しく、不安定な生活状況の方々に生理用品をお渡しするため、今回も寄付金を募集いたします。皆様のお気持ちをしっかりと届けてまいります。ご協力をよろしくお願いいたします。
社会福祉法人横浜市社会福祉協議会 会長 荒木田 百合
領収書について
クレジットカードによる寄付の場合、領収日はお申し込み受付日やカード決済振替日ではなく、横浜市社会福祉協議会入金日付けとなります。12月中にお手続きいただいたご寄付でも、令和5年発行の領収書となります。
ただし、銀行振込の場合は、本会入金日付け発行の領収書となります。
※横浜市社会福祉協議会に対するご寄付は、特定寄附金に該当し、税制優遇措置の対象となっています。確定申告を行うことで、所得控除と税額控除のいずれかを選択することができます。なお、年末調整では寄附金控除を受けることはできませんのでご注意ください。
昨年度の取組
令和3年度も、国際女性デーに合わせ、441名へサニタリーショーツ(吸水ショーツ)を配布しました。
・寄付金実績:1,509,000円、96件(企業・団体4、個人92)
・申込時にアンケートを実施し、調査報告書を作成
・横浜市男女共同参画推進協会、横浜市社会福祉協議会の協働事業として実施
・横浜FCシーガルズより、応援動画の協力も実施