人道危機から2年。今なお増え続ける犠牲者。
2022年2月24日以降、人々の平穏が奪われてしまってから依然として戦火は収まりません。戦闘は膠着状態に陥り、特にウクライナの東部と南部ではいまだ激しい戦闘が繰り広げられています。
2023年11月までにウクライナ国内で死亡が確認された民間人は1万人(このうち子どもは560人以上)、負傷者は18,500人と一般市民の犠牲者も増え続けています(国連発表)。
報道の数は減っていても、ウクライナで空から降る爆弾やドローンの攻撃は、2022年2月よりも今のほうが多く、その数は約1.4倍*です。戦闘の激しさは収まるどころか悪化しており、現地の人々の生活は、どんどん追いつめられていています。
*出典:ACLED
戦争で家が壊れ住む場所がない人、大切な家族を失い悲しみから抜け出せずにいる人、長い避難生活で明日の食事にも困る人、心の安定を保つことが難しい人など、1,800万人以上が、今この瞬間にも何らかの支援を必要としています。
ADRAがこれまでに支援を届けた人数は1,200万人以上
ADRAは、これまでウクライナ国内および周辺国に避難する人々1,200万人以上に、生きるために最低限必要な水谷食料のほか、衛生用品、薬の配付、現金給付、避難場所の確保、安全な場所や医療機関への移動、心のケア、越冬支援など、16の分野において支援を届けてきました。
これらの活動は、世界中から集まった寄付金や助成金でおこなってきました。温かいご支援のもとで、大切な命をつなぐ人道支援に取り組んでこられたことを感謝いたします。
しかし、ウクライナへの支援は当初の1%以下に
引き続き大変な状況にあるにもかかわらず、ADRAウクライナ人道支援への寄付の総数は当初の1%以下にまで落ち込んでいます。
また、例えば「ウクライナ」というキーワードの検索件数は、2021年10月と比べると2022年10月では55%減少しており、世間の注目も下がっています。
ギリギリの状態の中、支援と心の支えとなる希望が必要です。
人道危機から2年が経つ今、支援を届け続けることは簡単ではありません。
それでも、水や食べ物を届けたときに、受け取った方の顔に浮かぶ安堵の表情を見ると、今、支援を止めるわけにはいかないという思いが強くなります。私たちが届けているものは希望そのものだからです。
私たちは、現地の方々に支援を届けると同時に、ウクライナの人を想って植えられたひまわりが大輪の花を咲かせていることをウクライナの人々に見せられたらと考えました。
それよって、困っている人を助けたいと思っている人が世界にたくさんいるということを伝え続け、希望を届け続けたいです。
ADRAひまわりプロジェクト 〜みんなで咲かそう1万本〜
ウクライナの国花であるひまわりは今、平和への願いや希望のシンボルになっており、ひまわりの絵が戦争で傷んだ町のあちこちに描かれています。
1,000円以上のご寄付でキャンペーンに参加し、日本で1万本のひまわりを咲かせて、応援の気持ちを届ける1人になってくださいませんか?
「今は大変な状況かもしれないけど、日本でも皆さんのことを想ってこれだけのひまわりを咲かせたよ」
「つらいときは一人じゃないよ。日本から応援してるよ。」
そんなメッセージを込めたひまわりは、きっとウクライナの人々にとっても力になります。
咲かせたいひまわりの数は、1万本。
1万という数字は、ウクライナで亡くなった民間人の犠牲者の数でもあります。
ひまわりを咲かせることで彼らへの追悼の想いも重ねたいと思います。
ひまわりプロジェクト参加方法
<STEP1> 1,000円以上のご寄付をして本キャンペーンに参加
1,000円以上のご寄付で、<一袋約10粒>のひまわりの種をお送りします。
ご自宅のお庭やプランター、植木鉢はもちろん、企業・団体・学校の方のご参加も大歓迎です!ぜひオフィスや事務所、学校の花壇に植えて、みなさんで育ててみてください。
花壇の大きさに合わせて1袋以上をご希望される場合は、ご寄付の際に必要な数を備考欄でお教えください(ひまわりは、20~30cm間隔に2~3粒ずつ種まきするのが一般的です。まく場所が決まっていない場合は、7.5~9cmポットに土を入れ1ポットに2~3粒ずつまいてください)
<STEP2> ご自宅にひまわりの種が届く(4月ごろ)
ウクライナの子どもたちが描いた絵の袋でお届け予定です。
<STEP3> ひまわり種を花壇や植木鉢にまく(5~6月)
種をまいたあとは、水をあげながら育ててください。
<STEP4> ひまわりの花が咲いたらSNSで報告する(8~9月)
8月〜9月ごろに花が咲いたら写真を撮り、ウクライナの人々に届くようにSNS上で「#ADRAひまわりプロジェクト」をつけて、応援メッセージとともに投稿してください。
9月30日までに、X(旧Twitter), Facebook, Instagramで投稿いただいた#つきの全ての投稿を取りまとめ、ADRAウクライナ支部に送らせていただきます。
<ご自身で育てるのが難しい方へ>
ご自身でひまわりを育てるのが難しい方は、ADRA JapanがADRA畑で代わりに育てますのでご安心ください。ADRA畑でのひまわり育成をご希望の方は、ひまわりの種をADRAに託すプランでご参加ください。
ウクライナの方々に、1万人の1万本のひまわり畑を見せたいです!
以下の画像はひまわりプロジェクトへの参加者が増えるたび花が咲いていきます。(1週間に1回〜3回程度更新)
少しでもウクライナの方々に何かできたらとお考えの方は、ぜひ私たちのプロジェクトの仲間になっていただけると嬉しいです。
ひまわりプロジェクトでいただいたご寄付の使途
いただいたご寄付は、ウクライナにて生きるために最低限必要な水や食料などのほか、衛生用品の配付、医療品の提供などの医療支援、心のケア・外国語習得サポートなどの自立支援など、一人ひとりに寄り添いながら、変化し続ける人々の状況・心境に合わせた活動に大切に使わせていただきます。
ADRAのウクライナ支援の特徴
1)誰も取りこぼさない
ADRAでは、現在、支援に入ることのできるNGOが少ない戦争の最前線の地域を中心に、最も厳しい環境に身を置く人々に支援を届けています。
例えばドネツク州では、過半数の地域が占領され、絶え間ない砲撃とインフラの損傷が続いており、被害が最も深刻です。人道支援を行なう団体にとっても困難を強いられるエリアにて、ADRAは昨年の12月末に、食料と衛生用品が入った箱を1,320箱配付しました。
(この時の受益者の平均年齢は53歳。多くの人々が安全な都市に避難し、高齢者がこの地域に残されています)
今後もこの地域での活動を続けながら、住む高齢者など移動が困難な人のために、個別訪問できる体制を強化し、食料や衛生用品、救急セットなどの配付や、現金給付を一人ひとりに届けていきます。必要性の高い電話での心理ケアの実施も予定しています。
(ADRAは戸別配達を行っている数少ない団体の一つであり、受益者や自治体から高い評価を受けています)
2)周辺国に避難している方々にも生活の再建を
住み慣れた故郷から避難を余儀なくされた難民の数は、2023年12月31日時点で約640万人*。命からがら逃げてきたにも関わらず異国での生活はとても厳しいものです。
*出典:UNHCR OPERATIONAL DATA PORTAL / Ukraine Refugee Situation
生活資金が不十分な上に、適切な仕事や仕事の間子どもたちを預ける場所を見つけることが難しく収入を得ることができていません。加えて戦争の長期化で、政府や民間団体による食料や居住などの支援が減少しています。
ADRAでは、スロバキアやポーランド、モルドバなど、ウクライナからの避難者が暮らす国々で、食料や衣類、衛生用品などの物資配付のほか、避難先の言語の習得サポートや就労相談など、人々の生活を支える支援に取り組んでいます。
ウクライナの隣国スロバキアでは、国境近くでの受入支援をはじめ、現在は生活支援に切り替えた活動に取り組んでいます。食料等の物資の配付のほか、社会心理ケア、子どものプログラムを提供する避難民支援センターの運営をサポートしています。
ジョージアでは昨年、子どもの多い世帯や世帯主が女性の家庭など、社会的に弱い立場におかれている家庭を優先させながら、現地のスーパーマーケットで利用できる商品券を361世帯に配給する支援を行いました。
ウクライナの人々にとって、元の生活の方が良かったことは間違いありませんが、お互いに助け合える環境があることで前向きになれるという声が上がっています。
現地の方からの声
食料と衛生用品の支援を受け取った1人の男性は言いました。
「私たちのことを忘れずに、支援を届けてくれるADRAに大変感謝しています」
先の見えない状況で、今日を生き抜く人々に必要とされる支援を届け、また復興への道を人々が力強く進んでいけるよう、一人ひとりに寄り添った支援を続けなければいけません。
支援を通じて、困っている人を助けたいと思っている人が世界にたくさんいるということを伝え、希望を届け続けたいです。
人道危機から2年が経つ今、ひまわりプロジェクトへのご参加をお願いいたします。
ADRA Japanについて
ADRAは、世界約120国に支部を持つ世界最大規模の国際NGOです。ADRA Japanはその日本支部として1985年に設立され、途上国や災害被災地において、人種・宗教・政治の区別なく、自然災害や紛争の被災者、医療を必要としている人々、教育を受けられない女性や子どもたちなどに、自立を助ける支援や緊急支援を届けています。
寄付金控除(税金優遇)のご案内
ADRA Japan は東京都から認定を受けている「認定 NPO 法人」です。ADRA Japanへの ご寄付は、寄付金控除の対象となります。例えば、10,000円を寄付すると所得税のうち3,200円〔(寄付金合計額-2,000 円)×40%〕が返ってきます。詳しくはこちらをご覧ください。
※住民税の寄付金控除については、各自治体によって異なります。詳しくはお住まいの市区町村の税務担当課にお問い合わせください。
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