避難生活が続いています
トルコ南東部で2月6日に発生した大地震から3カ月。隣国シリアと合わせて5万6,000人超が犠牲になった被災地では、復旧・復興に向けた努力が続く一方、今も多くの人々が仮設住宅やテントで不自由な避難生活を送っています。
AAR Japan[難民を助ける会]は発生直後から食料や毛布などの緊急配付を実施し、現在も中長期的支援を視野に活動を継続しています。
緊急支援物資を配付
これまでの支援
・7日:シャンルウルファ県でシェルターに身を寄せる家族に毛布と子ども用おむつを届けました。被災者には幼い子どもが多く、親たちからは「厳しい寒さの中、どうすることもできずにいました。子どもたちの分だけでも毛布をもらえて本当に助かります」という声が聞かれました。
・8~9日:何とか用意したパスタやオリーブなどの食料詰め合わせ、毛布、下着セットを配付しました。しかし、ニーズが高い子ども用ミルク、医薬品や衛生用品などが不足しており、子どもを抱えた家族が途方に暮れる姿も見られます。
・14~16日:衛生用品(液体石けん、歯磨き、ウェットティッシュ)と生理用品、おむつ、調理済み食品セット(オリーブ、チーズ、ジャム、チョコレートクリーム)を配付しました。
・21~22日、食料セット(小麦粉、コメ、豆類、パスタ、お茶、調味料など)、赤ちゃんセット(ベビーフード、おむつなど)、下着や生理用品を届けました。配付した農村の地区では、震災で大きな被害が出たうえに、道路が寸断されて支援が届かない「陸の孤島」の状況がいていました。
・3月6日:3つのキャンプ村に食料詰め合わせ、衛生用品・生理用品、子ども用おむつなどを配付。
「力をお貸しください」
AARはトルコ国内で1999年北西部地震、2011年東部地震の緊急支援を実施したほか、2012年よりシリア難民支援を継続しています。
国連機関はトルコ・シリア両国で被災者が最大2,300万人に上ると推計しており、中長期的な支援が求められています。AAR Japanのトルコ被災地支援へのご協力をよろしくお願い申し上げます。
ご支援の使い道
トルコ地震の被災者への緊急支援活動に活用させていただきます。
<想定している使いみち・支援活動の例>
・食料、飲料水、毛布、衛生用品などの物資配付
・現地調査など支援調整費
※調査の上、支援現場で必要とされることに基づき、支援を届けていきます。
AAR Japanは 日本生まれの国際NGOです
AAR Japan[難民を助ける会]は日本で発足した国際 NGO です。国内と海外の両方で、紛争・災害あるいは障がいによって社会的に弱い立場に置かれた人々、追い詰められた人々に支援を直接届けます。
1979年の発足以来、65以上の国や地域で支援を届けてきました。現在は6つの活動分野を軸に、日本を含め、世界16カ国で活動しています。
AAR Japanにご寄付いただくと最大で寄付額の約5割が戻ってきます。
AAR Japanは東京都により認定NPO法人として認定されており、 ご寄付は寄付金控除の対象となります。詳しくはこちらから。
被災者への支援活動に、皆さまのご協力をどうぞよろしくお願いいたします。