未来の世代に恥じない、公正で持続可能な社会を創るため、2010年末にアクト・ビヨンド・トラスト(abt)を立ち上げてから15周年を迎えます。皆さまからのご寄付をもとに、これまでの助成事業の実績は、2025年度までの累計で230件を超える企画に対し、総額約2億7500万円の支援を行なってきました。
ところが、東日本大震災(2011年)による福島第一原発事故を受けて導入された「原則40年、最長60年」という運転ルールは骨抜きとなり、老朽原発の再稼働が進められています。また、欧州などで使用が禁止された農薬が日本ではむしろ規制が緩められ、法制度の抜け穴を通して次々に新農薬を認可するなど、生態系への影響や子どもたちの健康を懸念する市民の声が届かないのが現状です。日本の未来はけっして楽観できません。
abtは、こうした問題に正面から向き合い、たとえ地道であっても現状を変えるために、これからも粘り強く活動を続けていきます。原発や農薬の問題を残して《このまま死ねるか!》と感じている皆さまのお力添えをお願いいたします。
ぜひとも、未来の世代に負の遺産が引き継がれないよう、abtの仲間になってください!
2025-08-11 08:00
abt活動紹介 特設noteでの新連載『オーガニックくえすと』更新中!

「ネオニコチノイドって何?」「難しくってよくわからない!」というみなさま、「びお子さん」と一緒に、探求の旅に出てみませんか? 新しく始まった『オーガニックくえすと』では、びお子さんが専門家のもとを訪ねて、動画と物語で難しい話をやさしく解きほぐします。
究極の塩むすびを作ろうと思い立ったびお子さんは、お米に使用されている農薬が気になりました。その農薬はネオニコチノイド。環境や人体への悪影響が心配されている農薬です。農薬がなければ、農産物は作れないのでしょうか? 疑問の解決のため、びお子さんは「オーガニックくえすと」の旅に出ます。
▼旅立ち篇(1)「せっかくだから『特別』なお米」
▼旅立ち篇(2)「呪文を解き明かす!」
▼旅立ち篇(3)「ネオニコチノイド系農薬ってなんだ?」
▼第1回「教えて! 鈴木さん――お米はネオニコなしで作れないの?」
▼第2回「教えて!八田さん──ネオニコは洗っても落ちないの?」
▼第3回(1)「びお子の自習大作戦『ネオニコチノイド 静かな化学物質汚染』を読んだよ!」
▼第3回(2)「びお子の自習大作戦『ネオニコチノイド 静かな化学物質汚染』の著者に聞いてみよう! この農薬、どうして禁止にならないの?」
▼第4回「教えて! 馬込さん――お米が私のもとに届くまでって?」
▼第5回「教えて! 今井さん――農薬ナシでお米や野菜をつくるのってどうですか?」
▼第6回「教えて! 杵塚さん――地元でオーガニックマーケットを始めた理由って?」
これからも続くびお子さんの旅。連載の今後にご期待ください!