公益財団法人あいちコミュニティ財団

「介護の未来を拓く若者基金」若者と介護福祉業界をつなぐ新しい制度づくり

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若者と介護福祉業界をつなぐ新しい制度作りを目指し、2022年度よりスタートした”介護の未来を拓く若者基金”。本来なら10万円程度かかる受講費・交通費が受講者やそのご家族の自己負担がゼロとなる「介護職員初任者研修」では、スタートして2年で40名の高校生が介護職員初任者研修を修了しました。その後、学業との両立を前提としながら介護福祉施設で奨学生として実務経験を重ねることで、経験とスキルを身につけます。「介拓アワード」では研修や実務経験で学んだことを振り返りや、将来の展望について見つめなおし自身の想いを発表します。この活動を通して、多くの若者が自らの未来へと歩みだしています。  2022年は有志の福祉事業者が全額費用を提供しておりましたが、2023年はコングラントを経由し支援してくださった皆さまの寄付金と、有志の福祉事業者の資金提供により開催することができました。この活動を継続し、より発展させていくために、皆さまのご支援をお願いします。

活動・団体の紹介

あいちコミュニティ財団は「みんなで志金を持ち寄り」愛知県内の課題を「見える化」し、課題に取り組む「非営利団体(NPO)」に「必要な志金の流れをつくり」また、団体の「組織基盤強化する」ことを目指す財団です。

当財団で、冠プログラム「介護の未来を拓く若者基金」を設置しています。賛同者を募り団体への助成や活動を行っています。

私たちが解決を目指すもの

1. 若者の奨学金問題
奨学金という名の借金漬けにしてしまう、今の大学進学。
給付型奨学金もまだ対象は限られた一部。単に、無償にすればいいのか?
給付されるのは大学入学後。受験費用など最初に支払うお金は各家庭で準備。

2.様々な要因による体験的機会の減少
こどもの貧困、ヤングケアラー問題、不登校やひきこもり、コロナ禍等による体験的機会、将来につながるキャリア教育の機会が減少。

3. 介護福祉をささえる人材の不足
自らの家族、自身にも必ず老いは訪れる。すべての人が何らかのかたちで介護福祉に向き合うことになるにも関わらず、福祉イコール3Kという偏見があり、興味を持ってもらいづらい分野。

4. 若者の介護・福祉に関する知識や視点の不足
利用者さんやご家族から「ありがとう」と直接感謝の気持ちをもらえる、やりがいのある仕事であり、学歴を問わず、経験とスキルを身につけることで資格取得のチャンスを得ることができ、興味の深堀ができる仕事だが、介護福祉の仕事のやりがいや将来性についてはあまり知られていない。

これらを前向きに解決へ導かせるプロジェクトです。

「介護の未来を拓く若者基金」で取り組みたいこと

「進学したいけど、高額な学費の負担が壁に感じる。」
「貸与型の奨学金をたくさん借りるのは不安。」
「自分の力で、自分の未来を切り拓きたい。」
そんな思いをもつ学生に、自分の未来を自分で開拓していく道を提案したい!
という想いから生まれました。

参加する学生のメリット
POINT01
介護・福祉の現場で働く「奨学生」となり、自分の学費や生活の資金を得るとともに、 将来につながる経験やスキルを身に着けることができる。

POINT02
学生に特化し体験的なプログラムで構成した介護職員初任者研修。本プロジェクトに参加する団体等の拠出により本来なら10万円ほどかかる受講費・交通費が無償!

POINT03
奨学生としての活動を評価、表彰する制度を設けています。評価に応じた給付型奨学金で進路への準備を後押し!

若者が介護福祉にかかわり、自分と社会の未来を切り拓く取り組みへぜひご支援・ご協力を賜りますよう何卒宜しくお願い申し上げます。

活動内容の詳細、実績について

初任者研修
介拓
インターン
奨学生
アルバイト
参加者
修了者
離脱理由
2022年7月
18名
17名
コロナ感染
3名
8名
2023年5月
7名
5名
体調不良
本人都合
5名
2023年7月
19名
18名
学校との
兼合い
2名
8名

代表者メッセージ

戸枝 陽基
公益財団法人あいちコミュニティ財団 常務理事

生きにくさを感じている高校生に、かつてヤングケアラーだった自分に勧めたい。
僕も、今ならヤングケアラーと呼ばれていたのかなと、最近思っています。元々目が悪くガンの再発を繰り返した母、7人の兄弟、結核で働けなくなった父、生活保護費での暮らし。
今考えると大変な家族でしたが、僕はその家族しか知らなかったので、生きにくかったけど、特に恨んだりもせず、バイトに励み奨学金を確保して大学に進学して今があります。
そんな高校生だった、当時の僕に勧めたいという想いで企画したのが、このプログラムです。福祉の世界をのぞき、未来を自分で拓くことが出来る場所。どうか皆様のご支援をお願い致します。

【参加団体】

社会福祉法人むそう/一般社団法人アスバシ/特定非営利活動法人アスクネット/
公益財団法人あいちコミュニティ財団/特定非営利活動法人地域福祉サポートちた/
特定非営利活動法人ゆめはーと/一般社団法人日本福祉協議機構
特定非営利活動法人外国人就労支援センター/特定非営利活動法人ほっとほーむよっといでん

ご支援の使い道について

【単発・毎月・毎年のご契約で寄付いただいた場合】
①若者に介護・福祉のスキルを身につける機会、介護・福祉について学ぶ場を提供することを目的とした活動費(資格取得の為の講師費用、広告、参加者への奨学金、交通費等)として使用します。
②当財団で応援している団体「一般社団法人アスバシ」では”介託奨学生プログラム”を企画しています。介拓奨学生プログラムでは介護福祉の魅力を体感しながら、意欲的に学ぶことができる工夫を詰め込んだカリキュラムで、高校生に特化した介護職員初任者研修取得を目指します。
 研修修了後には”介拓アワード”を開催し、介拓奨学生が自らのあゆみや経験を発表します。優れた奨学生に贈る賞状・賞品・活動学び支援金(奨学金)の費用として寄付金を活用させていただきます。
③伴走者やアドバイザーに謝金を支払います。
 助成団体には、より成果をあげ、助成終了後も継続して活動できるよう「一緒に考え、一緒に活動する伴走者」や「専門的なアドバイスをいただくアドバイザー」を派遣します。伴走者には3万円/事業・年、アドバイザーには2万円/回の謝金と、交通費実費をお支払いします。
団体を支援するために必要な事務費に使います。
④寄付金の30%を事務費として活用させていただきます。
 事務費には、人件費、通信運搬費、印刷費、旅費交通費、会場費、ボランティア保険加入費、伴走者のコーディネートにかかる費用等が含まれます。
⑤現在一団体のみを対象としていますが、今後この取り組みが活発化した場合、大学生を対象としたプロジェクトや、他の地区に展開する等、同じ目的で活動する別の団体への助成にも寄付金を活用させていただきます。
 

毛受 芳高
一般社団法人アスバシ 代表理事

一石二鳥のチャンスで自分の未来を開拓!
コロナ禍で家庭の収入が減ったり、様々な社会体験の機会がなくなったりして、将来や進路選択に不安を抱える高校生が増加しています。介護福祉の現場を高校生の進路の資金獲得と、将来につながるスキル獲得の「一石二鳥」を狙うのが本プログラム。介護福祉に最初から関心がなくても大丈夫。この説明会や研修に参加するだけで、この分野の面白さや可能性がわかるように設計されています。介護福祉サービスは、誰もが必ずお世話になるもの。ここで知っておいて損はありません。高校生のアルバイトが国家資格取得やスキルアップに直接つながる「介拓奨学生プログラム」で、自分の未来を自分の力で切り拓く。そんな高校生を一緒に応援してくださる方をお待ちしています。

寄付金の優遇制度について

公益財団法人あいちコミュニティ財団は、運営組織、経理、活動内容、情報公開を適切に行なっているかどうかの厳しい審査を経て、公益財団法人となりました。
私どもへのご寄付は、税制上の優遇措置(所得控除、税額控除等)が適用されます。
本プロジェクトを通じて寄附を行う場合には、以下の税制優遇を受けることができます。

個人の場合

2,000円以上の寄附をされた方は、寄付金受領証明書を添えて確定申告を行うことで、所得税に関する優遇措置として「税額控除」か「所得控除」のうち有利な方を選択できます。一部の住民税についても優遇措置の対象となる場合があります。

法人の場合

「寄付金特別損金算入限度額」の枠が適用され、当該限度額の範囲で損金算入ができます。

※詳しくは自治体や所轄税務署、国税庁のウェブサイト等をご覧ください。

領収証の発行について

確定申告を行う際に、当団体が発行する領収証が必要となります。
ご寄付の決済またはお申し込み時に発行の有無を選択いただけます。
税制上の優遇措置を受ける際には、名前もしくは団体名・住所が必要となりますのでご注意ください。

ご留意事項

領収書は、当団体へ入金が確認された後に送付させていただきます。
そのため、領収書発行日はお申し込み受付日や決済口座からの振替日ではなく、各カード会社から当団体への入金日付となります。

団体情報
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このページは寄付・ 会費決済サービス
コングラント」で作成されています。
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