活動・団体の紹介
私たちの団体は、2019年から不登校など何かしらハードルを抱えた子どもたちの支援から活動を始めました。
不登校の子どもたちの支援をする中で、児童養護施設出身の子や経済的に困窮している家庭の子どもたちに出会ってきました。
そこで、困難を抱えている程、支援機関には繋がりにくいと実感し、当時、ネットニュースで話題になり始めていた「トー横キッズ」の福岡版、「警固界隈」での調査を始めました。
調査をして分かったことは、家に居づらかったり、経済的に困窮していたり、何かしら困難を抱えているにも関わらず、支援機関に繋がれていない子ども・若者が多いということでした。
そこで、2022年7月から、警固公園での夜回り(アウトリーチ)での活動を始め、居場所(フリースペース)を行ったり、面談・同行支援(病院・役所・警察など)や学習支援を行っています。
2023年5月に法人化し、2025年3月からは福岡県の南にある久留米市でも夜回りを始めました。
活動の背景、社会課題について
現在の子ども・若者たちが抱えるハードルは多様かつ複雑です。
例えば、「子どもの貧困」という課題一つを取っても、
朝ごはんを食べずに学校に行くというような生活習慣や、
友達が持っているようなおもちゃが買えなかったり、友達と一緒に外出して遊びに行くことが出来ないことによって、
人とのつながりが薄くなったりというような関係性の喪失にまでも影響を及ぼします。
私たちが取り組んでいるのは、あてもなく街中を彷徨っているいる若者たちです。
そこには、家や学校に居場所がなく、集まってくる若者たちが集まり、コミュニティとなっています。
それと同時に、売春や大麻などその場所で犯罪に巻き込まれることもあります。
私たちは、福岡県内の若者(12-29歳まで)を対象に活動を行っています。
彼らは、不登校であったり、高校中退をしていたり、非行をしたことがあったり、障がいを抱えていたりと何らかの生きづらさ・ハードルを抱えながらも、
どこの相談・支援機関にも繋がれていない場合が多いです。
また、家庭に課題がある子も多いのが現状です。
彼らとしっかりと信頼関係を築き、腰を据えて伴走をしていくことを目標に活動をしています。
活動内容の詳細、実績について
2019年9月に不登校生向けの家庭教師の事業を開始、より困難な子ども・若者にリーチすることを目的とし、2022年7月から福岡市の警固公園での夜回りを実施。
2023年5月にNPO法人化。
2025年3月から福岡県久留米市での夜回りを実施。
メディア掲載
・KBC「アサデス」(2022年12月16日)
・読売新聞(2023年5月20日)
・NHK(2023年7月21日)
・朝日新聞(2023年7月27日)
・Yahoo!ニュース(2023年9月4日)
・西日本新聞(2024年3月17日)
・TNC「記者のチカラ」(2024年6月6日)
・NHK「ロクいち!」(2024年9月4日)
・毎日新聞(2024年11月28日)
・朝日新聞デジタル(2025年4月11日)
など
代表者メッセージ
ページをご覧いただき、ありがとうございます。特定非営利活動法人あいむ代表理事の藤野荘子です。
あいむが大事にしていることの一つとして、「一緒に雨に濡れる」という考えがあります。
ある統合失調症の当事者の方の言葉なのですが、「困っている時に、傘を渡してくれるのも嬉しいけど、一緒に雨に濡れてほしい時もある」という言葉です。
今は、様々な相談窓口があり、丈夫な傘、大きな傘、軽い折り畳み傘、色んな傘を渡そうとしてくれます。
けれど、一緒にそばで、一緒に揺れながら考える。
「彼氏が出来た!」と言われたら、「〇〇ちゃん、男に捕まると精神的に不安定になるから、気をつけてよ」と言う。一緒にごみ屋敷の片づけをする、しかも一人につき何回も(笑)
時に揺れながら(というか、いつも揺れながら)、共に生きていく。
「一緒に歳を取る支援」を大事にしています。
寄付金の使い道について
夜回りをする際に若者に配る食品や生活用品の購入、急性期的な支援(緊急的にホテルなどの宿泊場所を手配)、居場所の開催費用など当てさせていただきます。
1000円/月:夜回りで3人に1回軽食が配れます
3000円/月:夜回りで20人の子たちに1回お菓子が配れます
5000円/月:1人の宿泊支援ができます
10000円/月:居場所が半日開催できます