活動・団体の紹介
NPO法人みんなのトイレマッププロジェクトは、「障がいの有無に関わらず誰もが地域で明るく過ごせる社会づくり」を目的に、2025年5月に設立されました。前身の活動では、宮城県石巻市内150箇所以上の多目的トイレをデジタル地図化した「みんなのトイレマップ(https://toiletmap.net/)」を障がい当事者と共に制作し、誰もが安心して外出できる環境づくりを進めてきました。現在は、バリアフリー情報の調査、ITによる可視化、コンサルティングを通じて、「バリアフリーに関する情報を誰かの一歩に」つなげる活動を行っています。
活動の背景、社会課題について
公共性が高い建物のバリアフリー化は確実に進んでいるものの、その情報が十分に共有されていないという深刻な課題があります。どこに、どんな設備があるのかが分からず、当事者や支援者がせっかく整備された環境を活かせていないのが現状です。特に多目的トイレでは、障がいの種類や身体状況によって必要な設備が異なるにもかかわらず、手すりの位置やスペースの広さ、オストメイト対応の有無など、利用者にとって重要な情報が事前に得られないケースが多くあります。その結果、「行ってみないと使えるか分からない」という不安が外出意欲を奪い、社会参加の機会を狭めています。真のバリアフリー社会を実現するには、施設整備だけでなく、情報を正確に「見える化」し、誰もが安心して行動できる環境を整えることが必要です。
活動内容の詳細、実績について
| 当法人は、前身である一般社団法人イトナブ石巻ソーシャルチームの時代に、石巻市内150箇所以上の多目的トイレを調査し、Web地図「みんなのトイレマップ(https://toiletmap.net/)」として公開しました。こうした活動をより広い地域で実現するため、法人化し「仙台版みんなのトイレマップ」の制作を進めています。令和8年度は、市内60箇所の多目的トイレを対象に、車椅子ユーザーなどの障害当事者、介護従事者、学生ボランティアと共に詳細な調査を行い、写真や動画で記録します。手すりの位置や設備の種類など、利用者に本当に役立つ情報を「見える化」し、誰もが安心して外出できる街づくりに貢献して参ります。 |
寄付金の使い道について
いただいたご寄付は下記の通りに充てさせていただきます。
予定金額は、助成加算が含まれたものです。
多目的トイレ調査費用(実際の調査にかかる経費及び、福祉タクシーの交通費)
調査依頼費用(調査のためのチラシ作成、郵送代、電話代)
Webサーバー管理費(サーバーレンタルサーバー管理、ドメイン取得及び維持)
その他
こちらの寄付は赤い羽根共同募金を活用しています
こちらの寄付金は、宮城県共同募金会を通じて、寄付者の応援が直接、指定の団体に届けられるものです。宮城県では、「テーマ型募金みやぎチャレンジプロジェクト」として毎年12月から翌年の2月までの3カ月間実施されます。
【テーマ型募金みやぎチャレンジプロジェクトの特徴】
・赤い羽根の共同募金が運営
共同募金は、戦後間もないころからじぶんの町を良くする「しくみ」として募金運動をおこなってきました。エントリー団体は、共同募金会の審査を得た団体です。
・ご寄付金は税制優遇の対象
個人から共同募金への寄付金は、所得税については「所得控除」または「税額控除」の対象に、住民税については「税額控除」の対象となります。また、株式会社などの法人からの寄付金は「全額損金算入」とされます。
・宮城県内で活動する団体を支援
団体は全て宮城県で活動している団体です。地域に寄り添った小さな活動、地に足付けた活動をする団体に対して直接支援することができます。
【お問い合わせ】
社会福祉法人 宮城県共同募金会
〒984‐0051 宮城県仙台市若林区新寺一丁目4番28号
TEL:022‐292‐5001 FAX022‐292‐5002
E-mail:post@akaihane-miyagi.or.jp



