活動・団体の紹介
「こどもたちのために、日本を変える」。
フローレンスは日本のこども・子育て領域に関わる課題解決と価値創造に取り組む、国内最大規模の認定NPO法人です。
日本初の共済型・訪問型病児保育事業で2004年に設立し、こどもの虐待、こどもの貧困、障害児家庭の支援不足、親子の孤立の課題を解決するため、多様な保育事業を運営するほか、全国で「こども宅食」「おやこよりそいチャット」「にんしん相談」「赤ちゃん縁組」などの福祉事業と支援活動、政策提言を行っています。
フローレンス仙台支社はグループ内唯一の支社で、地方での子育て課題に取り組んでいます。
活動の背景、社会課題について
医学の進歩により、医療的ケア児の数は10年で約2倍に増加し、宮城県内にも333人の方がいます。しかし、地域社会の支援体制は追いついていません。
公的な調査によると、ケアの94.0%を「母親」が担っており、過度な負担と深刻な孤立が長年指摘されています。2025年1月には、福岡市で母親が娘の人工呼吸器を外した痛ましい事件が発生しました。これは支援不足が招く医ケア児家庭の極限状況を象徴しています。
また、医療・福祉など多岐にわたる支援情報が複雑で取得しにくいことが家族の孤立を深めています。さらに、命の維持が優先されるあまり、家族全体の生活の質(QOL)やきょうだい児(兄弟姉妹)のサポートが後回しになり、「体験格差」が生じています。
子どもが子どもらしく、家族が安心して暮らせる社会をつくるため、どうかお力添えをお願いいたします。
活動内容の詳細、実績について
本プロジェクトでは、医療的ケア児家庭の孤独な子育ての解消と社会の認知拡大を目指し、以下の3つを中心に活動します。
1.外出機会と地域理解を広げるイベント
長期休暇期間を中心に医ケア児・障害児家庭向け「医ケア児おやこ映画会」や「医ケア児✕保育園こども食堂」などを開催します。
実績:映画会2023年2回、2024年1回、こども食堂1回、インクルーシブ遠足1回。
2.「医療的ケアが必要な子どもとその家族の生活支援のためのガイドブック~仙台版~」の改訂・配布
複雑な支援情報や行政窓口情報を集約し、病院や行政窓口で配布することで、情報をとどきやすくします。
実績:2023年に発行したガイドブックを最新情報に改訂。発行予定部数1,000部。
3.医療的ケア児家庭への直接支援
看護師など知見のあるスタッフが家庭を訪問し、「医ケア児おやこ給食便」(年間4回程度開催)や直接支援を提供します。
実績:医ケア児おやこ給食便は、2022年からのべ139件
寄付金の使い道について
皆様からお預かりしたご寄付は、「地域で支える!医療的ケア児・障害児家庭応援まざらいんプロジェクト」を支えるために大切に使わせていただきます。
・イベント実施費用:
映画会の鑑賞料や、こども食堂の食材費・会場費、遠足の費用など、家族が笑顔で楽しめる会の原資とします。
・支援ガイド作成費用:ガイドブックの改訂のための作業費や印刷費、より多くの人の手にわたるように告知などの費用に使います。
・宅食費:宅食に用いる食材費や物品費用。訪問支援を行う看護師たちの人件費や交通費、衛生物品に使います。
また、全事業の企画・運営に携わるスタッフの人件費に使わせていただきます。
こちらの寄付は赤い羽根共同募金を活用しています
こちらの寄付金は、宮城県共同募金会を通じて、寄付者の応援が直接、指定の団体に届けられるものです。宮城県では、「テーマ型募金みやぎチャレンジプロジェクト」として毎年12月から翌年の2月までの3カ月間実施されます。
【テーマ型募金みやぎチャレンジプロジェクトの特徴】
・赤い羽根の共同募金が運営
共同募金は、戦後間もないころからじぶんの町を良くする「しくみ」として募金運動をおこなってきました。エントリー団体は、共同募金会の審査を得た団体です。
・ご寄付金は税制優遇の対象
個人から共同募金への寄付金は、所得税については「所得控除」または「税額控除」の対象に、住民税については「税額控除」の対象となります。また、株式会社などの法人からの寄付金は「全額損金算入」とされます。
・宮城県内で活動する団体を支援
団体は全て宮城県で活動している団体です。地域に寄り添った小さな活動、地に足付けた活動をする団体に対して直接支援することができます。
【お問い合わせ】
社会福祉法人 宮城県共同募金会
〒984‐0051 宮城県仙台市若林区新寺一丁目4番28号
TEL:022‐292‐5001 FAX022‐292‐5002
E-mail:post@akaihane-miyagi.or.jp


