石巻中心部に3年前にオープンした「しゅろハウス」。東日本大震災当時、小学生だった子たちが成長し20歳前後の年齢になっていました。震災を機に、様々な困難を抱えながら成長し、懸命に社会の中で生きていた若者たちの声を聴き続けた結果、「居場所」を開けることになりました。決して彼・彼女たちが悪いのではなく、結果として生きづらい環境になっていたという事実。そんな高校生や若者たちに必要なのは、「ハレ(非日常)」と「ケ(日常)」の生活や体験として心の安全基地となる人との出会いです。
一人ひとりの「困った」に寄り添う、食という日常を通して育まれる温かな家庭的な体験と関係性。そして、一人ひとりの「やりたい」を応援する、機会の創出。
それを実現するのが、『しゅろハウス』です。ここに集う中高生・若者がホッとする場を味わい、自分の生きる道を見つけてもらえたら嬉しいです。



