社会福祉法人福井県共同募金会

健康でいきいきと暮らし続けられるプロジェクトの応援金、募集中。

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少子高齢化、一人暮らし世帯の増加、そして、長く続いた新型コロナウイルスの影響で、ひきこもり、不登校など、今、多くの人が頼れる人間関係を持たずに社会的に孤立している人が増えてきています。  なかでも、児童虐待や自殺、高齢者の孤立死など、助けが得られないまま事件となってはじめて顕在化する例が後を絶ちません。  こうした深刻な事態を未然に防ぐためには、行政機関の役割はもちろんのこと、地域の人々の助け合いが大切になります。  そこで、本会では「孤立する一人ひとりに寄り添う支援」をテーマに寄付金を募集し、地域の見守り活動、認知症の家族の支援、引きこもりを防止するための集いの場の提供など、孤立している方々を支える応援募金を募集しています。

わたしたちを取り巻く課題

 総務省の国勢調査によると、福井県では「単身世帯」は一般世帯の約3割を占め、1990年の時と比べると2倍以上増加しています。
 しかも、単身世帯は高齢化の傾向にあり、社会的孤立のリスクが高くなって来ています。

福井県の高齢単身世帯数が10年で10,000世帯も増加

 高齢者の単身世帯とは、65歳以上で同居している家族がいない人々のことを指します。
 人口減少や核家族化が進む中、配偶者の死別や離婚等が原因で単身となる人が多くなり、誰にも頼る人もなく独りで暮らしている高齢者が増えてきています。

 また、社会的孤立は、高齢者の単身世帯の増加だけの問題だけではではなく、いじめや不登校、家族の介護、貧困などからも、だれにも相談できず社会的に孤立してしまう人も増えてきています。 なかでも、児童虐待や自殺など助けが得られないまま事件となってはじめて顕在化する例が後を絶ちません。

 こうした中で、地域での孤立を防ぎ、高齢者や支援が必要な方が健康でいきいきと暮らし続けるには、住み慣れた地域でそうした課題がある人に気づき、つながり、見守る人たちの存在が必要とされています。

孤立する一人ひとりに寄り添う支援を

 誰とも会話をしない、近所づきあいをしない、困った時に頼る人がいない、といった、社会から孤立した状況が長く続くと、生きがいを喪失したり、生活に不安を感じる事にもつながります。
 近所づきあいがほとんどない人、困った時に頼れる人がいない人は、生きがいを感じていない割合が高いという調査結果も出ています。

 近年は、高齢者の詐欺被害の増加や高齢者による犯罪なども発生しており、地域の支えあいを基盤とした、高齢者の孤立を防ぐための活動が重要となっています。

 福井県共同募金では、次のような活動の支援を通じて、誰もが健康で生きがいや役割をもって支え合う地域づくりを目指しています

ひとりで悩んでいる人を助けるための支援を
~福井県民生委員委員児童委員協議会~

 民生委員・児童委員は住民一人ひとりに寄り添い、支援を必要とする人々への見守り・相談活動に取り組んでいます。
 近年、住民の抱える福祉課題は複雑多様化しており、民生委員・児童委員が対応するケースも多岐にわたり困難を増しています。
 そのため、見守り活動を停滞させることがないよう、委員活動に必要な知識や技術を得るために新任民生委員会・児童委員の研修会を開催しています。
 また、地域住民や関係機関に民生委員・児童委員の役割や活動を紹介したリーフレットなど作成し、民生委員・児童委員の活動の必要性を知ってもらう広報支援なども行っています。

 共同募金会では、福井県内の民生委員・児童委員の見守り活動などの研修会などを支援しています。


人生100年時代を自分の足で歩き切る!
せいきコミュニティースポーツクラブ

 また、新型コロナウイルスによる外出自粛で、かなりの中高年は運動不足による体力低下、社会参加不足による認知機能低下などの影響が出てるのではないかと、せいきコミュニティースポーツクラブは警鐘をならしています。

 このクラブでは、地域住民の日々の健康づくりとして、ノルディックウォーク教室※とボッチャ競技の実践を通じて、孤立防止、健康寿命延伸をめざしており、「不幸な孤立をなくす」企画として、勝山市と越前市でレク協会や地区社協など福祉関係者と連携し、家に閉じこもりがちな高齢者や障害者に参加してもらえるよう呼びかけを行なっています。

 この様な、高齢者などの孤立を防ぐとともに、地域でいきいきと元気に活躍できる場の創出にも共同募金は生かされます。

 ※「ノルディック・ウォーク」とは、両手にポールを持ち、両足を使い、腰と肩を使い「4本足」で体のバランスを取り歩くスポーツです。 通常のウォーキングと比べ、ポールを持って歩くことで、転倒不安だけでなく足への負担も減り、効率よく脂肪を燃焼させる全身運動になるというメリットがあります。


認知症を学び、ともに理解を!
~認知症の人と家族の会福井県支部~

 高齢化に伴い、認知症の数は増加の一途をたどっています。 
 2025年には65以上の5人に1人は認知症と推測されており、誰にでもなる可能性がある病気です。認知症を正しく理解し、家族で、地域で支え合えるしくみが必要です。

 2020年の認知症高齢者の数は、福井県では約2.9万人で高齢者全体の約1割、要介護認定者の約7割が認知症といわれています。

 人生100年時代となり、高齢化とともに認知症を発症する確率も上昇し、誰もがなりうる身近な病気となってきました。
 また、少子高齢化・核家族化・女性の社会進出・晩婚化・長寿化などが影響し、家族関係が多様化し介護の担い手も年々変化しています。
 高齢者が高齢者を介護する「老々介護」や認知症高齢者が認知症高齢者を介護するという「認認介護」も増加している中で、孤独に苦しみながら介護し、悲惨な事件も起きています。
 認知症を介護する家族の問題は深刻で、悩みも多く、また社会からも孤立しがちです。

 共同募金会では、認知症について正しく学び、地域全体が認知症の人と家族を支えていくために、認知症の人と家族の会の支援を行っています。


「いきいきと暮らせる地域づくり」応援募金の使い道

福井県共同募金会では「孤立する一人ひとりに寄り添う支援」をテーマに寄付金を募集し、地域の見守り活動、認知症の家族の支援、引きこもりを防止するための集いの場の提供など、孤立している方々を支える応援募金を実施していますのでご協力お願いします。

目標額:750,000円

令和5年度にいただく募金は以下の団体の活動を助成するために活用させていただきます。

団体名応援プロジェクト募金額
(円)
福井県民生委員児童委員協議会新任民生委員・児童委員ステップアップ研修会500,000
公益社団法人認知症の人と家族の会認知症の理解と支援に関する活動150,000
特定非営利活動法人せいきコミュニティースポーツクラブ「いきいき交流デー」で全ての人の健康と福祉支援事業100,000
団体情報
社会福祉法人福井県共同募金会
このページは寄付・ 会費決済サービス
コングラント」で作成されています。
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