
こども達の応援金が必要な理由
福井県において、働く女性が全国トップの割合で活躍しています。一方で、全国的に男女間の賃金格差が大きいことから、ひとり親家庭の場合、女性一人の賃金では子育てや生活に十分な余裕を持つことが難しい状況が生まれています。
さらに、離婚後の養育費の問題では、離婚した子どもの養育費を支払う男性の割合が低く、ひとり親家庭の子どもたちが経済的に苦しむ現実が浮き彫りになっています。
また、福井県ではDVや虐待の件数が増加傾向にあります。
最近の調査によると、児童相談所での児童虐待相談件数が4倍に増加していることが明らかになりました。虐待を受けている子供たちの数が増えているということは、社会問題として深刻な状況にあることを示しています。


私たちは、虐待を受けている子供たちを守るために、家庭や学校、地域社会など、あらゆる場所で力を合わせて取り組む必要があります。
児童虐待をなくすためには、まずは問題を認識し、声を上げることが大切です。
虐待を見つけた場合は、迅速かつ適切な対応をすることが求められます。
子供たちが安心して暮らせる社会を作るために、私たち一人ひとりが意識を高め、行動していくことが必要不可欠です。
そのため、福井県共同募金では、次のような活動の支援を通じて、どの子もひとりにさせない愛ある社会を目指しています。
行き場のない子どもたちへ居場所と食、学びを支援
~シングルマザーの幸せな生活研究所~
不登校やひとり親家庭の子どもたちを対象に、無料学習支援や栄養バランスの取れた食事提供、安心して過ごせる居場所の提供を行っています。
国語や数学、英語をメインにパソコンを使ったICT教育を実施するためパソコン整備と、専門講師が個々のレベルに合わせた指導を行い、子どもたちの興味と可能性を引き出し、学力向上をサポートしています。
また、子育て支援員やスタッフが常駐し、悩み相談や交流を促進することで、子どもたちが精神的な安心感を得て、社会性やコミュニケーション能力を育むことを目指しています。

子どもの笑顔を育み安心して過ごせる居場所づくりを提供
〜子ども支援団体Chairs〜
コミュニティーセンターを活用し、不登校や引きこもりの子どもたちが安心して集い、学び、他校の子どもと交流できる居場所を提供しています。
パソコンやタブレット、書籍、ダーツ、室内運動グッズなどの環境を整備し学習支援を行うとともに、子どもの「好き」や「得意分野を伸ばすための」教室を、講師を招き開催したいと考えています。
また、個別対応の居場所や保護者支援の会を実施するとともに、長期休暇中は開催日を増やして、中高生の静かな居場所を提供していきたいと思います。
子ども若者を応援する募金の使い道
福井県共同募金会では、不登校児やひとり親家庭の子どもたちの居場所や食事、学びの支援、親の事情や児童虐待で家庭生活が困難な子どもを家庭に受け入れ養育する里親の活動、重い病気を抱えている子どもを支える活動を通じて、相談できる場がないことから、悲しい事件がおきないよう「生きづらさを抱える子どもの応援金」を募集しています。ご支援をよろしくお願いします。
目標額:2,650,000円
令和7年度にいただく募金は以下の団体の活動を助成するために活用させていただきます。
| 支援団体 | プロジェクト名 | 募金額(円) |
| 認定特定非営利活動法人 福井県子どもNPOセンター | 表現ひろば事業(演劇ワークショップ&講義) | 500,000 |
| 一般社団法人 シングルマザーの幸せな生活研究所 | 行き場のない子どもたちへ居場所と食、学びの支援事業 | 500,000 |
| 福井県里親会 | 里親子のつながり育成事業 | 400,000 |
| 社会福祉法人 白梅学園 | 妊産婦支援拠点整備事業 | 390,000 |
| 森のアトリエ『きのみくらぶ』 | 意志を育む子どもの手仕事と絵、居場所づくり事業 | 340,000 |
| 特定非営利活動法人 ふくいこどもホスピス | 病児家族に対する支援事業 | 280,000 |
| 子ども支援団体Chairs (チェアーズ) | 子どもの笑顔を育み安心して過ごせる居場所づくり事業 | 240,000 |

