日本にはいま400万近い外国人が住んでいます。その中には難民としての背景を持つ人も少なくありません。世界では紛争や災害、迫害が絶え間なく起きていて、故郷を追われた人は1億人をはるかに超え、現在も増えています。
長く貧困問題に取り組んできた私たち反貧困ネットワークにも近年、そんな移民・難民からの助けを求める声が、ひっきりなしに寄せられるようになりました。
病気になったのに医者にかかれない。家賃を払えず住居を追い出されそうになっている。不当な理由で解雇され仕事がない。お金がない。食べるものがない。寝るところがない。
だれもが安心して暮らせる社会を実現したい。そう考える私たちは、彼らのSOSに応えようと昼も夜もなく支援に奔走していますが、外国人支援の経費がかさみ続けたことで多額の赤字を抱えることになりました。私たちにはお金がありません。このままでは支援が続けられません。団体そのものがなくなってしまいそうです。
人によっては、外国人なんか助けなくてもいいだろうと言うかもしれません。しかし、行き場もなく食うや食わずの人を、肌の色がちがうから、日本語を話さないからといった理由で見過ごしてしまう社会が果たしていいと言えるでしょうか。私たちは、それが日本人であろうと外国人であろうと、困っているすべての人たちと手を取り合って歩んでいきたい。
ぜひとも、反貧困ネットワークの活動にお力を貸してください。



