音楽を通して、それぞれの人の特性を理解しながら、共に同じ空間で、みんなが同じ場所に立って楽しむコンサート。本当の意味でのバリアフリーとは、障がいがある方や子どもを、別室に分けるとか、騒いだら退出させるとか、そういう事はなく、人それぞれの特性を理解した上で、同じ空間で、音楽を通して理解しあうもののはず。
演奏者は、一流のプロ奏者でありながら、どんな状況の人でも受け入れて演奏を聴いて頂くという信念で演奏します。
たとえ障がいがあって、声を上げたり、泣いたりしても、理解したうえで、演奏をして、真の意味でのバリアフリーを実現するコンサートとして開催します。
音楽は、様々な垣根を超えるツールであると考えていて、コンサートをすることで、様々な人が、同じ感動を得て、共感しあって、繋がれたらいいと思っています。
2025-07-08 15:30
「第3回 みんなのバリアフリーコンサート in おおさか」を開催いたしました。

当日は、お天気にも恵まれ、130 名にも及ぶお客様で、大変に盛り上がりました。
今回も会の趣旨に賛同してくださって、沢山の方にご参加いただきました。
3回目という事で、1回目から続けて参加されている方もいれば、初めて参加される方も沢山いらっしゃいました。奈良・神戸・大阪南部からと、遠くから来られた方がいらっしゃったり、社会福祉法人のグループが 20 名近くでいらっしゃったりと、確実にこの活動が広がっていると感じています。車椅子の方、白杖をお持ちの方、知的障害の方、高齢の方、小さなお子様・・等、皆さんが参加して、笑顔になったコンサートだったと思います。
コンサートは、齋藤友紀さんの率いる「チーム YUKI」の演奏を中心に、多彩なゲストで、色々な視点から楽しんで頂きました。ダウン症のマリンバ奏者の多田駿介さん、車いすの三味線奏者 TAKAAKI さん、楽しいジャンベグループのジャラランベさんなど、皆さん聴くだけでなく、一緒に体を動かしたり踊ったり歌ったりと、夢中になって参加して頂けたコンサートだったと思います。皆さんの笑顔いっぱいのコンサートになりました。多くの方からまた来年やって欲しいという声を頂いています。今後も、同様な活動を続けて行けたらと思っています。皆様、ご支援ありがとうございました。
バリアフリーコンサート実行委員長
田中理子