第63回岸田國士戯曲賞を受賞した劇作家・松原俊太郎氏と、これからの演劇界を担う若手として注目される舞台作家・小野彩加と中澤陽の二人によるスペースノットブランクが京都に集まり、コミュニケーションを主軸とした新しい舞台芸術創造の価値を探究します。
これまでも、それぞれ大きく異なる形態を実践しながら、戯曲と上演の関係性を探究し続けてきた両者。今回は「戯曲の執筆」と「上演の構築」の二つの創造行為を同時進行させることを試みます。舞台芸術創造に於ける「劇作家」「演出家」「出演者」という、それぞれの「関係性」の再構築に挑戦する今回のプロジェクトの果ての上演は、観客の皆様の既知と、誰も見たことのない未知との間を、軽やかに往還するような公演となるでしょう。
この度、その実現に向けてクラウドファンディングにチャンレジさせていただくこととなりました。何卒、皆様からご支援を賜りたく、心よりお願い申し上げます。
2023-10-22 07:05
劇作家の松原俊太郎さんより応援メッセージをいただきました。
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クラウドファンディングの実施にあたり、2023年9月、京都芸術センター フリースペースにて上演した『ダンスダンスレボリューションズ』の作と出演を務めた、劇作家の松原俊太郎さんより応援メッセージをいただきました。
スペースノットブランクは KYOTO EXPERIMENT 2022 で上演した『再生数』では映画と演劇の垣根をとっぱらいました。
先日京都芸術センターで上演した『ダンスダンスレボリューションズ』ではダンスと演劇の垣根をとっぱらいました。
ゆくゆくはカンヌとアカデミー賞の、自国と外国の垣根を取っ払っていくでしょう。
私はスペースノットブランクとすでに関わっていますが、まじで会えてよかったと思っています。
劇作家
松原俊太郎 Shuntaro Matsubara
劇作家。1988年、熊本生まれ、京都在住。神戸大学経済学部卒。処女戯曲『みちゆき』(2015年)が第15回AAF戯曲賞大賞を受賞。戯曲『山山』が第63回岸田國士戯曲賞を受賞。主な作品として小説『ほんとうのこといって』『イヌに捧ぐ』、戯曲『正面に気をつけろ』『光の中のアリス』など。2023年度セゾン・フェローⅠ。