第63回岸田國士戯曲賞を受賞した劇作家・松原俊太郎氏と、これからの演劇界を担う若手として注目される舞台作家・小野彩加と中澤陽の二人によるスペースノットブランクが京都に集まり、コミュニケーションを主軸とした新しい舞台芸術創造の価値を探究します。
これまでも、それぞれ大きく異なる形態を実践しながら、戯曲と上演の関係性を探究し続けてきた両者。今回は「戯曲の執筆」と「上演の構築」の二つの創造行為を同時進行させることを試みます。舞台芸術創造に於ける「劇作家」「演出家」「出演者」という、それぞれの「関係性」の再構築に挑戦する今回のプロジェクトの果ての上演は、観客の皆様の既知と、誰も見たことのない未知との間を、軽やかに往還するような公演となるでしょう。
この度、その実現に向けてクラウドファンディングにチャンレジさせていただくこととなりました。何卒、皆様からご支援を賜りたく、心よりお願い申し上げます。
2023-10-24 09:18
芸術文化観光専門職大学 助教の岡元ひかるさんより応援メッセージをいただきました。
クラウドファンディングの実施にあたり、2023年9月、京都芸術センター フリースペースにて上演した『ダンスダンスレボリューションズ』の上演をご覧いただいた、芸術文化観光専門職大学 助教の岡元ひかるさんより応援メッセージをいただきました。
先日『ダンスダンスレボリューションズ』を拝見しました。劇作家、俳優、ダンサー、舞台作家、振付家という役割のどれもが互いに侵食し合うような状況がそこにあった気がします。コレクティブのあり方、言葉と身体の距離やその角度、古典へのアプローチなど、すでにスペースノットブランクの作品と創作をめぐる関心ごとが尽きません。お二人とその協働者たちによる実験的な試みが、多くの人からサポートされることを願っております。
芸術文化観光専門職大学 助教
岡元ひかる Hikaru Okamoto
ダンス研究者。これまで主に言葉を使った振付手法や稽古に関する研究を行ってきた。