関西・大阪21世紀協会

岸田戯曲賞作家・松原俊太郎とスペースノットブランクが新しい舞台芸術創造に挑戦するプロジェクト

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支援総額
275,000
55%
目標金額 500,000
サポーター
37
終了しました
2023年10月31日 23時59分 まで
第63回岸田國士戯曲賞を受賞した劇作家・松原俊太郎氏と、これからの演劇界を担う若手として注目される舞台作家・小野彩加と中澤陽の二人によるスペースノットブランクが京都に集まり、コミュニケーションを主軸とした新しい舞台芸術創造の価値を探究します。 これまでも、それぞれ大きく異なる形態を実践しながら、戯曲と上演の関係性を探究し続けてきた両者。今回は「戯曲の執筆」と「上演の構築」の二つの創造行為を同時進行させることを試みます。舞台芸術創造に於ける「劇作家」「演出家」「出演者」という、それぞれの「関係性」の再構築に挑戦する今回のプロジェクトの果ての上演は、観客の皆様の既知と、誰も見たことのない未知との間を、軽やかに往還するような公演となるでしょう。 この度、その実現に向けてクラウドファンディングにチャンレジさせていただくこととなりました。何卒、皆様からご支援を賜りたく、心よりお願い申し上げます。
2023-10-25 13:07
演劇ジャーナリストの徳永京子さんより応援メッセージをいただきました。
クラウドファンディングの実施にあたり、これまでにスペースノットブランクの上演をご覧いただいたことのある、演劇ジャーナリストの徳永京子さんより応援メッセージをいただきました。

 公式サイトに「コレクティブ」とあるので、劇団という表現は適切ではないのだろうけれど、一旦ここでは許してもらうとして、以前から、日本で一番ラディカルな劇団はスペースノットブランクではないかと思っていた。理由は作品数。まるで息を吐くリズムで、しかも毎回角度の違う身体系哲学作品をつくってくる。けれど「悲劇喜劇9月号」への寄稿を読んで考えを改めた。そこに「俳優として外部に呼ばれると、稽古時間外にせりふを覚えてくる作業を要求される」ことへの疑問があった。稽古初日にはせりふを暗記しているのが俳優のあるべき姿と長く盲信していた私には、目の醒める一文だった。スペノのラディカルさはもっと根本的だった。創作を通して真新しい価値観を提示し、あらゆる前提を揺さぶってくるこの人達に、さらなる注目と応援が集まることを願っている。

演劇ジャーナリスト
徳永京子 Kyoko Tokunaga

朝日新聞に劇評執筆。演劇専門誌act guideに『俳優の中』連載中。ローソンチケットウェブメディア『演劇最強論-ing』企画・監修・執筆。東京芸術劇場企画運営委員。せんがわ劇場演劇アドバイザー。読売演劇大賞選考委員。緊急事態舞台芸術ネットワーク理事。著書に『「演劇の街」をつくった男─本多一夫と下北沢』、『我らに光を─蜷川幸雄と高齢者俳優41人の挑戦』、『演劇最強論』(藤原ちから氏と共著)。

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