私はわたしのために生きる、姥ざかり。
主人公は88歳。米寿を迎え益々意気軒高。“老年期”は、やっと得た自分のための時間!「年寄りらしく生きよ、気兼ねせよとは何事ぞ」「老いては子に従わない。老いてこそヒト様に気兼ねなく、自由に―やりたいことをやり、会いたい人にも会う」「姥よ、今こそ遠慮なく生きよう!」。私はわたしのために生きる、姥ざかり。
コロナ禍の3年間、“高齢者”と呼ばれる年齢層は、感染・発症した際の重篤度の高さから、細心の注意を払い自粛生活を送ってきました。
そこで今こそ、生涯現役の表現者たらんと創作への意欲を失わず、活動を再開した関西在住の俳優陣が「いくつになっても明日を心待ちに生きる」とメッセージをこめ、老若男女に生きる元気を送りたいとこの作品を企画しました。
この作品を通して、老若男女問わずひとりひとりが特別な人生、いくつになっても「日々、ちょっとずつ楽しゅうて。さぁこのつづきはまた明日」と、生涯現役で心ときめかせて明日を楽しみに生きる姿をお届けします。
鑑賞の後、「足取り軽く闊歩していただけるように、皆様の背中をちょっと押せる」そんな作品創りを目指します。
皆様からのご支援を心よりお願い申し上げます。
あらすじ
山本歌子、神戸のマンションで一人暮らしを楽しむ花の88歳。幼少期を戦前・戦中・戦後の動乱、21歳で船場の老舗呉服屋「山本勝商店」に嫁いでから、頼りない夫に代わり、昭和、平成と幾度も荒波に傾きかけた店を支えつつ、三人の息子を育て上げ、夫を見送り、商売を長男に継がせて引退。やっと手に入れた自分の時間を、華道や油絵や英会話にヨガ…旅行、自由にして活発な日々を謳歌している。そんな、今まさに姥ざかり真っ只中の歌子さんと、彼女をとりまく人間たちとの間に展開される、田辺聖子さんが関西弁でユーモラスにして軽妙洒脱に描いた人間模様を、お楽しみ下さい。
公演概要「姥ざかり~2024~」
■会場: 吹田市文化会館 メイシアター 小ホール(吹田市泉町2丁目29番1号)
阪急千里線吹田駅より改札でてすぐ/JR吹田駅より徒歩15分 マップ
■日時: 2024年2月16日(金)~18日(日) ※日時要予約 全席自由席
16日(金) 18:00
17日(土) 12:00/16:00
18日(日) 12:00/16:00 開場は開演の30分前
■料金: 一般3,500円 学生・シニア(70歳以上)3,000円 ※前売・当日とも同料金
■出演者:
和泉敬子・牛丸裕司・宇仁菅真・勝村愛・要冷蔵・久賀大雅・里吉萌亜・多賀勝一・髙瀬一代・多田慎吾・田中孝史・堂崎茂男・成瀨潤・西尾臣示・藤田千代美・松寺千恵美・森畑結美子・杜山碧
《クレジット》
原作:田辺聖子「姥ざかり」新潮社1981年
脚本:駒来 愼
演出:門田 裕
舞台監督:田口 淳
照明:福井邦夫
音響:須川由樹(T&Crew)
制作:関西俳優協議会公演実行委員会
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関西俳優協議会(関俳協)について
関西俳優協議会は1965年に関西在住の俳優の親睦、研修、福祉および活動条件の改善を行い、経済的・社会的地位の向上を図るために設立されました
■設立 1965年12月
■会員数 200名(2023年4月1日現在)
■目的
会員の親睦、研修、福祉および活動条件の改善を行い、経済的・社会的地位の向上を図る。
■主な事業
新人育成と演劇の活性化の為、年間数回の演劇セミナーや、芸術性に優れたエンターテイメントな公演を主催します
会員が主催する公演について新人研修公演と認定し、毎年新人賞を審査し最優秀新人賞を選出、表彰しています
■役員
会長:梅田千絵
副会長:増田久美子・要 冷蔵
事務局長:北川隆一
監事:松田 勲・宇仁菅 真
顧問:西園寺章雄
■構成団体
劇団アルファ・㈱MC企画・劇団往来・大阪放送劇団・オフィス高宮・オフィスビッグ・関西芸術座・キャッチ・Ks’倶楽部・劇団京芸・人形劇団クラルテ・コズミックシアター・劇団五期会・劇団しし座・スターマップ・ドラマックス・チェリッシュ・劇団潮流・ビックワンウエスト・舞夢プロ・マツリカンパニー・演劇集団よろずや・フリークラブ
■関西俳優協議会主催公演
1995年 中国話劇「茶舘」 作/老舎 総演出/夏淳 演出/須永克彦 シアタードラマシティ
【平成7年大阪舞台芸術賞受賞】
1997年 「一身上の都合」 作/森脇京子 演出/田中弘史 よみうり文化センター
1998年 「ふしぎな くろまめ」 作/南条好輝 演出/田中弘史 丹波の森公苑ホール
1999年 御堂筋物語「銀杏並木・永遠に!」 作/西園寺章雄 演出/田中弘史
森ノ宮ピロティホール 大阪労演50周年記念公演
2005年 「頭痛肩こり樋口一葉」 作/井上ひさし 演出/田中弘史 ドーンセンター
2006年 「火男の火」 作/原田宗典 演出/芝本正 A&Hホール
2007年 「踊るシジフォス1615」 作・演出/菱田信也 大阪城音楽堂
2009年 「平家女護島」 原作/近松門左衛門 脚本/東口次登 演出/田中弘史
吹田メイシアター中ホール
2009年 「大坂夏の陣-城は燃えてもオレたちは!-」 作/西園寺章雄 演出/田中弘史
大阪城西の丸庭園特設舞台
2010年 「舞い舞い虫独り奇術」 作/土井陽子 演出/田中弘史 吹田メイシアター中ホール
2011年 「骨よ笑え」 原作/有明夏夫 脚本/西園寺章雄 演出/田中弘史
吹田メイシアター中ホール
2011年 「浪速の夢-城を築くぞ!オレたちの-」 作/西園寺章雄 演出/田中弘史
大阪城西の丸庭園特設舞台
2012年 中国話劇「茶舘」 作/老舎 演出/田中弘史 吹田メイシアター中ホール
2013年 「12人の怒れる男」 作/レジナルド・ローズ 演出/田中弘史 金子順子
吹田メイシアター中ホール
2017年 「人生まわり舞台」 原案・脚本/梅林貴久生 演出/西園寺章雄
吹田メイシアター中ホール 【関西俳優協議会50周年記念公演】
寄付金の使いみちについて
みなさまからお寄せいただいたご支援は、下記の形で使わせていただきます。
会場使用費、脚本費、演出費、舞台監督費、照明・音響費、出演費、稽古場使用費、美術費、衣装費、舞台設営費、チラシ・プログラム制作費、等
このプロジェクトに寄付をすると税の優遇措置が受けられます
アーツサポート関西は公益財団法人関西・大阪21世紀協会が行う取り組みであるため、このプロジェクトに寄付をいただくと税の優遇措置が適用されます。個人と法人のいずれにも適用されます。たとえば個人が3万円を寄付して「税額控除方式」で税金の還付を受ける場合、11,200円が寄付者に戻ってきます。詳しくはこちらをご参照ください。
寄付をしていただく際にご確認いただきたいこと
■このプロジェクトは、アーツサポート関西の2023年度公募助成で選ばれた団体が行う活動です
■いただいた寄付は、公益財団法人関西・大阪21世紀協会への寄付となり、税の優遇措置が受けられます。詳しくはアーツサポート関西ホームぺージ「税の優遇措置について」をご覧ください。
■プロジェクトを行う団体には、いただいた寄付から必要経費10%を控除した金額をアーツサポート関西から助成金として支払います。クレジットカードをご利用の場合はカード手数料分も控除されます。
■プロジェクトが目標額に達しない場合でも集まった寄付金を助成金として支払います。それにより事業規模が縮小されることがありますので、予めご了承ください。
■やむを得ない事情により、プロジェクトが中止となった場合、寄付金は返金せず、アーツサポート関西が行うほかの芸術・文化支援活動に活用します。
■寄付者のご連絡先については、当方の個人情報保護の基本方針に則り、プロジェクトを行う団体からのお礼のお手紙やメール等をお送りするため、当方から団体にお伝えさせていただきます。プロジェクト団体へのご連絡先の開示を希望されない場合は、寄付申込みページの備考欄に「個人情報の共同利用不可」とご記入いただきますようお願いいたします。