AYA世代とは
AYA世代(思春期・若年成人:Adolescent and Young Adult)とは、15歳~39歳までの若い世代を表すことばです。
この年代でがんになる人は年間2万人います。
現在、国による経済的支援が不足しており、経済的負担が重くなることがあります。
「AYA世代とは」わかりやすい動画を下記からご覧になれます。
AYA世代振袖無料撮影会のきっかけ
はじめまして、CANCER PHOTO+代表の西尾菜美ともうします。私は以前がん専門病院で広報の仕事をしていました。そこで多くの最新医療情報やがんという病気のこと、そして、病気と立ち向かう患者さんと医療従事者たちの熱意を現場で見てきました。
ある時、病院内で化粧品メーカーの方が患者さんにメイクをするイベントがあり、そこに旦那さんに車椅子を押してもらいながら病棟から患者さんが参加されました。最初は恥ずかしそうにされていましたが、メイクが終わってキレイになったご自分を見て大変喜んでいました。その姿を持ってられたスマホで撮影すると、とても大事そうに抱えて病棟に戻られました。なにより、笑顔になった患者さんを見たご家族が本当に嬉しそうに笑顔になられていたことが印象的でした。
私は、患者さんの笑顔の写真を撮りたいと思い、フォトスタジオに転職し一から勉強を始めました。そんな時に、AYA世代がんサポートチームの多田先生より、AYA世代のがん患者さんの啓蒙イベントがあるので参加しないかとお誘いを受け、AYA世代振袖無料撮影会の企画を立ち上げました。
撮影会ホームページ https://www.ayacanfurisode.com/
AYA世代振袖無料撮影会とは
20歳〜39歳までのがんを経験したAYA世代の患者さんを対象に女性は振袖、男性は袴姿で写真撮影をし、できた写真をプレゼントする撮影会です。
AYA世代(思春期・若年成人:Adolescent and Young Adult)は、就学・就労・恋愛・結婚・出産・子育てといった人生においてとても大切な時期になります。そんな中、大きな病気をして心身ともに大変大きな負担を強いられます。
我々CANCER PHTO+はそんな治療に向き合っている患者さんや、治療を終えて社会復帰されている患者さんに対して、プロカメラマンを筆頭に、着付け師やヘアメイク、などのプロが集結し最高の笑顔の写真を届けたいと2020年に立ち上げました。
プロジェクト内容
・AYA世代(思春期・若年成人:Adolescent and Young Adult)のがん患者・経験者の方に振袖を着ていただき、撮影し、写真をプレゼントする。
・写真撮影風景及び、参加の患者さんのインタビューやアンケートを行う。
<趣旨>
・写真を通じ、サバイバーの方を元気づける。
・心理的な変化など、効果の測定をあわせて行う。
●その他
<その他情報・特色>
・2021年のAYA世代のがんの啓発イベントであるAYA Week(https://ayaweek.jp/)と連動して実施される。
・効果測定に関し、研究者、医師らのバックアップもあり。
・元がん専門病院の広報担当者(西尾菜美)がカメラマンとなり、前職でのつながりを活かし、医療職・専門職を巻き込むユニークなプロジェクトである。
・撮影場所:フォトスタジオN+(大阪市中央区鎗屋町1-1-11-401)
参加した患者さんからのメッセージ
30代 女性 白血病
私自身抗がん剤を受けている時はどんな容姿になろうとも癌に勝ってやる!と戦闘体制で強い気持ちを持つ事が出来ていましたが、抗がん剤や手術を終えると幸せな悩みなのかもしれませんが、髪型が…とか浮腫が…とか気になる事が増えてなかなか自分の事を好きにならずにいました。
今回撮影会に参加させてもらった事で綺麗にメイクして着付けして頂いて、楽しく会話しながら素敵な写真を撮ってもらって、少しまた自分に自信が持てるようになった気がします。
撮って頂いたお写真は治療を頑張って、その後の人生もしっかり生きていこうとしている私をいつか振り返る事が出来る写真になると思います。
仕事や家事、子育てに追われる毎日ですが華やかな時間をありがとうございました
30代 女性 胃がん
30代前半の時に胃がんと診断されステージも悪くもう人生終わったと思っていた時期もありました。
闘病中は周りや職場からも病気になったことで心無い言葉をかけられた事、考えていたより辛い抗がん剤治療等、多くショックを受けることも多かったです。
今回、撮影会に参加させていただき、体調面等もとても気を使っていただき本当に幸せな時間を過ごし大切な思い出を作ることが出来ました。
着付け、メイク、ウィッグなどとても素敵にしていただきありがとうございました。
スタッフの皆さんもすごく優しく、温かい雰囲気での撮影でリラックスしながら撮っていただき楽しかったです。まだまだ寛解までは長いですが頑張って行こうと思えました。
こんな素敵な機会を与えてくださった、皆様に感謝です!
是非この先もこの活動を続けてほしいと思います。
本当にありがとうございました。
20代 男性 白血病
急性骨髄性白血病。大学を卒業して大学院に入学した2020年4月、主治医の宣告と共に抗がん剤治療を開始しました。副作用で髪は抜け落ち顔は浮腫み、自分の外見に全く自信が持てなくなりました。治療が落ち着いた現在も、髪は戻らず顔は浮腫んでいます。そんな中、このAYA世代撮影会を見つけ、応募させて頂きました。自分の遺影の写真を撮影したかったのと、最後に家族写真を撮りたかったためです。袴を選んで撮影当日を迎えると、西尾さんをはじめ、様々なお立場の方がスタジオで暖かく迎えてくれました。袴に着替えて家族写真を撮影し、傘や扇子を持って個人写真を撮影しました。仕上がった写真を見ると、髪が無い&浮腫んでいる顔でも結構カッコ良く写っているんだなぁ、と感じました。この時、人生で初めて髪の無い自分に自信を持てるようになりました。
ご支援の使い道
ご支援の使用用途に関しましては、(参加者15人分)
着物類(小物含む)約15万円
アルバム(送料含む)約15万円
人件費(交通費含む)約20万円
スタッフ紹介(撮影)
スタッフ紹介(医師/看護師)
着付け師
呉服提供(呉服店丸十)
メディア情報
2021年MBSTV「よんちゃんTV-コダワリ-」https://youtu.be/9BqhSypekS0
・NHKニュース
・朝日放送「おはよう朝日です」
・読売新聞/朝日新聞/毎日新聞「AYA世代がん患者無料振袖撮影会特集記事」
・雑誌STUDIO NOW「NEW PIONNER」特集10月号掲載
・ラジオFMちゃお「AYA世代のアピアランスケア」
2022年
・関西TV「報道ランナー」https://youtu.be/DECnQCTeFa0
・MBSTV「映像'22」”がんのわたしを撮る写真家フォトセラピスト”
・TBS「報道特集」”フォトセラピスト” https://youtu.be/uqc-To6ZWrI
・雑誌Bplatz press~働きながら起業を準備する~10月号掲載
・雑誌STUDIO NOW ~Focus in~11月掲載
・ラジオウメダFM「出でよジャンヌダルク!!」11月出演
・ラジオ大阪「BIGMAMA HOUR 貴女の夢に乾杯!!」12月出演
2023年
・TBS「ドキュメンタリー解放区」 https://youtu.be/wNeYFYtp17A
・毎日新聞「AYA世代がん患者無料振袖撮影会特集記事」
・主婦と生活者WEB雑誌「CHANTO WEB」
「きのう余命宣告を受けました」がん患者撮影〝フォトセラピスト”が語る「カメラによるケアの可能性」https://chanto.jp.net/articles...
・ウーマンズヘルスWEB雑誌
「余命宣告を受けても笑顔に がん患者の「いのちを撮る」カメラの力とは」 https://www.womenshealthmag.co...
・雑誌STUDIO NOW~がん患者の撮影をきっかけに感じた「写真×医療」の可能性~8月掲載
・TV大阪「やさしいニュース」がん患者だけの撮影会 15歳から39歳までの若いがん患者「AYA世代」〜晴れ着姿で今の自分を残したい〜
https://youtu.be/PBSmJ3R3utE?s...