2004年、横浜市の創造都市構想のリーディング事業として始まったBankART1929は、歴史的建造物や港湾倉庫等を文化芸術活動の拠点として活用し、移転を繰り返しつつも、都市とアートを開く活動を継続してきました。しかし2024年11月に横浜市から発表された、2025年度以降のBankART Stationの場所(新高島駅B1F)の運営者公募にBankART1929は採択されず、来年度から市の補助金が打ち切られることが決定、BankART Station 及びKAIKOは今年度末をもって終了することになりました。 20年にわたる横浜市との関係性を変えざるを得なくなった現在の課題として、3月末までに既に決まっている事業を展開しながら2施設を完全撤収するために荷物の移動先と資金を自前で調達しなければならないこと、同時に来年度以降の活動拠点と経済構造を急ピッチで再構築しなければならない、という差し迫った状況があります。
現在のBankARTはこれまで活動を共にしてくれたアーティストやクリエイター、関係者や観客の皆様方とともにつくってきた運動体です。その蓄積を未来につなぎ、さらに自由に拡がっていくため、芸術活動やまちづくりを大切にしている多くの方々と共に活動継続していくために、初のクラウドファンディングに挑戦します。このピンチをチャンスに変えるべく、ご支援の程よろしくお願い致します。
2025-02-10 18:00
島袋道浩さんから応援メッセージをいただきました!

応援メッセージ Vol.30
島袋道浩(アーティスト)
本文はこちら→
BankARTの存続を強く希望します。
そのために何か手伝えることがあれば手伝いたいと思います。
池田さんとは28年前に出会いました。
それ以来、池田さんのアート、そしてBankARTにかける熱情を尊敬していました。
池田さんが亡くなった後を引き継いだ、細淵さん、津澤さんもその池田イズムを継承しつつ、これからのBankARTを素晴らしく継続していけるであろうことを昨年開催させてもらった個展の作業を通して知りました。
そしてその展覧会は僕の35年間のアーティスト生活の中でも忘れられないものになりました。
雨漏りをみつけて、それをそのまま作品にできる場所はなかなかないと思います。
あの作品、池田さんが見たらいつものようにうれしそうに笑ってくれたでしょう。
BankARTは実験ができる場所。挑戦ができる場所。
それはアーティストにとっても、展覧会や企画を考える人たちにとっても。
そして人々が集う場所。
横浜にこだわらなくても、BankARTを必ず続けてほしい。BankARTは必要。
みなさんのご協力、どうぞよろしくお願いします。
島袋道浩
